「レモンの島」大崎上島で県立広島大学の学生と高校生がレモン収穫・農家のオリジナルレシピ調理・試食体験
県立広島大学(広島市南区宇品東1-1-71,中村健一理事長兼学長)人間文化学部健康科学科の学生たち12名は1月11日,「レモンの島」と呼ばれる大崎上島町の海辺にある岩﨑農園で,広島県立大崎海星高校(同町中野)の生徒12名とレモンの収穫応援を行いました。
「レモンの島」大崎上島でレモン収穫応援
国産レモンは広島県の名産で,秋~冬が旬。品質が良いため人気は高く,県内外で高値で取引されています。収穫はトゲのある枝を避けながらの手作業で常に人手不足です。そこで大学生と高校生がペアで一組になり,ハサミで一つずつ慎重に収穫をお手伝いしました。実は青いレモンの方が香りがよいそうで,「若いものの香りが良いのはレモンも人も一緒」という農園の岩﨑亜紀さんの言葉に一同爆笑。海風に吹かれながら大量のレモンを収穫しました。
大崎海星高校でオリジナルレシピを調理・試食
その後,大崎海星高校で,岩崎農園のオリジナルレシピによるレモン料理を試作。コロッケにパスタ,パウンドケーキにレモンスカッシュという献立でした。果汁を絞りパスタソースとし,皮は刻んで茹でこぼし,自家製ピールにしてからコロッケの具にするなど,余すことなくレモンを活用。爽やかな香りの楽しめるメニューに舌鼓を打ちました。
大崎上島と県立大の「ご縁」
健康科学科の学生有志が,レモンを通じて地域貢献を考える「レモン組」という活動を平成28年度から続けています。大崎上島と県立広島大学の「ご縁」は,クラウドファンディングを活用して,学生たちが考案したレモンレシピを掲載したパンフレットを作成し,県民の皆様にお配りしました。クラウドファンディングを通じ,応援して下さった方々へのリターン(お礼)のレモンは,大崎上島の5軒の農家で収穫をお手伝いし,お礼に頂いたレモンでした。
今回は収穫のお手伝いに加え,レモン農家での日ごろのレモン料理の調理方法を学びました。学生たちは今後の新たなレシピづくりに役立てていきたいと考えています。