培養土を袋ごと育ててみよう!サツマイモやトマトなど、購入した培養土を袋ごと容器として使う栽培方法を紹介
野菜の袋栽培に挑戦してみよう
「野菜づくりは難しそう」「狭いスペースしかない」「プランターや鉢の準備がたいへん」など、野菜づくりをはじめてみたいけれど、ハードルが高くて…いう人に限られたスペースで気軽にはじめられる野菜の袋栽培が人気です。
プランターや大きな鉢などなくても、ほんの少しのスペースで気軽に野菜づくりを楽しめるのが袋栽培です。袋栽培は袋に土をいれて、その中で野菜を育てる栽培方法です。袋がおけるスペースさえあればOK、プランターなどの道具をあれこれ買うことなく簡単に野菜を育てられます。
袋栽培にはメリットがいっぱい!
面倒な手間を必要としない袋栽培は、すぐにでも野菜づくりをはじめたいと思えるようなメリットがいっぱいです。袋で野菜を栽培すると、ナゼ得をするのか?その理由をあげてみましょう。
メリット①移動や片付けがラク!
袋栽培の特徴は、大きなプランターや鉢、鉢底石など道具が必要なく、場所の移動も簡単、大きなゴミが出ることもないので片付けも手間いらずです。
メリット②費用が節約できる!
袋栽培は袋と土と苗さえあればはじめられるので、高額な初期費用が必要ありません。野菜が収穫できるようになれば、食費の節約にもつながりますね。
メリット③狭い場所でもはじめられる!
ベランダや限られたスペースでも、袋栽培なら場所を取りません。大きな袋をおくスペースがなければ、小さな袋でも大丈夫です。スペースにあわせて袋の大きさや置き方を考えてみてください。
メリット④多種類の野菜が育てられる!
袋栽培は多種多様な野菜を育てることができます。キュウリ、ナス、トマト、葉物のほかにも、ダイコンやゴボウ、ニンジンといった根菜類まで幅広く栽培できます。
メリット⑤気軽に始められる!
袋栽培のメリットは、なんといっても手軽にはじめられること。そこで経験を積んでから、本格的な野菜づくりに移行することもできます。また、何らかの理由で栽培を断念することになったとしても、袋と土を処分するだけ。お試し感覚で野菜づくりに親しめるのも袋栽培のメリットです。
野菜を土の袋のまま栽培する方法
袋栽培に必要な道具
袋栽培をはじめるにあたって最低限必要なのは、袋、土、苗です。野菜の種類や成長にあわせて肥料も必要になるでしょう。そのほかには植え付けのためのスコップ、水やりのジョウロ、噴霧器があれば作業もはかどります。千枚通しやキリなど水切り用の穴をあける道具とハサミも準備しておきましょう。
育てる野菜の種類に応じて、支柱、ひも、はさみ、バケツ、寒冷紗などが必要になることもあります。
植え付けには水が必要なので、ジョウロやペットボトルに水を用意しておきましょう。
袋栽培の手順
袋栽培ではさまざまな野菜を育てられますが、基本の育て方はほぼ共通しています。
手順①土と袋を準備する
袋栽培に必要な土と袋を準備します。一般的にはホームセンターなどで販売されている肥料を配合した野菜用の土を利用するとよいでしょう。肥料が含まれていない場合は、野菜の成長を促すための土の調整が必要です。育てる野菜によって土を整えます。
また、袋の性質に応じて土づくりをすることも重要です。市販されている土が入ったポリエステルの袋をそのまま使用する場合は、水はけのよい土であることが重要です。園芸店などで販売されている麻布、不織布など、土が乾燥しがちな袋なら水もちのよい土づくりをこころがけましょう。
袋栽培用の培養土と袋がセットになったもの、トマトやゴーヤなど野菜別のキットも市販されていますので、目的に応じてこうしたものを選んでみるのもいいかもしれません。
手順②苗を用意する
育てたい野菜の苗を用意しましょう。袋栽培では、種から育てることもできますが、初心者さんなら苗を袋に植え付ける方法がおすすめです。
苗が準備できたら、野菜の性質に応じて、袋の置き方を決めましょう。袋を縦にして使えば、根菜など深さが必要なもの、横に使えば地表に育つ葉物など土の表面を広く使いたいものに、また袋を寝かせて広い面を使えば安定感が増すため、ゴーヤなどグリーンカーテンになる野菜の栽培もできます。根が浅く、表面積が必要な植物にもこの方法がおすすめです。
手順③袋に苗を植え付ける
