コンバインの処分方法を農機具屋がご紹介します!
コンバインのような農機具は、新しく買い替えたり、農業を辞める場合処分しなければなりません。しかし、コンバインの処分に詳しい人はそんなにいないため、困っている人も多いようです。使わなくなったコンバインは、どのように処分したらいいのでしょうか。また、処分する際に注意すべき点も知っておきたいものです。同じ処分するにも、費用がかからないほうがいいのですが、そんなことが可能なのでしょうか。そこで今回は、コンバインの処分方法について解説していきます。
コンバインの処分方法
それでは早速、コンバインを処分する方法についてご紹介します。
コンバインを処分する方法
コンバインを処分するには、農機具店に引き取ってもらう方法があります。コンバインを買い替える場合は、古いコンバインを下取りに出せばいいので簡単です。しかし、下取りではなくただ単に引き取ってもらおうとしても、拒否されることもある上に、引き取ってもらうにはお金を払わなくてはなりません。
コンバインを廃棄して処分するメリットとデメリット
コンバインを廃棄するといっても、農機具を粗大ごみとして捨てることはできません。そのため、廃棄するには廃棄業者に引き取りを依頼することになります。業者に依頼すれば電話1本で引き取ってくれるので、手間がかからないのがメリットですが、当然ながら業者に依頼すればお金がかかります。
コンバインをスクラップ業者に依頼して処分するメリットとデメリット
スクラップ業者にコンバインの処分を依頼すると、電話1本で済むので手間がかからず便利です。また、スクラップ業者は使える部品を取り外してスクラップにするので、使える部品を買い取ってもらえる場合があります。この部品代を処分費用から引いてもらえるので、処分費用が安くなる可能性もあるのです。
そのため、買取店で断られたらスクラップ業者に出すといいでしょう。ただし、スクラップ業者に処分を依頼すると解体費用のほかに、処分費用、運搬費用などがかかる場合があります。こちらからスクラップ工場まで持ち込めば運搬費用はかかりませんが、持ち込めないと請求される可能性があるので注意が必要です。解体費用や処分費用は業者によって違うので、事前に電話して確認するほうがいいでしょう。
コンバインの買取価格は人気メーカーの方が高い
コンバインは、日本の大手メーカー製であれば高く買い取ってもらえます。日本の農機具メーカーで大手と言えば、クボタ、ヤンマー、イセキ、三菱マヒンドラ農機の4社です。
クボタ
クボタは国内最大の農機具メーカーで、国内シェアはNO.1で全体の4割を占め、海外にも広く進出しています。日本を代表する農機具メーカーとして海外での人気も高く、特にコンバインは稲作を行うアジア地域で広く愛用されています。クボタの農機具が愛用されるのは、故障が少なく耐久性に優れているからで、海外ではかなり古い年代ものの機種が今でも現役で活躍しています。コンバインの国内シェアもクボタが1位で、2003年から当時の三菱農機と共同開発した小型コンバインのエアロスタージョイカムJrが好評で、ますます国内のシェアを伸ばしています。
ヤンマー
ヤンマーは国内シェア2位の農機具メーカーですが、現在はクルーザーやエネルギー関連、建設機械などの分野にも進出しています。ヤンマー農機具は扱いやすく故障が少ないと評判ですが、価格が割高なのと正規ディーラーでないと整備が困難といった問題があります。ただし、品質についてはシェアトップのクボタ以上との評価もあり、技術の高さがうかがえます。ヤンマーはコンバインにはあまり力を入れておらず、機種もそれほど多くありませんでしたが、近年コンバインの開発を進めるようになり、YHシリーズが人気で徐々にシェアを伸ばしています。
またヤンマーは全社でブランドイメージを統一するためにプロジェクト「YANMAR PREMIUM BRAND PROJECT」を発足し、総合ディレクターにクリエイティブディレクターで知られる佐藤可士和氏、取締役に「フェラーリ・エンツォ」などの自動車をデザインしたことで知られる奥山清行氏が就任したことでも注目を集めております。
イセキ
