農作放棄地。。。草退治にぴったりな農業機械
今回は最近よく聞く農作放棄地について書きたいと思います。
管理がとても大変で、草退治ぐらいはしないと、周りの人から苦情が来る事もしばしば。。。
夏場になるとぐんぐん草が伸びて、とても刈払機では対応出来ません。
そこで今回は効率良く、農作放棄地を管理できる農業機械をご紹介します。
乗用モアー(乗用草刈機)
見た目はまるでゴーカートのようですが、使用の方法もまさにゴーカートです。
車体真ん中に座って、乗っているだけで草刈りが出来ます。
パワーも14馬力モデルから22馬力モデルまでラインナップがあり、走行はHST仕様です。
HSTとは、いわばオートマです。手元のレバーで前後の走行ができ、同じレバーでスピード調整もできる優れものです。
普段農業機械に関わりがない人でも、簡単に作業が出来ます。
お値段は、65万円ほどから140万円のものまで様々で、それなりに広い畑や複数の畑を管理する場合にオススメです!
ちなみに、刈払機で1日かかる場所で乗用モアーを使用すると、概ね2時間ほどで作業が終了します。
ハンマーナイフ式モアー
この草刈機の特徴は、機械の大きさの割にパワーがある事です。
普通の草刈機は、2枚の刈刃が地面と並行に回転し、草刈りをするのに対し、ハンマーナイフ式は、耕耘機の様に縦回転する軸に草刈り用の刃が複数付いています。
イメージは草を叩きながら、砕くような感じです。
ですから、草丈の長い場合や、ブタクサなどの茎が太い草などがある場所にはうってつけです。
すでに、ほとんど手が入らず、雑木林の様な農作放棄地に対してはオススメの機種になります。
また、走行部はホイール式とクローラー式の2タイプがり、45度までの傾斜であれば、草刈りが可能です。
お値段は25万円ほどの小型タイプから、62万ほどの本格派タイプまでラインナップがあります。
トラクター
この名前は農業をしていない人でも聞いたことがあるかと思います。
トラクターは土を耕うんする機械ですが、前者の2機種とは違って、草を刈る発想ではなく、土ごと草も耕うんする方法です。
耕うんすることで、草が生えて来る期間を延ばすことが出来ます。
農作放棄地はもともと畑や田んぼだったわけですから、石なども少なく耕うんすることも可能なはずです。
しかし。すでに草が伸びている場所ですと予め草を短く刈ってから、耕うんしなければなりません。
あまりにも草が長いと、トラクターの耕うん部に草が巻き付き故障の原因になります。
お値段は、小型のタイプでは100万円からあり、中型タイプでは300万円以上します。
ですが、トラクターは中古の需要も多く、中古で購入する事も可能。
価格帯は様々ですが、安くて50万円ほどから購入が可能です。
まとめ
今回は、3機種ご紹介しました。
農作放棄地は社会問題になってはいますが、草の管理をすることでトラブルも避けられ、新たな農家に貸すことも可能になります。
先祖代々受け継いだ土地ですから、大切に管理する事が出来れば利用価値も増えて来るのではないでしょうか。