次に袋をおく場所を決めます。育てる野菜の性質によって日当たり、風通し、温度などの状況を含めて場所を選びましょう。袋栽培では強風で袋が倒れやすいので、おく場所は十分に検討して決めてください。
土の袋は開封する面を上にして、袋ごとトントンと地面に軽く数回落とし、底面に土がいきわたるようにします。袋が倒れないようにバランスを整えたら、下部に千枚通しやハサミの先端などで直径0.5~1cm程度の水切り用の穴を6~10カ所ほどあけます。次に上部の封を切って、袋の端を土の数センチ上まで折り返して土を露出させましょう。
苗を植え付ける前に土にしっかりと水をかけて湿らせたら、準備完了です。植え付け後は、再び水切り穴から水が滴るまでしっかりと水やりをしましょう。
手順④袋栽培の管理方法
収穫まで野菜の種類に応じて追肥を行います。水やりは、土が乾いたらたっぷりとおこなうことがポイントです。ポリエチレンの袋の場合、土が高温になりやすいので、日当たりが強すぎる場合などは場所を移動させることも考えてみてください。
袋栽培におすすめの野菜①サツマイモ
袋栽培では根菜類も育てられます。サツマイモは栽培が比較的簡単で、子どもの教材としてもおすすめです。収穫時期になれば芋ほりが体験できるのも楽しいので、ぜひトライしてみてください。
サツマイモの袋栽培に適した環境
サツマイモの栽培には高温の土が最適です。ポリエチレン袋の土の温度が高くなりやすいという性質がサツマイモの袋栽培に適しています。
サツマイモの袋栽培の準備
サツマイモは地中で成長するので、深さを確保するために袋を縦に使うことをおすすめします。袋の上部を土の上3~5㎝ほどまでくるくると折り返します。
サツマイモの植え方
土の表面に深さ5㎝程度の横長の溝を並行に2本掘りましょう。サツマイモの挿し穂の先端が土の上に出るよう、つるの3~4節を溝に埋め込みます。もう片方の溝には先端が先ほどの穂先と反対側に向くようにして同様に植えます。植え付け後にはしっかりと水やりをしてください。
サツマイモ袋栽培のお手入れ方法
植え付け直後のサツマイモには、十分な水が必要です。植え付け後の1週間は毎日しっかりと水を与えて根の成長を促します。その後10月ごろの収穫時期までは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。サツマイモは栄養分をそれほど必要としないので、成長が鈍いとき以外に肥料は与えなくても大丈夫です。
袋栽培におすすめの野菜②トマト
ベランダ栽培する人気の野菜のひとつがトマトです。そんなトマトも袋栽培におすすめです。おいしいトマトを収穫するための袋栽培のポイントをおさえておきましょう。
トマトの栽培に適した環境
トマトは日当たりがよく風通しのよい場所を好みます。しかし、空調機器の室外機などの熱風には弱いので、高温になりすぎる場所は避けるようにしてください。トマトには水はけのよい土も必要です。市販のトマト栽培用の土や専用キットを利用すれば、トマトに適した土が手に入るので、初心者ならそうした専用の土を使うのもおすすめです。
トマトの袋栽培の準備
トマトの根は縦横に伸びる性質があるため、土の袋を縦において使います。水抜き用の穴をあけ、上部を開封したら土の上5㎝程まで袋を折り返し、水をたっぷりかけます。トマトの苗にもしっかりと水分を与えてから植え付けます。
トマトの袋栽培のポイント
トマトの袋栽培は水やりがポイントです。あとは毎日水やりして、月1回肥料を置き、ときどき芽かきをしてあげれば、夏には真っ赤なトマトが実るので、収穫時期を楽しみにまちましょう。
袋栽培で畑をおしゃれに!
小さなスペースでも多様な野菜を育てられる袋栽培ですが、土の袋をそのまま使うことで少々見映えが悪いと思われるかもしれません。袋栽培をおしゃれに楽しむために、ジュート(麻)の袋などで上から覆ってみましょう。カバーをひもで結ぶだけでおしゃれなプランターに変身します。
今回は、プランターや鉢がなくてもはじめられる、土の袋を利用した野菜の栽培方法をご紹介しました。葉物野菜から、実のなるもの、根菜類まで、育てられる野菜の種類も豊富です。使い方次第で家庭菜園の楽しみが広がりそうです。手軽な野菜の袋栽培にぜひ挑戦してみてください。
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