野菜畑に植えるべき!役立つコンパニオンプランツ6選とその楽しみ方
コンパニオンプランツって?
コンパニオンプランツは野菜の近くに植えることで、その野菜に何らかのメリットを与える植物です。そんなコンパニオンプランツと相性のよい野菜やハーブなどの組合せ、効果、育て方のコツなどをご紹介していきましょう。
コンパニオンプランツの効果
上手な野菜作りの上でコンパニオンプランツを利用することは、とても有益な方法です。野菜やハーブと一緒にコンパニオンプランツを植えることで、より健康に育てられるのがなんといってもその最大の魅力といえるでしょう。
コンパニオンプランツの効果のひとつに、一緒に育てる野菜やハーブを有害な昆虫や病気から守るという点があげられます。また、受粉に必要な昆虫を呼び寄せて結実をうながす、という効果もあるようです。
コンパニオンプランツの使用にあたっては、植物が持つ物質が他の植物に何らかの影響を及ぼすことを意味するアレロパシーという他感作用が期待されています。例えば、栄養をそれほど必要としない植物と必要とする植物を一緒に植えることで、土壌の成分を適度に保つ、日当たりの必要なものとそうでもないものを適度な日当たりに調整するために遮光効果を狙って植えることで、育てる野菜やハーブを健康に育てることができるのです。
しかし、コンパニオンプランツの効果は化学的に証明されているものではなく、長い年月を経て培われた経験から伝えられていることが大半です。けれども、何かしらの効果がみられたからこそ、多くの方が現場で実践している方法でもあるのです。
実際の体験を通じて、新しい発見をすることもあるでしょう。いろいろ試してみて、あなただけのベストなコンパニオンプランツを見つけるのも、ガーデニングの楽しみになるかもしれません。では、コンパニオンプランツにおすすめの植物を紹介していきましょう。
おすすめのコンパニオンプランツ6選
おすすめ①ボリジ(ルリジサ)
星のような青く美しいボリジは、昆虫と関係のあるコンパニオンプランツです。ボリジの花にはミツバチをはじめ、受粉を促進する昆虫をひきよせる効果があるので、ボリジをコンパニオンプランツとして植える場合は、受粉を必要とする植物の近くに植えるのがおすすめです。また、ボリジには野菜を食い荒らすイモムシを撃退する働きがあるため、トマトの近くに植えると味がよくなるともいわれます。
ボリジの葉や花にはキュウリのような香りと風味があり、食用とされています。若くてやわらかい葉を摘んでサラダに、また青い花は砂糖漬けにしてケーキなどのデコレーションにもおすすめなので、ボリジの食用も目的のひとつに育ててみてはいかがでしょうか。
ボリジの開花時期は5~9月ごろ、日当たりがよく、乾燥気味のやせた軽い土壌を好みます。多湿を嫌うので水はけのよい環境をつくり、水の与えすぎには注意が必要です。
ボリジと一緒に植えたい野菜/ハーブ:トマト、カボチャ(スクワッシュ)、イチゴなど
おすすめ②カレンデュラ(ポットマリーゴールド/キンセンカ)
カレンデュラは黄色からオレンジ色の元気いっぱいの花をつける華やかなコンパニオンプランツです。カレンデュラの花は、アブラムシを撃退し、受粉をうながす昆虫を呼び寄せる効果があるとされています。また、根は厚みがあり、天然のマルチとして活用されます。土を日光から保護し、野菜畑の湿度を保つ働きをします。
カレンデュラのやわらかい葉は食用でき、花はサラダや寿司などに飾りとして散らすほか、ハーブティーにして楽しめますよ。カレンデュラの開花時期は4月~8月にかけてです。
カレンデュラは湿度の低い涼しい土地を好みます。耐寒性は高く、日当たり良く、水はけの良い土壌でよく育ちます。
カレンデュラと一緒に植えたい植物:豆類、アスパラガス、レタスなど
カレンデュラ(ポットマリーゴールド)と混同しやすい植物がマリーゴールド(フレンチマリーゴールド)です。名前も見かけもよく似ている上、どちらもコンパニオンプランツとして優秀なのですが、この2つは全く別のものです。マリーゴールドはトマトにつく線虫除けとして効果を発揮し、蚊やアブラムシを寄せ付けません。カレンデュラは食用となりますが、マリーゴールドは食用とならないのも大きな違いです。
