背負動噴のパイオニアメーカー、株式会社丸山製作所に迫る!
みなさん、こんにちは。ツチカウ編集部の谷口です。
農業をするうえで必要になる農薬。以前、ツチカウでも農薬の必要性についてお伝えしました。最近は無農薬野菜が注目されていますが、我々の食生活を支える農業に農薬は欠かせません。
今回、ツチカウ編集部は農薬散布に便利な背負動噴を製産する、株式会社丸山製作所に迫ります!
株式会社丸山製作所と背負動噴
背負動噴を製産する株式会社丸山製作所はどのような会社なのでしょうか。
株式会社丸山製作所とは
株式会社丸山製作所(本社:東京都千代田区内神田三丁目4番15号、代表取締役社長:内山 剛治、創業:1895年)は、農業用機械をメインに生産するメーカーです。
創業以来長きにわたり、日本の農業界を支えてくれています。
株式会社丸山製作所が背負動噴を作ったわけ
株式会社丸山製作所が1918年に人力噴霧器の製造を開始しました。
その当時、消毒作業は人力噴霧器でおこなうものでした。
長きにわたり「液剤は人力噴霧器で噴霧をする」ことが当たり前でしたが、1950年頃、人力噴霧器ユーザーから「人力で作業をするのが大変なので、もっと効率的に消毒できるような機械を作ってほしい!」との声が株式会社丸山製作所に寄せられます。
そこで株式会社丸山製作所は、『2サイクルエンジンを動力とする背負動噴』の開発を開始しました。背負動噴の動力に2サイクルエンジンを利用することは、当時としては異例の試みでした。
開発当初はエンジンと噴霧(ポンプ)のマッチングがうまくいかず、何度も実験を繰り返し、失敗を重ねたそうです。しかし、減速機を取り付けることでエンジンと噴霧(ポンプ)とのマッチングを向上させ、ついに株式会社丸山製作所は『2サイクルエンジンを動力とする背負動噴』の開発に成功しました。
株式会社丸山製作所がエンジン式背負動噴の開発に成功したことで、ユーザーの作業効率も向上しました。
株式会社丸山製作所の背負動噴へのこだわり
背負動噴のパイオニアメーカーである株式会社丸山製作所は、背負動噴に対して強いこだわりがあります。
ユニフロー式ポンプ
株式会社丸山製作所の背負動噴には、独自開発の「ユニフロー式(強制平弁方式)動噴(ポンプ)」が使用されています。現在では他社製品にもユニフロー式が広く波及していますが、開発当時は株式会社丸山製作所の特許技術でした。
「ユニフロー式(強制平弁方式)動噴(ポンプ)」の特徴は、吸水工程で一切の無駄がないため、吸水効率が高いことです。1895年(明治28年)に消火器の製造販売を開始した株式会社丸山製作所は、噴霧(ポンプ)に対する強い思いをもっています。
現在、株式会社丸山製作所では2サイクルエンジンの開発や大型防除機の開発など、様々な開発を行っていますが、動噴(ポンプ)は株式会社丸山製作所のコアとなる技術なのです。
株式会社丸山製作所の新ブランド「M-LINE」のコンセプト
背負動噴のパイオニアメーカー株式会社丸山製作所は、新ブランド「MーLINE」を立ち上げました。「MーLINE」ブランドにはどのような特徴があるのでしょうか。
基本性能はそのままにお求めやすい製品
「基本性能はそのままにお求めやすい商品」が「MーLINE」ブランドのコンセプトです。農業機械=高額というイメージが定着している中、基本性能は保ちつつお求めやすい価格で商品を提供できないかということで「MーLINE」ブランドは立ち上がりました。ユーザーからしたら願ったり叶ったりの新ブランドです!
もちろん、新ブランド「MーLINE」の背負動噴もあります。
株式会社丸山製作所が新ブランド「MーLINE」に込めた思い
「MーLINE」には、株式会社丸山製作所の3つの思いが詰まっています。それは「スタイリッシュ」「かっこよく」「コーポレートカラーを意識」です。
性能はもちろんのこと、「MーLINE」は【見た目】も重視されています。どうせ使用するなら、かっこよくスタイリッシュな製品が良いですよね!
株式会社丸山製作所の新ブランド「M-LINE」の背負動噴がオススメな人
株式会社丸山製作所「MーLINE」の背負動噴はどんな人にオススメなのでしょうか。
「MーLINE」の背負動噴の特徴
「MーLINE」の背負動噴は、ポンプの材質を金属から樹脂に変えることにより機械全体の軽量化がされています。
また、エンジンとフレーム部分を結合している防振ゴム(V字マウント防振・株式会社丸山製作所の特許技術)により、縦と横の両方向の振動を防ぎ、低振動が実現しています。
軽量化され振動も抑えれているため、若い層からお年取りまで、誰でも使いやすいユニバーサルな製品となっています。
株式会社丸山製作所まとめ
背負動噴のパイオニアメーカー株式会社丸山製作所は、 「2サイクルエンジンを動力とする背負動噴の開発」から「新ブランドMーLINEの立ち上げ」に至るまで、創業以来ユーザーのことを思い続け製品開発をしています。
今後も株式会社丸山製作所から目が離せません!