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コンバインは長く使いたい!正しいメンテナンス方法をご紹介

コンバインは稲作農家にとって、なくてはならない農機具です。秋の収穫時期になると、どこの田んぼでも、コンバインが並んで稲刈りをしている風景が見受けられます。コンバインがない時代は、鎌を使って稲を刈り取っていました。

この作業はかなりの重労働だったため、今ではコンバインの存在が稲作農家にとってなくてはならないものとなりました。省力化や時間の効率化ができるので、農家にとっては大助かりのコンバインですが、これにもやがて寿命がやってきます。では、コンバインの耐用年数は、どれくらいなのでしょうか。

ここでは、コンバインの点検・メンテナンス方法や、高値で売るためのメンテナンスの重要性についても解説します。

コンバインの耐用年数

コンバインは通常、7年くらい使えます。稼働時間で見ると、約800時間が寿命の目安です。しかし、これは標準的な寿命ですから、コンバインの使用状況によっては、もっと寿命が伸びたり短くなったりします。

稲刈りの時期は、田んぼの表面が乾いて硬くなっていますが、中にはぬかるんだ田んぼもあります。ぬかるんでいると稲刈りが困難なので、コンバインに余計な負担がかかることになります。このような状態ではエンジンに負荷がかかるので、常にこういった状況で使用されるコンバインは、寿命が短くなってしまうでしょう。

また、定期的なメンテナンスを行っているかどうかも、コンバインの寿命を左右するポイントとなります。

稼働時間で見ると、800時間が寿命の目安ですから、500~600時間あたりからトラブルが目立つようになります。稲刈りの忙しい時期に、トラブルが続出するようでは農作業に支障をきたすので、トラブルが見られるようになったらそろそろ買い替えを考える必要も出てきます。

コンバインの各部分のセルフメンテナンス

コンバインは、定期的に点検整備が必要なので、各部分の点検とメンテナンスの方法について解説しましょう。

点検整備といっても、ここに挙げたのは、修理工場に出さなくてもできることばかりです。

日々のセルフチェックの中でコンバインの異常に気づくことができれば、思わぬ事故の発生も防げることでしょう。

*エンジンオイルのセルフメンテナンス

エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑油として活用されるほか、冷却や洗浄の役目もあります。

そのため、エンジンオイルを定期的に交換しないと、エンジンの出力が弱くなったり、エンジンがオーバーヒートする原因になります。

マフラーから白煙が出るようになったら、エンジンオイルを交換しなければなりませんが、1回目の交換はアワーメーターで50時間を目安に行いましょう。

2回目からは、100時間ごとに交換するか、1シーズンが終わったら交換してください。また、エンジンオイルは量が少なければ補充して、汚れていたり粘りがなくなったら交換する必要があります。

そのため、オイルゲージで、定期的にオイルのチェックも忘れないようにしましょう。エンジンオイルの点検をする際は、コンバインを水平な場所に置いて行わないと、正確なオイルの量がわかりません。

また、エンジンオイルの確認は、エンジンが冷えた状態で行わないと危険ですから注意してください。エンジンオイルの交換は、まずエンジンルームの下にある、ドレンプラグを抜いてオイルを排出します。

オイルが完全に抜けたら、ドレンプラグを取り付けて、給油口からエンジンオイルを入れましょう。

*エンジンオイルフィルタのセルフメンテナンス

エンジンオイルフィルタは、エンジンオイルの汚れやゴミなどを取り除くものです。フィルタが汚れたままだと、エンジンオイルが汚れてしまい、エンジンの出力に影響します。

1回目の掃除・交換は、アワーメーター表示で50時間を目途に行い、次からは200時間ごとに行います。

また、1シーズン終了時にも行うようにしましょう。フィルタの汚れは、目で見てもわかりにくいので、アワーメーターの時間を見て行ってください。フィルタを掃除するには、まずエンジンオイルを抜いてからフィルタを外します。そのため、フィルタの掃除・交換は、エンジンオイルの交換に合わせて行うと効率的です。

フィルタにはゴムリングがあるので、タンク内に残っていないか確認してください。清掃の場合フィルタの汚れを洗浄したら、ゴムリングをはめて元の位置に戻します。それから、エンジンオイルを補給すれば作業完了です。

*燃料フィルタのセルフメンテナンス

燃料フィルタは、燃料に混ざったゴミを取り除くものです。定期的に掃除しないと、エンジンの出力が弱まり故障の原因になります。機種ごとに点検時期が違うので、取扱説明書で確認しましょう。

フィルタは、見た目で汚れがわかれば目視で判断し、わからなければ、取扱説明書に記載されている稼働時間で掃除・交換する時期を判断します。フィルタは、燃料コックを閉めてから取り外して掃除しましょう。

掃除したら元の状態に戻して、燃料コックを開いて燃料のエア抜きをします。エア抜きの方法は機種によって違うので、取扱説明書を見て確認してください。

*ウォーターセパレータのセルフメンテナンス

燃料に混じった水を分離するものです。点検を怠ると、ガソリンに水が混入したままエンジンに送られるため、エンジンの出力が弱まったり故障の原因になります。

点検清掃は、アワーメーターで300時間を目安に行いましょう。また、目で見て水やゴミが溜まっていれば取り除いてください。

ウォーターセパレータの中にゴミや水が溜まっていたら、燃料コックを閉めてから、ウォーターセパレータのコシ器カップと、フィルターを外して中のゴミや水を捨てて洗浄しましょう。きれいになったら、水気を拭き取って元どおりにはめ込み、燃料コックを開いてエア抜きをすれば完了です。

エア抜きの方法は、機種ごとに違うので取扱説明書を見て確認してください。

高値で売却するためにも日々のメンテナンスが重要

どれだけ丁寧に点検やメンテナンスをしていても、耐用年数が近づいてくるとコンバインを買い換えなくてはならなくなります。買い換えの際に、今まで使用していたコンバインは処分か売却をすることになります。もしコンバインを売却するなら、なるべく高値で売却したいものですよね。

そのためには、コンバインの状態をよくしておくことがとても大切です。コンバインは使わない時期でも、1カ月に1回くらいはエンジンをかけましょう。エンジンは定期的にかけないと、コンディションが悪くなってしまいます。ついでに少し走らせれば、可動部全体の状況を確認することができます。また、高く買い取ってもらうためには、車体をきれいにしておくことも大切です。買取に出す前に水洗いして、泥汚れを落としておきましょう。泥がついたままだと錆の原因になったり、故障を起こす元にもなりかねません。

きれいにして査定に出すことで、査定士の心証もよくなるので、ある程度高値が期待できます。泥のついたまま出したのでは、査定士も高値をつける気にはならないものです。

まとめ

コンバインは稲作農家にとって、大切な農機具です。コンバインの耐用年数は約7年ですが、使い方やメンテナンスによってもっと伸ばすことも可能です。

コンバインは、定期的なメンテナンスによって長持ちさせることができる上に、査定時にも高値が期待できます。そのため、日頃のセルフメンテナンスを怠らずに、コンディションの良い状態でコンバインを使用するようにしましょう。

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