野菜作り・園芸におすすめな肥料の種類と選び方
こんにちは!ノウキナビエンジニアの山崎です。
10月ともなると、夜の冷え込みが激しくなって体調を崩しやすい季節ですよね。
私も体調を崩さないためにお腹を出して寝ないよう気を配っています。
さて、ノウキナビ新品ショップでは新たに「肥料」の取り扱いを開始しました!
出品して、早速ご注文をいただいております。
肥料は野菜作りや園芸に必須です。しかし、どんな栄養素が補うために肥料散布しているのかご存じですか?どんな種類の肥料があり、何を作るためにどの肥料を使えば良いかはご存知でしょうか?
今回は肥料ついて徹底解説します。
野菜づくりに必要な「肥料」とは?
肥料とは、植物を生育(生長)させるための栄養分となるもの。水や日当たりだけでなく、土の栄養も豊富でなければ作物はよく成長してくれません。
肥料の三大栄養素について
肥料の三大栄養素と言われるのが、チッソ(N)、リンサン(P)、カリウム(K)です。
それぞれの効果を説明します。
チッソは、
植物にとって最も必要な栄養素で、葉や茎の生育に重要な役割を果たします。
チッソが少ないと葉が小さくなったり、色素が薄くなったりします。
与えすぎると、葉や茎ばかりが生育し、実が付きにくくなるので注意が必要です。
リンサンは、
主に花や実に作用し、開花や結実に必要な栄養素です。葉や茎の生育にも影響を与えます。
リンサンが不足すると作物が実る栄養が欠乏してしまいます。
与えすぎると、実が過剰に成熟して収穫量が減ることもあります。
カリウムは、
植物を丈夫に育てる栄養素です。病気への抵抗力や暑さ、寒さへの耐性をつけることができます。
不足すると生育が悪くなり、根腐れが起こったり、害虫の被害を受けやすくなります。
与えすぎると、カルシウムやマグネシウムの吸収を阻害し、欠乏症を起こす危険があります。
また他にも重要な栄養素があります。
マグネシウムです。
マグネシウムは葉緑素の形成に不可欠な栄養素です。リン酸を吸収するサポートをし、植物内の酵素を活性化させます。
不足すると葉が黄色くなってしまい悪影響を及ぼします。
他にも必要な栄養素はあるのですが、特に三大栄養素は必要不可欠です。
肥料の種類について
肥料の種類というと主に2種類です。
・有機質肥料
動植物性由来のものを原料とした肥料で、土中の微生物によって分解されチッソ・カリウム・リンサンに代わり植物に吸収されて栄養が与えられます。
即効性はありませんが、持続性に優れているのが特徴です。
・無機質肥料
生物に由来しないリン鉱石やカリ鉱石を砕いて直接土の中に混ぜ込み植物に与える肥料です。三大栄養素以外にも幅広い栄養素が含まれており、有機質肥料と比べて即効性があります。
汚れにくく臭みもないため家庭菜園でも人気があります。
肥料の性質について
肥料には主に3つの性質があります。
緩効性肥料・・・ゆっくりと作用し、効果が持続する肥料。およそ1〜2ヶ月間ほど持続し、肥料やけを起こしにくいです。
遅効性肥料・・・しばらく経過してから効果が出る肥料です。微生物や水分によって分解されてから効果を発揮し始めます。
速効性肥料・・・すぐに肥料成分が溶け出し効果を発揮しますが持続性が低いのが特徴です。開花期や最盛期などの追肥に使用します。
肥料の形状について
肥料には形状ごとにも違いがあります。
固形肥料(粒状・粉末・固形)・・・英機体肥料に比べると効果はゆっくりと持続します。
液体肥料・・・速効性に特化した肥料です。水に薄めて使うタイプが一般的です。
肥料を使用するタイミングについて
肥料には使用するタイミングがあります。
元肥(もとごえ)・・・土にあらかじめ混ぜておく肥料のことで生育の土台になる肥料です。元肥が多すぎると植物の根を痛めてしまったり、肥料やけを起こして枯れてしまう可能性があるので気をつけましょう。
追肥・・・植物の生育の状態を見ながら栄養を補うために与える肥料のことです。植物ごとにタイミングは様々です。一般的には2〜3週間ほど間隔をあけて与えます。
以上のように肥料といっても種類や効果は様々で、育てる植物によって相性の良し悪しがあります。
不足も過剰もないようバランスよくどの配分で栄養素を配合すれば良いかなかなか難しいものです。
そこで、ノウキナビでは新たに各作物ごとに適した配分の肥料を出品しております!
野菜作りにおすすめ肥料|ノウキナビで販売開始!
「野菜名人」
チッソ リン酸 カリ
9-11-6
マンガン0.10 ホウ素0.05 20kg
野菜名人は、まきやすい粒状原料を使用した配合肥料です。
ナタネペレット、有機化成、微量要素が配合されています。
低カリ設計。
標準施肥例10アール(1000平方メートル)当たり
葉菜類(キャベツ、コマツナ等) 8~12袋
根菜類(大根、人参、イモ等) 5~10袋
果菜類(キュウリ、トマト等) 7~10袋
「オールミックス一発」
チッソ リン酸 カリ 苦土
15-12-8 6
石灰7 マンガン0.10 ホウ素0.05 20kg
『オールミックス一発』は野菜類の生育に必要なチッソ、リン酸、カリとともに不足しがちな 苦土、石灰、マンガン、ホウ素と肥効が長いコーテイング肥料を配合した、元肥一発型肥料です。
標準施肥例10アール(1000平方メートル)当たり
野菜全般 6~10袋
「追肥の達人」
チッソ リン酸 カリ 苦土
14-3-9 2
マンガン0.10 ホウ素0.05 20kg
追肥の達人は、野菜から果樹まで作物全般に使用できる追肥専用肥料です。
苦土成分には水溶性の硫マグを使用しています。
標準施肥例10アール当たり
野菜類 1~3袋
果樹類 1~4袋
紹介したような基本万能タイプの肥料もございますが、白菜やネギ、トマト、ブロッコリー、玉ねぎ、ほうれん草など各野菜に特化した肥料もございます。
ノウキナビ通販サイトで手軽に肥料購入
肥料にも様々な効果や効き目の種類、固形物や液体状だったりと幅広くなかなか何をどう始めたら良いかわからないという方も、ノウキナビ新品ショップで取り扱っている万能タイプの肥料を検討されてはいかがでしょうか。