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高く売れる農機具ってどんなもの?高く見積もってもらう方法

高く売れる農機
高く売れる農機

「農機具を買い替えたい」「農業をやめたい」と思ったとき、今まで使用していた農機具を一体どうすれば良いのか困っている方には、農機具の売却をおすすめします。

ただ「果たして売れるのか」「売れてもどのくらいのお金になるのか」「まず何から始めていいのか」…考えることが様々出てくると思います。更に大事に使用していた農機具なら、できるだけ高い値段で買い取ってほしいものですよね。

農機具の買取価格は、メーカーや製造年、車体の状態、市場での需要の程度によってピンからキリまでです。ここでは「どんな農機具なら高く売れるのか?」や、「より高く買い取ってもらうにはどんなことに気をつけたら良いのか?」について解説していきます。

ここでは、どんな農機具が高く売れるのかを2パターンに分けて解説します。

目次

高く売れる農機具その1 大手メーカーの製品

高く売れるのは、大手メーカーが製造した農機具です。具体的には、クボタ、イセキ、ヤンマーなどが市場では人気で、多少壊れている箇所があっても、高価買取が見込めます。

1.クボタ

農機具最大手の農機具メーカーで、世界でも大きなシェアを誇っています。耐久性に優れるクボタの農機具は中古でも人気があり、20年以上前に製造されたトラクターでも現役で活躍できるため、高価買取が期待できます。特に、KL27やGL-19、T245Dなど定番のモデルの買取実績が非常に多いです。

2.ヤンマー

国内シェア2位を誇るヤンマーも人気があります。トラクターや耕運機、田植え機に至るまで、性能・機能面で評価が高く、買取実績も多数あります。

3.イセキ

人気の田植え機である「さなえ」シリーズを持つイセキは、国内シェア3位の老舗農機具メーカーです。農業機械は一通り生産していて、コンバインや田植え機は特に人気が高く、高価買取が見込めます。

高く売れる農機具その2 即戦力になる製品

高く売れる農機

続いて、高く売れる農機具を用途別で見ていくと、通年必要な機械や汎用性の高い農機具が高価で買い取られています。

1.コンバイン

米農家にとってなくてはならないのがコンバインです。1台で刈り取り、脱穀、選別までしてくれる便利品であるため、需要が高いのが特徴です。使用時期は秋頃ですので、時期を狙って買い取ってもらうのも良いかもしれません。

2.田植え機

コンバイン同様、米農家には欠かせない農機具が田植え機です。特に、大きい圃場(ほじょう)を持つ農家にとっては田植えは重労働なので、田植え機は需要が高い農機具です。

3.トラクター

トラクターは、どんな種類の作物を作る際にも必要な、農家であれば皆持っていると言っても過言ではない農機具です。田起こしや代掻き、耕運機や草刈りの役割も果たせる万能さで、季節を問わず需要があるのでおすすめです。

4.耕運機

耕運機は小型のため、買取金額だけで見ると大型のものには劣ります。しかし、資金に余裕がなかったり、圃場が小さい農家にとっては欠かせない農機具なので、十分に需要があります。

農機具を高く見積もってもらう方法

ここでは、実際に農機具の買取金額を見積もりしてもらうときに、どんなことに注意すると良いのかをご説明します。

1.型番

農機具の型番は正確に把握して伝えましょう。文字が1文字違うだけで買取金額が変わることがあります。

2.車体番号(製造番号)

車両ごとに付けられる固有の車体番号は重要です。これが不明だと、買い取ってくれないところがほとんどです。目視で読める状態かどうか確認しておきましょう。

3.稼働時間の把握

農機具をどれだけの時間使用したかで、この先どれだけ使用できるかが明確になり、買取側も金額を付けやすくなりますので、把握しておきましょう。

4.外観は美しく

長く使用すればするほど、車体のキズや凹み、サビなどは出てきてしまいますが、定期的にメンテナンスをしておけば、買取の際に高く見積もってもらえます。また、細かいところまで掃除し、泥や砂利などは取り除いておきましょう。

5.エンジンの動作

故障した農機具でも買い取ってはくれますが、やはり使用できることに越したことはありません。自動車と同様、長期間使用しない場合でも月に1度程度はエンジンをかけることをおすすめします。また、ガソリンは酸化や揮発によって劣化します。1ヶ月以上使用しない場合は、給油ポンプなどを使用して1度抜くことをおすすめします。

6.ライトの状態

ライトが点灯する状態かどうかを見積もりの際に確認してもらいましょう。もし、ライト交換をしている場合は、最後にいつ交換したかを伝えると尚良しです。

7.オイルの状態

ロータリーやプラウ、PTO等の部分からオイル漏れしていないか確認しましょう。オイル漏れは、草などが巻き込まれて蓄積し、オイル漏れを防いでいるオイルシールが変形することによって起きます。放置しておくと、ベアリングが壊れて動かなくなります。高く買い取ってもらえるように定期的に確認するのが大切です。

8.ホーンの動作

ホーンは危険を知らせるために必要なものです。もし鳴らなかったり、音が小さい場合には事故になりかねません。エンジンを作動した状態でもはっきりと聞こえるかどうかを確認しておきましょう。

9.PTOの状態

PTOは、エンジンとロータリーやプラウを繋ぐ重要な部分です。ここが壊れていると農機具としての役目を果たすことができません。エンジンの作動確認と併せて行いましょう。

10.タイヤの状態

タイヤがすり減っていたり、パンクをしていないかどうかは必ず確認し、できればメンテナンスもしておきましょう。

11.付属品

農機具に限らず、モノを買い取ってもらう際は、購入した状態に近ければ近いほど買取金額は上がります。付属品も揃えておきましょう。

12.屋内に保管する

屋外に置いておくと、風雨に晒されて金属部分が錆びる原因になります。屋根付きの建物がない場合は、シート等をかぶせておきましょう。

「定期的にメンテナンスに出していた」などと、農機具の状態がより分かることを伝えることで買取金額が上がることもあります。また、たとえ故障していても査定・売却は可能です。なぜなら、日本の農機具はデフォルトの性能・機能が優れているため、修理が容易だからです。ですので、「古いし、壊れてるところもあるから無理かな…」と諦めずに、まずは査定してもらいましょう。意外にも高価な値段で買い取ってもらえることがあります。

農機具の買取の流れ

高く売れる農機

ここでは、買取の流れについて説明します。まず、ナンバー登録を解除しましょう。農機具を売却する際には、ナンバープレートを返却しなければなりません。車体からナンバープレートを外し、印鑑と一緒に持って市町村役場に行き、返還の手続きをしましょう。

この手続は、買取が成立してからでも問題はありませんが、農機具を引き取ってもらうときには必ずナンバープレートが外れている必要があるので注意しましょう。

取引当日は、事前査定情報と農機具の状態を照らし合わせながら、担当者と一緒に確認作業があります。問題がなければ引き取り及び買取額の受け取り、という流れになります。

まとめ

使用していない農機具がある場合は、買い取ってもらうことをおすすめします。車体を保有しているだけで税金がかかりますし、農機具を使いたいという方に引き継いで使用してもらえることにもなります。ぜひ1度検討してみてはいかがでしょうか?

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