稲刈りの準備!コンバインの使用前の基本点検 ポイント5つ
2015年8月7日
こんにちは。ノウキナビ事務局 市川です。
先週、岐阜に営業に伺わせていただきいたところ、稲刈りがはじまっているとのこと。こちら信州の真ん中ではまだ穂先に何もついていない時期です。地域により数ヶ月もの差が出るのですね。場所によってはお済みの方もいらっしゃるかと思いますが、今回は稲刈りを始める前のコンバインの基本点検ポイントをお届けします。
目次
1.始動前確認
エンジンを掛ける前に
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- エアクリーナー、ラジエーターのフィンの掃除
- ラジエーターの冷却水が入っていること
- エンジンオイルが規定量入っているか
- オイルが黒くなっていないか
オイルが黒くなっていたら交換のサインですが、ベストは年1回の交換です
を確認。
2.ネズミや猫が巣を作っていないか確認する
お米の通り道、掃除口や取り外せるカバー類は全て外して、巣が作られていないか確認する。ゴミやタオルのカスなどが詰まっている場合は、取り除く。
3.機械の作動確認をひと通りする
ゴミなどを取り除いたら、各動作を確認。
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- エンジン始動
かかりが悪かったり、かからなかった場合は、バッテリー交換か充電の必要があります
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- 刈り取りクラッチを入れて刈り取り部が動いているか
脱穀クラッチも同様に。
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- 前進とバック、曲がることが出来るか
曲がらなかった場合は、ポンプなどに損傷がある可能性があるので販売店にみてもらいましょう!
- オーガの作動がスムーズに出来ているか
など、ひと通りの基本動作の確認する。
4.刈り取り部や搬送部のチェーンなどに注油する
タンクにオイルが入っているか確認して、注油スイッチを入れて20秒程回転させる。規定箇所(取扱説明書に有り)に注油されているか確認する。
5.キャタピラーの劣化の確認をする
キャタピラーはゴム製なので、保管している間にも劣化します。
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- ヒビなどが入っていないか確認する。
これを怠ると、田んぼの真ん中でキャタピラーが切れるという大変な事態にも…
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- 同時にキャタピラーの張りの確認
張りやゆるみのガイドラインは取り扱い説明書をご覧になるか、販売店に確認しましょう。
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- 転輪にグリスを注入する。
グリスを注入することで転輪が取れるのを防止します。
※写真のようにグリスが必要ない場合もあります。
外したカバーをきっちりはめ込んだら始動開始できます。
今年も安全に丹精込めて作ったお米を収穫して下さいね。