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GAPとは?メリットやデメリットについてわかりやすく解説!

農業に携わっている方なら一度は聞いたことがあるかもしれない、GAP。
GAPとはGood Agricultural Practiceの頭文字を取ったもので、そのまま訳すと「良い農業の実践」と言う意味になります。
「良い農業の実践」??一体何のことを言っているのでしょうか。
「良い農業の実践」ってすごく曖昧な表現ですが、実際何を実践すれば良いのか?それを実践することでどんなメリットがあるのか?
今日は想定されるGAPのメリット・デメリットをご紹介するとともに、実際に取り組むべきものなのかどうかについて、徹底的に解説していきたいと思います!

目次

GAP(農業生産工程管理)とは??

GAPは先ほども述べた通り、Good Agricultural Practice の略。直訳すると「良い農業の実践」ですが、日本ではGAPを「農業生産工程管理」と呼んでいます。
農業生産工程管理とは

農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組のこと


農林水産省

です。
これだけみると、なんだか話が大きすぎて、農家である私には関係がないのでは・・・。と思う方もいるかもしれません。
しかし、そんなことはないんです。
GAPへの関わり方として、「GAPに取り組む」ことと、「GAP認証を取る」方法の2つがあります。(農林水産省)
ただ取り組むだけでもよし、認証を取ってもよし。認証を取らなきゃいけないというわけではないので誰にでも取り組みやすいかと思います!そして取り組んだ暁には、メリットがたくさん得られるのです。
では一体どんなメリットがあるのか?逆にデメリットはないのか、「GAPに取り組む」・「GAP認証を取る」の二つの視点から順を追って説明していきたいと思います!

GAPに取り組む(メリット・デメリット)

メリット 〜GAPの目的とは〜

GAPは

誰もが農業をする上で守るべき規準のようなもの

です。
規準が定められており、それに沿って自分たちの経営や日々の業務を管理することで、経営改善が見込めたり、事故や自分の作る作物に起こりうるリスクの軽減も期待できると言うのです。
本当にそうなのだろうかと、疑いたくなる方もいるかもしれません。
ですが、平成25年に独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構が行った、「GAP導入による経営改善効果に関するアンケート調査結果」では、以下のようなアンケート結果となりました。

引用元:農林水産省生産局農業環境対策課

ご覧いただいたらわかるように、経営が改善したと回答した方の割合は五項目で多く、特に従業員の自主性の向上という項目では70%もの人が改善したと答えています。
なぜここまで改善した人の割合が多いのでしょうか?
一体みなさん何をしたのでしょう。
農林水産省では、「これから始めるGAP」というオンライン講座のサービスを提供しています。
その中で、具体的にどんなことを実践するべきなのか、2点ほどピックアップして紹介します。

5Sの実践

5Sとはそれぞれ以下の5つの頭文字を表しています。

引用元:http://gap.maff.go.jp/

これを毎日行うと、それだけで作業の効率化やリスクの軽減が見込めると言います。
確かに、身の回りがきちんと整理されていると、「あれどこやったっけ・・・?」とか、「あの書類明日必要なのに見つからない!」などと言った探す時間が減って、ストレスも軽減しそうですよね!

問題点の改善

農林水産省のページでは、農業従事者に対して、農業生産の中で問題点を見つけた場合にまずとるべき手順、というものを紹介しています。
まず、必要な対策を考え、そしてそれを実行し、その内容を記録・点検し、それらを継続的に改善していく、
この手順がGAPに取り組む上で欠かせないものとなっています。
こちら、PDCAサイクルに似ていますよね。
PDCAが世界中で活用されていることを踏まえても、この手順の重要性・有効性は十分説明できます。

デメリットはある?

GAPに取り組む上で、デメリットは一切ないと思います。
もちろん手間がかかる作業ではありますが、その手間分の利益は十分得ることができると思います。
身の回りが整理できてからこそ、本業である農業に集中できると思います。

GAP認証を取る(メリット・デメリット)

そもそもGAPが話題になったきっかけの一つが今年東京で開催される、オリンピック・パラリンピックです。
なぜかと言いますと、政府がGAP認証をオリンピック・パラリンピックの食材調達基準にしたからです。
つまり、オリンピック・パラリンピックで世界各国の方々に提供する食材は、GAP認証を取得した農家の作物のみとなっているのです。
なんだか話が大きすぎてなあ・・・と思う方もいるかもしれませんが、それでも世界中の人に自分の作物を食べてもらえる機会など滅多にありません。
もっと自分の作物をいろんな人に知って欲しい!という方には千載一遇のチャンスなのです。

GAP認証の種類

GAP認証にはいくつか種類があります。
それぞれ運営団体や影響するマーケットが違うので、よく確認してからご自身にあった認証を取るようにしましょう。

(引用元: https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/g_summary/attach/pdf/pamplet.pdf )
日本で販路を広げたい方なら、JGAPとASIAGAPが良さそうですね。海外展開を目指している方ならGLOBALGAP取得を目指すべきでしょう。
そして東京オリンピック・パラリンピックではどの認証を取得しても調達基準は満たしていることになります!

取得までのステップ・取得までにかかる期間

「GAPに取り組む」というステップで必要なことをしている方は、それを継続さえしていれば準備はばっちりです。
※「GAPに取り組む」際、心配であればお近くの農協や普及指導センターに相談してみましょう。
準備が整ったら、審査会社に申し込み、評価の段階に入ります。
そしてそこで取り組みが評価された暁には、認証を取得することができるのです!
ここまでにかかる期間は平均して半年〜一年かかります。
予め余裕を持った計画を立てて、取り組んでいきましょう。

GAP認証取得のメリット

販路拡大が見込める

GAPは世界的に認められている認証です。特にGLOBALGAPは海外の団体が運営しているので、海外へ販路を拡大したい方にはメリットがあります。
国内で販路を広げたい方でも、JGAPやASIAGAPは大手のスーパーが取得を要求している場合もあるため、販売機会を増やすチャンスとなっています。
GAP認証取得という面だけみますと、販路拡大が最大のメリットですが、やはりGAPに取り組むだけで身の回りの状況が改善される、というのが今後にもプラスに影響すると思います。

GAP認証取得のデメリット

コストがかかる

時間的費用、実際に支払わなければいけない費用など、取得にはさまざまな費用がかかります。
個人で取得する場合は10万円から55万円程度かかるそうです(例)。
しかし朗報です!
こちらの費用ですが、団体認証に取り組むことで大幅に削減することが可能です!
団体事務局というものがあり、そこが指導や管理に入ることで団体認証取得に向けて取り組むことができます。
費用としては、50名の団体の場合、1名あたりで2万円〜11万円程度。
だいぶ負担が軽減されると思います!是非考えてみてはいかがでしょうか。

GAPって結局やるべき?

結論から言えば、GAPに取り組むことはするべきですが、認証取得まではやらなくても良いかと思います。
先ほども述べた通り、GAPに取り組むことで身の回りが改善され、従業員の意識が変わったり、ものを管理することで紛失や損害のリスクなども軽減することができます。
それを続けていくことで確実に仕事の質は変わっていきますし、それに伴い育てている作物にもいい影響が及ぼされると思います。
最近農業界で話題になっているGAP。この際にぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか?

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