人気の乗用草刈機を徹底比較!草刈機まさお VS ラビットモアー
暖かくなってくると、大変なのが草刈り!今回は見た目をいい意味で裏切ってくれる、思った以上に背の高い草が刈れ、予想以上に早く草刈りできて、二度と手放せなくなるほど草刈りが楽しくなる、乗用草刈機について徹底比較します。
乗用草刈機といえば、2大ブランドがあります。
筑水キャニコム社の「草刈機まさお」と、オーレック社の「ラビットモアー」です。
今回は、それぞれのブランドのフラッグシップ機である、「草刈機まさお」のCM2201 と、「ラビットモアー」のRM983を比べていきます。
エンジン比較 ヤマハ VS カワサキ
まるでバイクのエンジン比較のようですが、あくまで乗用草刈機のお話です。
「草刈機まさお」CM2201は、”ヤマハ製の空冷2気筒ガソリエンジンEH65 “を搭載します。このヤマハエンジンは元々はスバル製のエンジンで、2018年から技術譲渡を受けたヤマハが製造しています。最大出力22.0PS (グロス値)、排気量は653ccです。最近のキャニコムのカタログでは最大出力をネット値で20.3PS と表記してありますが、比較のためにここではグロス値を使います。
ラビットモアーのRM983は、カワサキ製の空冷2気筒ガソリンエンジンFS651Vを搭載しています。最大出力22.0PS (グロス値)、排気量は726ccです。
馬力ではまったくの互角ですが、排気量では「ラビットモアー」のカワサキエンジンに分があるようです。記者の感想としては、「草刈機まさお」のヤマハエンジンは長いあいだ使わないで久しぶりに使うときに、燃料がキャブレターまでなかなか供給されず、エンジンがかかりにくいことがあります。その点ではカワサキエンジンの方が、信頼性で優位に立っていると思います。
ただし、「草刈機まさお」の上位機種のCMX2404 はホンダ製のガソリンエンジンを搭載しており、こちらは信頼性がかなりアップしているようです。
※エンジン出力のグロス値とネット値の違いについて
簡単に言うとグロス値は無負荷の状態の出力、ネット値は刈刃を回したりして作業時にエンジンに負荷がかかった時の出力です。たとえて言えば、桃の缶詰の中身の重さがグロス値、シロップを除いた桃の正味量がネット値になります。
刈刃駆動の違い シャフト駆動 VS ベルト駆動
両車ともお腹の下(車体の下)に刈刃が回って草を刈るという構造は同じです。ただし、エンジンからの動力を伝える駆動方式は、まったく異なります。
「草刈機まさお」は刈刃の駆動に、シャフト駆動を採用しています。筑水キャニコムはこのシャフト駆動に、【スクリュードライブ】という愛称を使っています(ウォーズマンの必殺技みたい!)。
これによって、刈高さを150mmまで上げられる仕様になっています(ラビットモアーRM983は80mmまで)。
それに対して「ラビットモアー」は昔ながらのベルト駆動です。ですがベルト駆動にも、切株やブロックなどに刈刃を当ててしまった時に、刈刃のギヤボックスにダメージを伝えにくい長所があるようです。またプーリー内のファンが風を起こすので、刈った草がたまらないようになっています。
傾斜地や多少の凸凹のある現場でも作業するのならば、刈刃を高く上げて走行できる「草刈機まさお」に軍配が上がりそうです。
軽トラへの載せおろしも、アルミブリッジへの刈刃の接触を心配しなくてよい分、「草刈機まさお」の方が楽です。
それぞれの魅力は?
草刈機まさおの魅力
「草刈機まさお」の魅力は何といってもそのデザイン!草刈機という地味な機械にしてはあまりに派手なそのデザインは、乗る前からドライバーをワクワクさせてくれ、重労働な草刈り作業も気分を上げて行えそうですね!
愛称の「草刈機まさお」も、いちど聞いたら忘れられなくなるような素晴らしいネーミングです。
たとえば「草刈機まさお」はテレビ東京の【カンブリア宮殿】という番組にも取り上げられたことがあり、インタビュアーの村上龍さんも、「生まれて初めて、草刈りをしてみたいと思った」とデザインや乗り心地を絶賛していました。
他社にはない「草刈機まさお」独自の機能が、左右の刈刃カバーがオープンできる、3D開閉刈刃カバー。この機能にも「魅せられてアイーン」という面白い愛称がついています。
密集した草を刈る時、草の吐き出しを良くし刈り取り負荷を抑える為、刈刃カバーの後方を密集度に応じて3段階に広げることができます。また、刈刃カバーが水平方向にガバッと開いてくれることにより、刈刃の交換の際や、ビニールやロープなどの異物が絡んでしまったときなどにもバツグンに便利な機能です。
また、刈刃の交換作業を工具なしで簡単かつスピーディーに行える、【イ・ア・イ】という刈刃も「草刈機まさお」のオリジナルです。刈刃はステーに引っかかっているだけなのですが、遠心力で落ちないという優れもの!
ただし新品時はともかくとして、汚れて土などが刈刃とステーの間に挟まってくると、交換にハンマーやモンキスパナなどの工具が必要になってくる場面もあります。
ラビットモアーの魅力
続いて「ラビットモアー」の魅力です。
オーレックのラビットモアーはHST変速機にチャージポンプとオイルクーラーの2つの機能を組み込んでいる点が魅力的。
これにより長時間作業時のHSTオイルが過熱してしまうのを防いでくれます。HSTオイルが熱くなりすぎると、前後進が鈍くなる症状が出たりします。
「草刈機まさお」は上位モデルのCM2404 にチャージポンプは搭載されますが、HSオイルクーラーは付いてこないので、かなりお得な装備だと思います。
また、「ラビットモアー」はコストパフォーマンスが高いことが特徴です。
「草刈機まさお」のCM2201が定価870,000(税込)なのに対し、「ラビットモアー」のRM983は793,000円(税別)と同馬力帯で77,000円も安いという、驚きの価格設定です。それでいて、走行ペダルやデフロックなどの基本的な機能はきちんと装備されています。
細かい点ですが、シガーソケットが標準装備されているのもうれしいポイントです。これも他社にはない機能です。草刈しながら、スマホの充電も可能です。
乗用草刈機は果樹園の農家向けに開発されたマシーンですが、今では休耕田や空き地管理・太陽光発電所周りの草刈りにも利用されるなど、活躍の場が広がっています。
農家さん以外のユーザーもとても増えてきました。
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