雑木の処理の救世主!~ウッドチッパーの選び方~
皆様こんにちは。ノウキナビ営業の若林です。
今回はコンスタントにお問い合わせをいただく「ウッドチッパー」をご紹介したいと思います。
近年の環境問題への配慮などから、野外で廃棄物を焼却する「野焼き」は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」により原則禁止されています。例外として、農業を営む上でやむを得ない廃棄物の焼却は認められているものの、苦情や通報されてしまうケースもあるため、なかなか野焼きができない方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなお悩みを解消軽減してくれるのが、今回ご紹介する「ウッドチッパー」です。
ウッドチッパーとは?
主に木材をより細かい木材チップに粉砕加工するための機械のことで、内部に装着されている金属の刃や塊で粉砕物を加工していきます。
果樹の品質を保つための剪定で出た剪定枝や竹林や雑木林の整備の雑木処理に大活躍しています。
粉砕方式
ウッドチッパーの粉砕方法として、大きく3種類のタイプに分けられます。
ナイフ方式
本体側に受刃、ローター側にチッパーナイフと呼ばれる刃を配置し、チッパーナイフと受け刃で粉砕物を挟み込みながら削り取るように粉砕していきます。ナイフ方式のメリットとしては、粉砕効率がよく、処理が早いという点が挙げられます。一方デメリットとしては、刃での粉砕のため小石や釘などの異物が付着した粉砕物には不向きで、定期的なメンテナンスが必要となってきます。
ハンマー方式
ハンマー方式は、先端がクチバシのように尖った金属の塊を用い、遠心力で粉砕物を叩き砕くタイプです。メリットとしては、ナイフと違い刃こぼれの心配がないため、多少の小石や釘が混ざっていても気にせずに粉砕してくれます。一方デメリットとしては、粉砕物が柔らかいと力が逃げ、綺麗に粉砕が不得意で、チップの大きさにバラつきが出てきます。また、金属で叩き砕く粉砕方式のため動作音が大きい難点もあります。
ナイフハンマー方式
こちらは、ナイフとハンマーを両方採用した方式で、ナイフとハンマー両方の良いところを合わせたような粉砕方法です。メリットは、双方のメリットを引き継ぎ、軟材から硬質材まで安定して粉砕することが出来るため、オールマイティーな粉砕方式です。デメリットとしては、ハンマーナイフとの併用とは言え刃物を使用しているため異物に強くはないという点があります。
用途別ウッドチッパーの選び方
竹林の整備を主な目的としての使用を考えている方にはこれ!
ナイフ方式がおすすめ!
竹は繊維質で弾力があるため、竹の処理のみを考えている方はナイフ方式一択です。
釘や小石が付着している雑木の処理を考えている方にはハンマー方式!
解体した木材や泥が付着した廃材もハンマー方式であればガシガシ粉砕してくれます。
特にこれといったものは決まっていないという方にはHNJ-83!
一番人気は汎用性が高いナイフハンマー方式!雑木から竹まで幅広く粉砕してくれます。
まとめ
ウッドチッパーの選び方として一番重要なのは、なんといっても粉砕物がなんなのかという点です。何を粉砕したいのかということを踏まえて3パターンの粉砕方法から選んでみてください。
また、今回フォーカスしてご紹介した粉砕方法以外にも馬力や移動方法、メーカーの違いもありますので、詳しくはノウキナビコミュニケーションセンターにお問い合わせください!きっとお役に立てると思います。