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コンバインの耐用年数をご存じですか?耐用年数について解説します

コンバインは、稲作農家にとって重要な農機具です。秋になると、稲作地帯では田んぼにコンバインが並んで、稲を刈る風景が見られます。コンバインがないと、稲刈り作業はとても非効率です。そんなコンバインの寿命はどれくらいなのでしょうか。ここでは、コンバインの耐用年数を伸ばすメンテンナンス方法についても、ご紹介しましょう。

目次

コンバインの寿命はどれくらい?

通常、コンバインは10年使うと寿命がくると言われており、稼働時間に換算すると約700時間になります。ただし、コンバインの寿命は使い方次第で変動します。酷使すればもっと早く寿命がくるし、大切に使えば10年以上長持ちします。10年で寿命がくると言いながら、一方で稼働時間1000時間で寿命というのは、10年使うか稼働時間1000時間に達するか、いずれかが当てはまるタイミングで寿命がくるということです。
例えば、10年たたなくても1日の使用時間が長ければ、8年くらいで稼働時間が1000時間になってしまうこともあるでしょう。これとは逆に、1日の使用時間が短く、しかも使用頻度も少なければ、10年以上たっても問題なく使える場合もあります。

稼働時間が多いか少ないかは、その農家の稲作の規模によって異なってきます。大規模な稲作農家であれば、コンバインを長時間使うのはやむを得ないでしょう。しかし、コンバインを長時間使っても、定期的にメンテナンスをすれば、長持ちさせることができます。そこで、基本的なメンテナンスさえ怠らなければ、酷使しても寿命を延ばすことができます。これは、中古市場で10年以上昔のコンバインが、高値で取引されているのを見ればわかります。
ただし、コンバインは500時間を超えるあたりから、不調が目立つようにはなってくるでしょう。トラブルが続くようなら、稲刈り作業にも影響するので、買い替えを検討したほうがいいかもしれません。

コンバインの耐用年数を伸ばすメンテンナンス方法

コンバインの寿命を延ばすには、定期的なメンテナンスが重要だと上記で述べました。しかし、メンテナンスといっても、コンバインのどこをどうチェックすればいいのか、わからないという方も多いでしょう。そこで、コンバインの寿命を延ばすメンテナンスのやり方を伝授します。

エンジンオイルの点検

エンジンオイルが不足したり汚れたりすると、エンジンに不具合が起きやすくなります。エンジンの不調はコンバインの寿命に直結しますから、コンバインを長持ちさせるには、エンジンオイルの点検が欠かせません。エンジンオイルの点検は、オイルゲージを抜いてオイルの量を確認し、少なければ補充しましょう。また、エンジンオイルは、初回は50時間、2回目以降も50時間ごとに交換が必要です。

オイルフィルタカートリッジの点検

オイルフィルタカートリッジも、アワーメーターを見て初回は50時間、2回目からは200時間ごとに交換しましょう。エンジンオイルと同じタイミングで交換すると、わかりやすいのでおすすめです。

ファンベルトの点検

ファンベルトは、エンジンの動力をラジエーターに伝える重要な役割を果たしています。そのため、ファンベルトに亀裂が入ったり、摩耗したりするとうまく動力が伝わらず、エンジンがオーバーヒートしてしまいます。また、ファンベルトにたわみがあっても動力が十分に伝わらないので、たわみが5㎜から10㎜の範囲に収まるように調整しましょう。

ラジエーターの点検

ラジエーターは、エンジンを冷却する役割を担っています。ラジエーター防じん網にホコリが詰まっていると、うまく動作せずエンジンがオーバーヒートする恐れがあります。もしホコリが詰まっていれば、エアコンプレッサーでホコリを吹き飛ばしましょう。ついでにラジエーターホースも点検して、水漏れがないことを確認してください。

刈り取り部分の点検

コンバインは、刈り取り部分の引き起しチェーンに取り付けられた引起し爪を使って、倒伏した作物を引き起こします。そのため、引き起し爪に摩耗や破損がないかを確認して、引起し漏れが発生しないようにしましょう。また、引起しチェーンも緩みや摩耗がないかを確認してください。引起しチェーン・爪で引き起こされた作物を刈り取るのが、刈刃の役割です。刈刃が欠けていないか点検したり、定期的にオイルを塗ったりすることで、刈り残しを防げます。

クローラの点検

クローラの摩耗や損傷は、クローラが緩んだり外れたりする原因となります。コンバインの走行不良に繋がってしまうので、安全性が低下したり、作業効率が悪くなったりします。定期的に点検を行い、必要であればクローラの交換を行いましょう。

脱こく・排わら部分の点検

わら切刃が摩耗していると、わらが細断されず、大量のわらがこぎ室内に滞留してしまいます。作業能率が大幅に低下してしまうため、脱穀カバーをあけて定期的にわら切刃の状態を点検しましょう。なお、刃の点検の際は、手が切れないよう手袋をして、刃に手をかけないように注意してください。

中古コンバイン購入時に気をつける事

中古のコンバインを購入する時には必ず整備済みかどうかを確認してください!
先ほど、耐用年数を伸ばすためのメンテナンス方法をお話ししましたが、中古コンバインを購入するときには販売者さんにこの7つのメンテナンスが行われていたかどうかをしっかり確認しましょう。

購入後のトラブルを少しでも回避するため、中古品を購入する時にはこのメンテナンスの条件をクリアしているかや、そのほかの整備内容を詳しく確認することが重要です。

まとめ

コンバインの寿命は10年、稼働時間にして約700時間程度と言われています。コンバインの寿命を延ばすには、エンジン部分や刈り取り部分などの主要部分を中心に、定期的なメンテナンスが必要です。エンジンや刈り取り部分などの不調は、そのままコンバインの寿命に直結します。寿命をできるだけ長くするためにも、正しいメンテナンスを心がけるとよいでしょう。

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