私の就農ストーリーpart3(唐沢農機サービス 井上さん)
オランダから、帰ってきてすぐ自分でイチゴづくりをやろうかなと思っていました。 ゆくゆくは会社としてやっていくことを目指しているので、そうなった時に人を雇用したいなっていうのがありますよね。でも、自分が雇用された経験がないのに、雇用ってできるかなっていうのがちょっと不安になってしまったんです。で、農業関係の企業を探していたら、たまたま“唐沢農機サービス”が見つかって、 面接に受かり入社しました。最初はイチゴの栽培や管理をやらせてもらう予定はなかったんですけど、やらせてもらえることになったんです。今はイチゴの栽培とか、 クルミの栽培や販売もやっている今日この頃です。
最初いちごを担当させてもらえることになった時に、ハウスとかのことってあまり知らないので、設備的なこととかは業者に頼んだらいい感じにやってくれるんだろうなあって思っていました。でも意外といい感じにやってくれなくて、社長とかにめちゃくちゃ怒られました(笑)。確かに、ハウスには暖房機とか入れる必要があったんですけどそれが入るスペースがなかったんです(笑)。それが最初にやってみてキツかったことですね。
他にも、ハウスがある土地の特徴を掴み切れず、水を全体に行き渡らせることができなくて収穫の差がすごく激しくなってしまうこととかがありました。
そういうのは1年目にやってみて気づけたことだったので、面白いなあって思いました。
編集後記
大学では農学専攻で、卒業後は経営としての農業に関する知識を培うために、日本農業経営大学校へ。その後は、施設園芸農業についてさらに極めるために、オランダへ留学。
経歴を聞いただけでも農業への熱い想いが伝わってくる、この”井上さん”という人についてもっと知ってもらいたく、今回Humans of 農業でインタビューしました。
part1からpart3まで、井上さんがどんな経緯で農業というものに興味を持ったのか、大学から現在にかけてどんなことをしてきたのか、井上さん自身の言葉でお伝えしています。これを機に農業にもいろんな視点があることを知っていただければと思います。