30・10(さんまる・いちまる)運動とは?今日から実践!食品ロス削減
今年も残すところ後2週間あまり。師走に入ってすっかり年の瀬ムードになってきましたね。
お勤めの皆さんにとっては忘年会のシーズンでもあります。毎週末忘年会、なんて方もいるのではないでしょうか。
今日はこの忘年会シーズンに私たちが起こしうる問題やそれに対してできること(30・10運動)をご紹介したいと思います。
宴会シーズン到来!
年末年始に欠かせないのが忘年会・新年会ですよね。忘年会は一年の締めくくりとして、そして新年会は今年も頑張ろうという意気込みを確認することで、思わずお酒が進んでしまう会でもあります。でも一度立ち止まって考えてみて欲しいんです。お酒やお話、そしてお酌に夢中になって、食べ物のことを忘れたりしてませんか?
そう、これこそ私たちが起こしうる問題なのです。現在、あらゆるところで宴会時の食品廃棄量が問題視されています。
根深い食品ロス問題
食品廃棄とはいわゆる食品ロスにつながるものであり、現在世界の至る所で深刻な問題として取り上げられています。(食品ロスとは?→別記事参照)
SDGsの採択に始まり、今世界中で食品ロス削減に向けた動きが活発になり始めています。世界だけでなく日本でも、令和元年10月1日には食品ロスの削減の推進に関する法律というのが制定されました。
国が動き始めたということで、この問題がいかに深刻であり、一刻も早く解決せねばならない問題かということが明らかになってきました。
そんな食品ロスが多くなりがちな宴会。
そこで、この問題を解決するためにある運動が注目を集め始めています。
30・10運動とは?食品ロス削減につながる運動
30・10運動(さんまる・いちまる運動)をご存知ですか?
この運動は、宴会時に食べきれず廃棄となってしまう食べ物を減らすためのものです。
長野県松本市から始まった運動で、現在では農林水産省もこの運動を奨励しており、全国各地で提唱され始めています。(^1 日本放送協会)
30・10というのは時間のことを表しており、乾杯後30分間は席を立たずに食事を楽しみ、お開きになる10分前は自分の席に戻ってまた食事を楽しむことを推奨するために使われています。(^2農林水産省)
実際、この運動が始まった長野県松本市の飲食店では食べ残しが減るといった効果が出ているそうです。(^1日本放送協会)
宴会での食べ残しの量の多さが問題視されており、食品ロス解消のためにもこうした運動を提唱することで人々に食べ残し問題の深刻さを意識することの大切さを訴えています。
最後に
今、世界中で食品ロスの問題が取り沙汰されています。日本も例外でなく、政府や企業がこの問題に真摯に取り組んでいます。
そこで最近着目され始めているのが、宴会での食品廃棄問題です。
みんなが一堂に会する宴会なので思わず話が弾んでしまい、お食事そっちのけ、なんてこともありますよね。
ですがみなさんがそうやって残した食事は結局そのまま廃棄されるしか道はないのです。
まだまだ食べることのできるものを捨てることの意味を、忘年会や新年会を通してきちんと考えたいですね。
引用元
^1 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/258475.html
^2 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/attach/pdf/index-39.pdf