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農家の方へ、最新のコンバインをご紹介!2021年最新情報も!

コンバインはいろんな農機具メーカーから、さまざまなタイプのものが売り出されています。さらに、コンバインは定期的に最新機種が出ています。各農機具メーカーから出ている、コンバインの最新機種にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、コンバインの役割や構造、コンバインの主要製造メーカーなどと共に、最新コンバインの機種についてご紹介します。

目次

コンバインの役割や構造、主要製造メーカー

コンバインとはどのような農機具で、どんな構造になっているのでしょうか。コンバインの主要製造メーカーも見てみましょう。

*コンバインの役割

コンバインは、田んぼに育った稲を収穫し、脱穀と選別まで行うことができる農機具です。コンバインには、自脱型と普通型の2種類があります。自脱型のコンバインは、米と麦のみを専用としたタイプです。一方普通型は、それ以外の多品種の作物の収穫に使えるタイプになります。あらゆる作物を育てている農家にとっては、普通型のコンバインの方がメリットが大きいことでしょう。しかし、稲作農家や麦作農家のように米・麦のみを収穫したい場合は、選別性能が比較的高い自脱型がおすすめです。コンバインは、1950年代後半ごろに欧米から初めて輸入されました。しかし欧米では大型の普通型コンバインが主流だったため、日本のように狭くて地盤が弱い土地には不向きでした。そこで1962年に、初めて国産の自脱型コンバインが開発されます。それからコンバインは少しずつ、日本の農家に普及していきました。農林水産省のデータによると、この普及のおかげで、稲刈りと脱穀の労働時間が19分の1に減少したと言われています。今ではなくてはならない存在のコンバインは、ただ収穫から選別までを行うだけでなく、農家の労働生産性の向上という大きな役割を担っているのです。

*コンバインの構造

自脱型のコンバインは、刈取作業を行う「刈取部」、収穫した稲を送る「輸送部」、稲の籾を収穫する「脱穀部」、選別した籾を処理する「殻粒処理部」、実を収穫した後の藁を処理する「排藁処理部」、コンバインを走行させる「走行部」の6パーツで構成されています。
殻粒処理部では、袋詰式とグレンタンク式に2種類の処理方法が存在します。袋詰式は、集められた籾を詰まった袋を人力でコンバインから乾燥機まで搬送しなければなりません。一方グレンタンク式は、籾をタンク内にためておいて、オーガと呼ばれる排出装置によって籾コンテナなどに排出します。現在はグレンタンク式が主流となっています。

*コンバインの製造メーカー

日本の主要なコンバイン製造メーカーは、「井関農機(イセキ)」「クボタ」「三菱マヒンドラ農機」「ヤンマー」の4社です。それぞれのメーカーの特徴をご紹介しましょう。

井関農機(イセキ)

1926年に創業した、老舗の農機具メーカーです。世界初の自脱型コンバインや、業界初の7条刈りコンバインなどを開発して、日本の農機具業界を牽引してきました。低価格の機種から最新式の大型収量コンバインまで、数多くのモデルがあります。

クボタ

農機具では、国内一のシェアを誇ります。クボタのコンバインは、簡単な操作で刈り取りできる構造なので、高齢者でも使いやすいのが特徴です。2018年に、国内初のGPS機能による自動運転コンバインを実用化しました。無人運転はできないものの、わずか数センチ誤差の自動運転で、効率よく稲を刈り取ることができます。近い将来、無人の自動運転が実用化される日が来るでしょう。

三菱マヒンドラ農機

1914年創業の三菱農機と、マヒンドラ&マヒンドラ社が資本提携した、国内ただひとつの外資系農機具メーカーです。2018年には、イーグルデザインの新型コンバインを発表して高評価を受けました。

