新型コロナの影響に苦しむ生産者をクラウドファンディングで救おう!
2020年4月28日現在、新型コロナウィルスは世界中で猛威を奮っています。日本でも緊急事態宣言が全国を対象に発表されており、外出自粛が求められています。
多くの業界が甚大な影響を受けているとは思いますが、今回は農業、漁業などの生産者の方たちにスポットを当てたい思います。
営業自粛やイベント自粛に伴い、今まで丹精込めて作ってきた農作物などを破棄しなければならない事態になっています。
そこで、クラウドファンディングを使い、全国から支援を受けようというプロジェクトが立ち上がっています。
まずは、現在どういったプロジェクトが立ち上がっているのか、実例をご紹介したいと思います。
その後、クラウドファンディングとはどういったものなのか、簡単な解説とクラウドファンディング事業者のサイトをご紹介いたします。
実例を見ていただき、もし活動にご賛同いただいた場合はぜひ支援していただければと思います。
もちろん今回ご紹介するプロジェクト以外にも多くのプロジェクトがありますので、クラウドファンディングのサイトで確認していただき、活動に共感したり、応援したいプロジェクトがございましたら支援していただければと思います。
現在立ち上がっているプロジェクトをご紹介!(2020年4月28日現在)
野菜農家を支援したい!学校給食休止に伴い廃棄前のお野菜でベジスープを届けます!
https://camp-fire.jp/projects/view/264020?list=search
最初はこちらのプロジェクト。学校給食専門に卸している農家さんが、学校休校に伴い廃棄になってしまう野菜を仕入れて野菜ポタージュを提供するというプロジェクトです。
集まった資金の使い道は農家さんからの野菜の仕入れ等に使用します。
発起人の紹介など詳細は上記URLよりご確認ください。
コロナに負けない!美味しい能登かきを届けたい!
https://camp-fire.jp/projects/view/252827?list=search_result
2つ目は牡蠣の生産者さんです。地元の牡蠣イベントの中止やレストランの予約キャンセルなどの影響で余ってしまった牡蠣を加工品にして全国に届けるというプロジェクトです。
集まった資金の使途は、売上が減少してしまったお店の存続費用等に使用します。
詳細は上記URLよりご確認ください。
コロナで大打撃!花業界の今と将来をなんとかしたい
https://camp-fire.jp/projects/view/258788?list=search_result
最後は花業界です。やはりこちらも新型コロナの影響で結婚式の延期やお店を休業している花屋さんの影響で、お花が大量に廃棄されている現状をなんとかして救いたいというプロジェクトです。
リターンはもちろんお花などが設定されています。定額制サービスで色々なフラワーショップから様々なテイストのお花が届くというリターンもあります。
資金の使い道は花業界全体の救済資金として使用されます。
こちらも詳細は上記URLをご確認ください。
では、そもそもクラウドファンディングとは?という簡単な解説とクラウドファンディングのサイトをいくつかご紹介したいと思います。
そもそもクラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを通して自分の活動や夢を発信し、その想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から少額ずつ資金を募るしくみ」のことを指しています。
クラウドファンディングには大きく分けて「購入型」「寄付型」「融資型」「投資型」といった種類があるのですが、先にご紹介させていただいた具体例は全て「購入型」になるので、「購入型」のみ解説させていただきます。
その他の種類について詳しく知りたい方は以下をご参照ください。
https://fintenna.jp/3567/
購入型クラウドファンディングとは
購入型クラウドファンディングとは、起案されたプロジェクトに対して支援者がお金を支援し、支援者はそのリターンとしてモノやサービスを得る仕組みのクラウドファンディングです。
購入型という名の通り、支援者は起案者がリターンとして設定した商品やグッズ、サービス等を購入するような感覚で支援することができます。金銭的な見返りがリターンとなることはありません。
そして、この購入型クラウドファンディングにも「All or Nothing型」「All In型」という2種類の仕組みがあります。
「All or Nothing型」は、目標金額を達成するとプロジェクトがスタートできる仕組みです。逆に言うと目標金額を達成できなかった場合はプロジェクトをスタートさせる権利・義務共に消失します。端的に言うと「天国or地獄」。
店舗やブランドの立ち上げ、プロダクトの開発など目標金額を達成しない限り実行できないタイプのプロジェクト、あるいはまだアイデア段階・活動の本格化を控えているプロジェクトなどに適した方式で、本当に求められているコンセプトを持っているプロジェクトが、よりブラッシュアップされた形で実現に動き出す事が出来ます。
一方「All In型」は、目標金額達成の如何にかかわらずプロジェクトが実行される仕組みで、起案者は一定額のプロジェクト資金を獲得することができると共に、支援者はリターンを受け取る事が出来ます。
ですので、プロジェクトの実施、およびリターンの履行を確約できる方のみ利用可能な仕組みになります。
ちなみに先にご紹介した3つのプロジェクトは全てAll In型になります。
クラウドファンディング事業者
日本にも多くのクラウドファンディング事業者がありますが、ここでは大手の購入型クラウドファンディングサイトをご紹介いたします。
CAMPFIRE
CAMPFIREは2011年6月にサービスを開始。オールジャンルでさまざまなプロジェクトを掲載することができます。
Makuake
サイバーエージェントグループが運営し、国内最高支援額のプロジェクトや本田圭佑氏から出資を受けるなど、急成長中のMakuake。
1,000万円超えのプロジェクトを多数出しており、シャープ株式会社とのコラボプロジェクトのマッチングや多くの銀行との提携を行なっています。
Readyfor
日本初の購入型クラウドファンディングサイトのReadyfor。社会貢献系のプロジェクトが多いのが特徴です。筑波大学や宮城県、JTBグループ、北海道銀行などさまざまな業界とのつながりを作っています。
まとめ
今回は生産者の方にスポットを当ててご紹介させていただきましたが、もちろんその他多くのプロジェクトがあります。
新型コロナに限っても医療従事者を助けようといったプロジェクトや、薬の開発資金を提供しようといったプロジェクトまで様々です。
その他、地域に特化したプロジェクトなどもございますので、この機会にぜひ一度サイトをご覧になってその活動に共感したり応援したりしようと思うプロジェクトがありましたら支援してみるのもいいかもしれません。