イセキも日本を代表する農機具メーカーです。1926年創業の老舗でさまざまな農機具を販売しており、安くてメンテナンスしやすいのが特徴です。クボタ、ヤンマーに次ぐ国内3位のシェアを持ち、新車も中古車も安定した人気を誇ります。
イセキは1966年に国内初のコンバインを開発し、田植え機とともに業界をリードする存在で、シェアも順調に伸ばしてきました。新しい商品開発に積極的に取り組み、「農機具ならイセキ」というイセキファンの農家も多いようです。ただし、イセキは海外ではあまり伸びておらず、中古車も値落ちが早くトップ3社の中では人気がないようです。中古市場で人気がないのは部品供給量が少ないからで、中古の需要が高い発展途上国でも流通が低迷しています。
イセキは日本で初めてコンバインを開発しただけあって、国内でも海外でもコンバインは高く評価されています。新車ではHJシリーズやフロンティアファイターシリーズの人気が高く、中古市場でも特許を持つスイング&ズームオーガ機能のついたコンバインは、根強い人気があります。
三菱マヒンドラ農機
三菱マヒンドラは、1914年にサトー式稲扱機として創業されましたが経営難により会社更生法を申請、1980年に三菱機器販売会社と合併し三菱ブランドになりました。
合併した当初は三菱農機のブランドで販売しておりましたが後にインドのマヒンドラ社と協業し三菱マヒンドラ農機となります。
サトーの時代から100年以上続く三菱マヒンドラ農機の農機具は、安全性と耐久性に優れており長く使用することができます。農機具の丈夫さだけではなくアフターサービスが充実していることも三菱マヒンドラ農機の特徴です。
三菱マヒンドラ農機のコンバインは、運動性能が高いため、作業速度はトップクラスに早いです。
また、他社メーカーと比べて保証期間が長く、ユーザーが安心して作業できる点は三菱コンバインの特徴の一つでもあります。イセキと同様にシンプルな作りのモデルが多いため、初心者も取り扱いやすいコンバインです。
買取を依頼する際の流れとは
次に、実際にコンバインの買取を依頼する流れを見てみましょう。
買取を依頼するときの流れ
買取業者にコンバインの買取を依頼すると、多くの業者は訪問して査定してくれます。査定金額に納得すれば、その場で買取が成立します。成立後査定額を即金で支払うか後日振り込みとなり、コンバインもすぐに引き取ってくれます。
コンバインの買取相場
コンバインの買取相場は、0~150万円と言われております。状態によって値段が大きく変わり、特に国内メーカーが高値になりやすい傾向にあります。型式やモデルによって買取価格は変わってきますので、今お持ちのコンバインがどのくらいの価格で買取可能かを知りたい場合は、一度見積もりをとることをおすすめいたします。
コンバインを高額買取してもらうコツ
コンバインを高額買取してもらうためのコツをご紹介します。
付属部品を保管しておく
コンバインを購入した際にいろんなパーツや部品がついていたと思います。査定時にそのような部品があるのとないのとでは、査定額が変わることもありますので、査定に出す際にすぐに出せるよう付属部品をしっかりと管理しておいていただくことをおすすめします。
点検の履歴や燃料を補充する
査定に出す前に、コンバインの点検時の書類などを一緒に出しましょう。定期的にメンテナンスをしていれば、その書類を添付することで査定額にも反映されます。また燃料も動く程度に入れておくと試運転ができるので、動作の確認に役立ちます。
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まとめ
コンバインの処分方法には農機具店に引き取ってもらったり、廃棄業者に引き取りを依頼する方法などがあります。コンバインをスクラップ業者で解体してもらう方法もありますが、スクラップにする前に使える部品を取り外して再販に回せるので、いくらかお金が戻ってくる場合もあります。コンバインはクボタ、イセキ、ヤンマー、三菱マヒンドラ農機製であれば、中古市場でも高く買い取ってもらえます。
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