おすすめ③バジル
バジルは香りがよく、コンパニオンプランツの代表格です。バジルには多くの種類がありますが、とくにおすすめしたいのがスィートバジルです。ハエや蚊を撃退する香りを放ち、コンパニオンプランツとして役立ちます。
スィートバジルは、日当たりのよい室内の窓際でも花壇などの屋外でも、簡単に栽培できる植物です。イタリア料理で知られるカプレーゼなど、トマトとバジルは食用としても最適のペアですが、両者はコンパニオンプランツとしての相性も抜群なのです。
トマトは水分が多すぎる土壌では果実が弾けてしまうトラブルが起こりがちですが、バジルは土中の余分な水分を排水しながら、適切な湿りをキープしてくれます。バジルとよく似た栽培環境を好むハーブと一緒に植えるのもおすすめです。
バジルと一緒に植えたい植物:トマト、パセリなど
おすすめ④カモミール
カモミールは野菜やハーブの成長をうながし、風味をアップさせる働きをもつコンパニオンプランツです。抗菌、抗真菌作用が認められカビ予防にも役立ちます。ブロッコリーなどアブラナ科の野菜につきやすいアブラムシの天敵となるテントウムシを引き寄せて、野菜を害虫から守ってくれます。
カモミールの開花時期は5~7月です。涼しい気候を好み、半日陰でよく育ちます。ただし蒸れに弱いため、湿気がこもらないように風通しや水はけのよい場所を選んで植えましょう。
コンパニオンプランツとしても優秀なカモミールですが、カモミールのみでも十分に植える価値のある植物です。カモミールをお茶やエキスにすることでナチュラルなセルフケアに活用できますよ。
カモミールと一緒に植えたい植物:キャベツ、タマネギ、豆類、キュウリ、ブロッコリー、ケール、芽キャベツなど
おすすめ⑤ラベンダー
ラベンダーは、その強い芳香がイモムシなどの害虫を追い払い、その他にも蚊、ノミ、ハエなどを撃退することでも知られているコンパニオンプランツです。また、ラベンダーは昆虫だけでなく、鹿やウサギなどの大きな害獣からも他の植物を守る働きを持つのが特徴です。
水はけのよい半日陰の土地を好み、暑い気候では日よけなどを工夫することで成長がうながされます。ラベンダーは高温多湿を嫌うため、風通しがよく、乾燥気味の土でよく育ちますが、水が切れないよう注意が必要です。
ラベンダーと一緒に植えたい植物:ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、芽キャベツなど
おすすめ⑥ペパーミント
爽やかなペパーミントの香りには、ハエや蚊を除ける効果があります。ペパーミントは蚊の幼虫にとって有害であることが認められ、ボウフラの繁殖を防ぐ効果で知られるハーブです。そのスッキリとした香りはクモにとっても苦手なのか、ペパーミントにはクモが近づかないといわれます。
すばらしい香りをもつペパーミントは優秀なコンパニオンプランツですが、植えるにあたっての注意点があることを忘れてはいけません。それはミントが強力な繁殖力をもつことから、地植えすると、みるみる地面を覆うように広がり、他の植物を圧倒してしまうことがあることです。ペパーミントは不要に広がらないよう、鉢植えにするなどの工夫が必要です。
ミントは日当たりを好みますが、日陰でもよく成長します。土は常に湿る程度に保ちますが、蒸し暑さに弱いので風通しよく管理します。
ミントと一緒に植えたい植物:キャベツ、ブロッコリー、ケールなど
コンパニオンプランツで野菜作りを楽しもう!
一緒に植えることで野菜やハーブが元気に育つコンパニオンプランツとその楽しみ方や栽培環境についてご紹介しました。おいしく食べて、観賞の楽しみも加わるベジタブルガーデン作りのヒントとして活用してみてください。
参照:
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