独特の甘酸っぱさとほろ苦さが根強い人気!甘夏について
甘酸っぱいさわやかな風味とほろ苦さが特徴の甘夏。ビタミンCやビタミンB1をたっぷり含んだヘルシーなみかんです。クエン酸も豊富で、このクエン酸は疲労回復に大きな効果を発揮します。
昭和10年頃に大分県で夏ミカンの中から、酸が抜けるのが早い品種として発見され、昭和25年から日本で初めて出荷用の本格的な栽培がスタートしました。
以来、同じ1本から接ぎ木を重ねて各地に広がり、現在では熊本県は全国第1位の甘夏生産量を誇っています。
優しい甘みとぷちぷちした果肉の食感が楽しめる爽やかな風味のみかんが甘夏です。
外皮は厚くて手で剥くのはちょっと難しいので、みかんむき器や包丁などで切れ目を入れてはずします。内袋は簡単に外せますので、剥いて召し上がってください。
酸っぱいと感じたら、数日置くと酸味が落ちて食べやすくなります。冷蔵庫に入れると酸味が増すことがありますので、常温保存がおすすめです。
甘夏は皮にも栄養が豊富に含まれています。甘夏の皮に含まれるオーラプテンという成分は、活性酸素を抑制する抗酸化作用があり、発がん抑制作用があるといわれています。
最近では認知機能を維持・改善する効果が認められたとして、その成分が含まれる食品に対する特許が出願されました。
果皮を使ったさまざまな商品も開発され、日本一の甘夏の産地である熊本や愛媛では盛んに研究がすすめられています。
愛媛県、愛媛大学、松山大学の共同研究では、体内の慢性的な炎症が基礎病態に共通しており、この甘夏の皮などに含まれるオーラプテンという成分が脳に移行し、脳内で抗炎症作用を示すことで認知機能の維持・改善を効果があるのではないかということです。
この成分は加熱による減少がほとんどみられないため、皮を利用して煮詰めて作られるジャム、マーマレードにして丸ごといただくのがおススメです。
グレープフルーツの登場でややその人気を奪われた形の甘夏ですが、栄養のある皮まで利用できるのは輸入のグレープフルーツにはない甘夏のいいところ。美味しく実をいただいた後、残った皮でマーマレード作りはいかがでしょう。ぜひお試しください。
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