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農機具屋がこっそり教える「トラクターをちょっとでも“高価買取”にするコツ」

農機具屋がこっそり教える「トラクターをちょっとでも“高価買取”にするコツ」

こんにちは、ノウキナビ事務局です。
今回は、「トラクターをちょっとでも“高価買取”にするコツ」をこっそり教えちゃいます。

目次

トラクターをちょっとでも“高価買取”にするコツ。

トラクターを手放す時、『できるだけ高く売りたい』と考えるのはヒトの常ではないでしょうか。しかし、農機具の査定額は「中古農機具査定書」に準じており、中古市場の相場価格にも左右されますが、全国ほとんど同じような値段です。

ですから、よく目にする“高価買取”という宣伝文句は、単なる業界の常套句といえるでしょう。かく言うわたしたちも新品とともに中古も扱っている農機具屋。“高価買取”はチラシなどによく使っているコピーです。

ただ、場合によっては、査定額に多少の差がつくこともあるので要注意。今回は、そんな「トラクターをちょっとでも“高価買取”にするコツ」を、農機具屋の目線で伝えていきたいと思います。

どんなトラクターでも“査定額ゼロ”は、ほぼゼロ。

「長い間 使ってきたトラクターを売りたいけど、古すぎるから値段はつかないだろうな?」。なんて方が少なからずいるのでは。

でも、そんな心配はご無用です。どんなに古くても、エンジンが動けば“査定額0円”ということは、ほとんどありません。

掛からなくてもいい?

エンジンが掛からなくても売れる可能性もなきにしもあらず。高馬力のトラクターは、高く引き取ってもらうこともあります。

エンジンが動かない原因の多くは“圧縮不良”です。エンジンは長く使っているとシリンダーとピストンの間に隙間ができて、空気とガソリンの混合気を圧縮することができなくなってしまいます。

「その不都合を直せば、また動くようになるんじゃないの?」。おっしゃる通りですが、修理費は1気筒あたり10万円ほどかかります。4気筒で40万円。低馬力のトラクターだと、中古価格は新品とそんなに変わらない金額になってしまいます。

でも、高馬力の場合は大丈夫。もともと高額なのでエンジンが復活すれば十分に採算がとれます。だから、高い馬力のトラクターはエンジンが動かなくても売れるのです。

売る時期は関係あるの?

トラクターは年間を通して使われる農機具ですから、四季によって相場価格が変わることはさほどありません。そこが、田植えと稲刈りの時期しか活躍しない田植機やコンバインなどとの違いです。

季節モノの農機具は、ピーク時期の半年ぐらい前に売却するのが高く売るコツだといわれていますが、トラクターだとシーズンはあまり関係ありません。

ただ、買い手側は冬場に売却されることを歓迎するはずです。比較的に閑暇期でもありますし、農家が始動する春に向けて整備に集中できる時期だから好感を持たれることになるでしょう。

ほとんどのトラクターは売れるといっても、査定額が低すぎると、引き取り側の運送費などのオペレーション原価と相殺されることもあります。ですから、事前に概算見積もりをもらって、検討することが必要です。ただ、たとえお金が入ってこなくても、処分費用が浮くわけなので、それで良しとすることもアリなのではないでしょうか。

基準はいっしょ。農機具の“高価買取”は“等価買取”。

トラクターに限らず、農機具の査定は全国の農機具販売店が基準にしている「中古農機具査定書」に従って行われます。

なので、“高価買取”をうたっている会社なども目安はいっしょ。査定価格は大きく変わることはあまりないと見たほうがいいでしょう。

査定の際に、おしなべて基本的に重視されるのが、大きく“使用時間”、“馬力”、“型式”、“機能”の4点です。

どのくらい使ったの?

トラクターには“アワーメーター”がついていて、稼働した時間が記録されます。おおむね500時間あたりを目安に査定価格が変わっているのが現状です。1000時間を越えていると評価は低くなる傾向にあります。

馬力はいかほどなの?

馬力の高さは価格に比例するのは当然のことです。エンジンが高馬力になればなるほど査定額は高くなります。全国的に使われるトラクターの馬力は15〜20馬力が一般的。なので、とくに25馬力以上は、海外輸出用としても需要があるので有利になります。

いつ つくられたの?

トラクターはクルマのように年式は明確にわかりません。なぜならば、各メーカーが年式ではなく型式で示しているからです。査定金額は型式の新旧で判断されることになります。あたりまえですが、新しい形式のほうが高額です。

どんな機能があるの?

最近のトラクターについている各種の自動機能。作業機の水平を維持する“自動水平制御装置”など、農作業をスムーズにする機能が多く備わっているほうが査定は高いはずです。もちろん、キャビンの有無も査定に反映されます。

“愛”を込めて使っていれば、“愛情査定”の可能性も。

トラクターの査定額は、「中古農機具査定書」を基準にしているので、買取先によって極端に変化することはないと思います。ただ、ちょっとしたことで、査定する側によっては多少 色を付けるのはよくあるケースです。

いつまで使っていたの?

査定者は、「長期間 使っていない」よりは「最近まで使っていた」を好みます。「使っている」は「使えている」とイコールで、致命的な故障箇所がないということです。「10年間、倉庫に眠っていた」に比べて、買い取る側の安心感が違います。ただ、見る側は、機械の状態で直近まで現役だったかどうかは判断できる専門家。ごまかしは効きません。

特別な機能はないの?

地域特有の需要が査定価格を左右する場合があります。広大な圃場をいくつも持っている大規模農家には“ハイスピード仕様”は欠かせないもの。公道をクルマなみの速度で移動しなければならないわけですから、場所によってはよく売れるので買取価格に差が出る可能性は大です。クローラー・半クローラー式も同様で、深い湿田の多い地方では人気なので、査定額もそれなりに高くなるでしょう。

まめに整備してるの?

トラクターを売りたいヒトも買い取るヒトも“人間”です。人柄などが査定に響くこともあるかもしれません。整備履歴をきちんとつけているヒトのトラクターは信用できると査定する側は思うはず。定期的に点検整備をちゃんとやっているわけですからね。“記録”は“信用”の証になります。

きちんと保管してたの?

ボディの塗料が色褪せているトラクターの評価は低くなるおそれがあります。色褪せは、それ自体が悪いのではなく、保管状態を示す印です。原因はおそらくは青空保管でしょう。農機具をないがしろにしている証拠。倉庫などできちんと収納することが大切です。愛情たっぷりに使われてきたトラクターは、手放す時に恩返しをしてくれます。

まとめ

「どこがトラクターを高く買ってくれるか」。皆さん考えることはいっしょでしょう。でも、買い取る側には一定の基準があるし、中古市場には相場もある。査定額はどこに依頼してもほぼ同額なのが実情です。

ただし、多少の差が出る場合があるのも事実。その理由は、「まめに整備していたか?」とか「ちゃんと保管していたか?」といった、ちょっとしたことが多いのです。

ふだんから、トラクターと愛情を持って付き合っていることが査定に影響する可能性はあります。金額は思っていたほどではないにしたって、その差額は使ってくれていたヒトへ贈られる、トラクターからのささやかな恩返しなのです。

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