ヤンマー

1933年に、世界初の小型ディーゼルエンジンを発売した、老舗の農機具メーカーです。2017年には、エコを重視した新型コンバインを発売して好評を博しています。

各メーカーの最新型コンバイン

日本の各農機具メーカーから発売された、最新のコンバインをご紹介します。

*クボタのWRH1200A2

直進キープ&らく直キープが可能なコンバインです。直進キープとは、最初に作成した基準線をもとに、平行走行と垂直走行ができるものです。「かんたんスタート」を選ぶと、自動で直進キープを開始します。らく直キープは、3メートル以上の距離をハンドルを操作せずに直進すると、あとはそのまま直進する機能です。多少の段差や凸凹があっても自動で直進するので、運転手は刈り取りだけに専念できるため作業効率がアップします。

*ヤンマーのYH700M

普通の稲刈りと、脱穀に必要な最低限の機能だけを搭載した、シンプルな構造のコンバインです。近年は農家1戸あたりの作付け面積が増えており、稲や麦、大豆、コーンなどの雑穀を生産する農家からの要請により、無駄を省いた低コストのコンバイン開発に成功しました。「国内特殊自動車4次排ガス規制」に準拠したエンジンを搭載しており、環境規制をクリアし低燃費でハイパワーを実現しています。最低限の機能といいながら、ワイドヘッダ、大容量グレンタンクを装備しており、作業効率は大幅にアップしています。

*ヤンマーのYH325A

中規模農家向けに開発されたコンバインです。高齢化と後継者不足に悩む、中規模農家のニーズに応えるべく、高機能低コストを実現しました。ロングこぎ胴の採用により脱穀性能が、さらに、800リットルの大容量グレンタンクの採用により、排出回数が減らせるので作業効率もアップしました。ぬかるんだ湿田でも常に水平を保つ車体水平制御(UFO)機能、排出口の向きを調節する、オーガシュータ機能などを搭載し、丸ハンドルFDSの採用により、ゆっくり旋回やスピンターンがスムーズにできます。

*井関農機のHERO’s Rising

従来型より排気量をアップした、1,826ccの水冷3気筒コモンレールターボエンジンを搭載し、低トルクを向上させました。IQ脱穀制御搭載により、エンジン負荷や車速に応じたエンジン回転を生み出します。これにより、低速時や旋回時など、籾殻の飛散ロスが出やすい状況でも効率よく脱穀できます。アクセルは、走行、作業、排出などの作業に応じて、エンジン回転を自動的に制御します。そのため、運転手はアクセル操作が不要なので、刈り取り、脱穀、袋詰め作業などに専念できるようになりました。また、作業中以外は、自動的にエンジン回転を抑える仕組みなので燃費も向上します。

*三菱マヒンドラ農機のV335A・435A

足回りが強く、湿田でも楽に作業ができます。ロング&ワイドクローラに、国内特自4次排ガス規制をクリアした、3気筒高出力コモンレールエンジンを搭載しています。増速ツインこぎ胴&第2こぎ胴の採用により、スピーディできれいな脱穀が可能です。無駄なく籾を脱穀し、こぎ残しなく藁くずを処理します。スーパーeスレッシャー独自機能の採用により、送塵量を自動調節できるので、こぎ室内の脱穀負荷を低減して脱穀性能を向上させました。さらに、ダイヤメッシュ受網の採用により、独自の穴形状で籾の脱粒効率を上げています。これにより、脱粒時の目詰まりが減少し、掃除も楽にできるようになりました。

まとめ

コンバインは稲を刈り取って脱穀し、籾を収穫するための農機具です。コンバインには自脱型と刈り取り専用がありますが、どちらにするかは、稲作農家の規模により費用対効果を考えて決めることになります。また、刈り取りだけのコンバインは、自脱型が入れない狭い田んぼなどでも使われます。自脱型は、籾を乾燥させる乾燥機が必要ですが、刈り取りだけのコンバインは、刈り取った稲を天日干しするので乾燥機は必要ありません。日本にはコンバインを製造する主要メーカーが4社あり、GPS機能を搭載した自動運転型や、国内特殊自動車4次排ガス規制に準拠したエンジンを搭載するなど、それぞれ最新型のコンバインを開発しています。コンバインの買い替えをご検討中の方は、これらの機種の詳細を各メーカーのサイトにて確認してみてくださいね。

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