チェーンソーの選び方とおすすめ機種のポイント
こんにちは!ノウキナビエンジニアの山崎です。
チェーンソーは何を基準に選べば良いかご存知ですか?市場に海外メーカーの機種も出回る中、非常に迷う点かと思います。今回は、チェーンソーの購入を考えている人は認知必須の「選び方」「おすすめの機種」についてご紹介します。
チェンソーってそもそも何?
チェンソーは木材の伐採をする機械です。種類は2種類あり、電動式とエンジン式があります。
主に林業などで使われていますが、さまざまな用途があります。
カットをする刃が連なった鎖型の形をしていて、「ソーチェーン」と呼びます。それがエンジンやモーターを動力に回転することにより、木を伐採したり加工したりできます。
チェンソーは、木材だけでなく竹・氷・コンクリート・肉(精肉業)・骨(解体作業)なども使用されます。
刃が剥き出しの状態のまま高速で回転駆動し続けるので、取扱いや安全には十分に注意しなければなりません。
作業の際は、作業者の周りに誰もいないことを確認し、作業者自身もチェンソーをしっかりコントロールし、木材を切る際には、キックバック現象(切断する対象物の角度によって反動がつきチェンソーが作業者側に跳ね返ってくる現象)に注意して正しく取り扱いましょう。使用後、本体は熱を持っているため不意に触って火傷することがないようにしましょう。
チェンソーには、刃の回転部分の潤滑油としてチェンオイルを使用します。
チェンオイルは、摩耗・摩擦による熱の発生を抑え、チェンソー本体およびバーチェンを長持ちさせる役割を持ちます。
スムーズな回転と熱の抑制によって部品の焼き付きを防いでくれます。
チェンソーのメーカーはどこが有名?
国内で有名なブランドといえば、
・やまびこ/共立/シンダイワ
・シングウ
・マキタ
・Hikoki(ハイコーキ)
などメーカーがあります。
海外製のメーカーといえば、
・ハスクバーナー/ゼノア
・スチール
・ブラックアンドデッカー
の主に3つです。
その中でも今回は、ハスクバーナー・ゼノアのチェンソーを取り上げます。
ハスクバーナーはスウェーデンの老舗企業で300年以上の歴史があります。
その傘下にハスクバーナ・ゼノア社があります。ゼノア自体も創立110周年と歴史あるブランドです。
そんなゼノアのチェンソーの特徴と選び方をご紹介します。
チェンソーの選び方って?
ゼノアのチェンソーは、型式によってそのモデルの特徴がわかるようになっています。
型式の見方はこちら!
各用語の意味を解説していきます。
ストラト・チャージドエンジンとは
排気ガスを大幅に削減しつつ、燃費率を向上させたエンジン機構です。
日本国内でも、厳しい排ガス規制が施行され、より環境に配慮した製品が求められるようになりました。
その排ガス規制の基準に2サイクルエンジンで世界で初めてクリアしたのが、”ストラト・チャージドエンジン(Strato-Charged Engine®)” です。
ストラト・チャージド®エンジンの特長は次のとおりです。
圧倒的な低燃費 : 通常の2サイクルエンジンと比較して、約30%の燃料効率を向上させました。
クリーンな排出ガス : 炭化水素HCと窒素化合物Noxの排出を低減させ、世界の厳しい環境基準をクリアしています。
容易なメンテナンス : 従来の2サイクルエンジンとほぼ同じ部品構成(部品点数)で、特別な調整を必要としません。
優れた冷却性能 : 反応熱が発生する触媒を全く使わず、排ガス濃度の大幅削減を実現しています。夏場の連続運転でも安定した出力性能を発揮します。
このエンジンが搭載されたモデルには、Zがついています。
ヒーティングハンドルとは
作業時、バーハンドルを電熱線を通して温めてくれる機能です。スイッチによって入切が可能です。
ヒーティングハンドルの役割は、冬場や寒冷地での作業で、作業者の負担緩和と、事故やトラブルの防止にあります。
この機能が搭載されたモデルには、Hがついています。
イージースタートとは
リコイル式のチェンソーでエンジンの始動を簡単にしてくれる機構が搭載されたモデルです。現在はほとんどのゼノアチェンソーに搭載されているため、型式にEZがついていないケースもあります。
従来のリコイルよりも少ない力でエンジンをエンジンを始動することができます。
チェンの種類について
ソーチェンの世界標準として有名なメーカーは「オレゴン」です。
オレゴンのソーチェンで人気があり、主流なのは、25シリーズと91シリーズです。
25APは、刃と刃のピッチ(間隔)が1/4と短く、刃の数が多いため、切れ味が滑らかになります。保守の容易さと丸みを帯びたチェーン構造で優れた耐久性を持っています。
日本では主流で特に多くのユーザーに愛されている種類になります。
バーの長さが16インチ(40cm)まで、排気量が38ccまでのチェンソー向けのソーチェンです。
91VXLは、上刃が通常よりも大幅に長い種類です。
ピッチは3/8で.050ゲージの一般的な規格ですが、従来より上刃の長さを33%長く設計しています。
その目的は、切れ味を長持ちさせること。カッターを伸ばす弊害として現れる切削抵抗の増加も、刃の付け方を工夫することでクリアしています。
91VXLはバーの長さが18インチ(45cm)まで、排気量が42ccまでのチェンソー向けのソーチェンです。
ガイドバーの種類について
ガイドバーとは、ソーチェンを装着するブレードのことで、先端が円形の形をしています。
ガイドバーはその形状や構造の違いによって種類が分かれます。
主に下記の5種類があります。名称(型式)で記載します。
・ハードノーズバー(HM)・・・ガイドバー先端部に特殊合金(ステライト)を溶着していて、 耐摩耗性と強度的に優れている。突っ込み切削に耐えるようになっている。
・カービングバー(CV)・・・ハードノーズバーの先端が尖っている形状をしているもの。これにより突っ込み切削が容易になる。
・スプロケットノーズバー(SP)・・・ガイドバーの先端にスプロケットギヤと呼ばれる歯車型の部品が組み込まれている。これにより、ソーチェンの回転抵抗が軽減され、ハードノーズバーに比べ切削力が約20%向上する。ただし、突っ込み切削などには向いていない。
・ラミネートカービングバー(LCV)・・・ラミネート(貼り合わせ)加工で先端にローラーを組み込んだガイドバーです。ハードノーズタイプに比べ単価が安く、軽いのが特徴です。
・スプロケットノーズバー(先端交換式)(RSP)・・・スプロケットノーズバーのスプロケットギヤが交換できる仕様のもの
弊社が取り扱っているゼノアのチェンソー(2021年9月時点)
弊社でも数多くのゼノアチェンソーを取り扱っております!
トップハンドルソー こがるシリーズ G2200T-25P10
ゼノアのこがるシリーズは、なんと言っても世界最軽量と言われる軽さです。
本体重量はわずか2.2kg、エンジンスタートを容易にしてくれるe-start機能付き。軽量ながら10″バーが使える排気量といった優れものです。
トップハンドルソー ハイパーこがる GZ2800T-25CV10
軽量さとパワーを両立させたハイパーこがるシリーズで、始動性は若干劣るもののパワーは27cm3で重さ2.6kgの人気機種です。
始動性を重視するならこちら→ トップハンドルソー ハイパーこがる GZ2700T-25CV10
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