水耕栽培とプランター栽培をマンションで実際にやってみましたレポ[VOL.3]
できるだけ手をかけず、基本的な知識だけで農業気分が楽しめたら…
そんな思いからスタートした「青しその水耕栽培」と「トマト&ピーマンのプランター栽培」。
毎日、大きな負担もなく本当に気楽なものですが、始めて1ヶ月で痛感したのは知識がなければちゃんと大きく育たないかもしれない、ということ。
今回は野菜を栽培するうえで最低限知っておきたい「追肥」について触れてみたいと思います。
第一弾と第二弾はこちら
すぐに使える!元肥入りの便利な培養土
我が家は、ホームセンターで購入したプランター用の培養土を使用しています。
袋にはその特⻑として
- 植物の生育に適したphに調整すみ。
- 通気性・排水性・保水性・保肥性に優れている。
- 元肥入りでこのまま野菜の苗に植え付け、植え替えができる。
と書かれています。そのため、苗を買ってすぐに植え付けをすることができました。
ご存知の方も多いと思いますが、肥料には苗の植え付け時に施す「元肥(もとごえ)」と、生⻑途中で与える「追肥(ついひ)」があります。市販されている培養土は元肥入りのものが多くみられるため、そのまま使えてとても便利なのですが、当然ながらその養分はずっとキープされているわけではありません。
そこで追肥が必要となります。
しかし肥料は、多すぎても少なすぎても生⻑の妨げになるため注意が必要で、どのタイミングでどれだけの量を与えたら良いのか、そこがポイントとなります。
植え付けから数週間で栄養不足に
私は当初、追肥について知識がなく、植え付け後はしばらく水やりだけで安心していました。
ですがトマトもピーマンも日増しに樹勢がなくなり、葉先も枯れたようになっていくのを見て、初めて栄養が不足しているのではないか、という思いに至ったのです。
そして培養土が入った袋の裏面をよく見ると…
肥料はあくまで初期生育のためなので、植え付け後は2~3週間で追肥を施すよう、きちんと明記されていました。
追肥をしたらみるみる元気に
我が家で購入したのは、同時並行をしている水耕栽培でも使えるよう液体の肥料、いわゆる「液肥」です。
色々調べてみると、葉物野菜は液肥が適しているそうですが、実もの野菜は効果を長く持続させるために、粒状の(固形)肥料の方がいいようです。与えるタイミングは、最初に実が大きくなり始めた頃から2~3週間に1回程度、使用説明書に従った分量を施します。
プランター栽培はマンションのベランダで行なっているということもあり、固形の肥料などは臭いの面でちょっと心配です。
そのため、液肥をそのまま使うこととし、現在は1週間に1回、水やりの際に液肥を混ぜて与えています。
トマトは、比較的早く実をつけていたのですが、液肥を与えるようになってまだ日が浅いせいか、あまり大きくならないままそのうちの1つが色づき始めました。
また、ピーマンも小さいながら、ようやく結実しました。花もいくつか咲き始めたので、今後の生長が楽しみです。
そして、青しその水耕栽培も今のところ順調です。
茎がかなりヒョロヒョロですが、確実に伸びて葉の数も徐々に増えています。
市販のものと比べて葉の表面はやや固めな印象があり、まだ食していませんが香りもさわれば匂う程度です。
枯れたり病気になったりはしていないようなので、こちらもしばらく様子を見ることとします。
まとめ
- 元肥入りの培養土は、植え付けから2~3週間後に追肥をすること
- 実もの野菜は、最初の実が大きくなり始めた頃から追肥をする
- プランター栽培で液肥を使用する場合、速攻性が高いが固形肥料に比べ持続性がないため、定期的に与えなければならない
トマトとピーマンは、これから実の数を増やしてさらに大きく育てるためにも、栄養は欠かせません。適量を守り、定期的に追肥をして「買うよりうまい」収穫となるよう頑張っていきたいと思います。