今から始められる野菜作り。真夏でもOK!
「家庭菜園を始めたい!でも、こんな暑い時期に作れる野菜ってあるの?」「何か種をまいてみたいけど、秋まで待たないといけないの?」そんな疑問をおもちの方に、この記事では夏に始められる野菜作りについてご紹介します。
8月に種をまくのに適した野菜
家庭菜園で人気のある作物の多くは、春まきか秋まきのものが中心。しかし、本来夏に種をまくような野菜も意外とたくさんあります。次にあげる野菜は、むしろ真夏に種まきをすることが推奨されています。
※この記事でご紹介する栽培時期の目安は、中間地の気温を想定しています。暖地や冷涼地の場合は、時期が前後にずれる場合がありますので、お住まいの地域にあわせて作型を調整ください。
ニンジン
ニンジンは夏に種をまき、秋〜冬に収穫するのが一般的です。畑に種を筋まきし、成長と共に間引きしながら育てます。暑い時期だからといって、特に注意することはありませんので安心です。また、ニンジンと一口に言ってもいわゆる普通のニンジンだけではなく、黄色や紫色などのカラーニンジンや、鮮やかな紅色をした金時ニンジンなども同じく8月に種をまくことができるので、お好みで様々な品種の栽培を楽しめます。
ブロッコリー、カリフラワー
ブロッコリーやカリフラワーはセルトレイやポットなどに種をまき、苗を作って畑に植え替えると管理しやすいでしょう。真夏は土の表面が乾燥しやすいので、少し深めに種を植えるのがポイントです。8月に種をまいたら、1ヵ月ほどで畑に植え替え、11月頃から収穫できます。
白菜、キャベツ
冬に収穫する野菜ですが、種まきは夏に行います。ブロッコリーと同じく、苗を作って畑に植え替える方法が一般的です。育苗期間は20日〜30日程度。今種をまいておけば、晩秋〜年明けくらいまで収穫できます。
ダイコン
ダイコンも冬野菜の代表格です。一般的な太く長いダイコンから、早く収穫できるミニダイコンや、真っ赤なもみじダイコンなど種類も豊富。耐暑性のある品種もたくさん出ているので、栽培しやすいです。ダイコンもニンジンと同じく畑に種を直まきし、間引いて育てます。間引き菜はカイワレダイコンとして食べられるのも嬉しいですね。
葉物全般(ホウレンソウ、小松菜、水菜、葉ネギなど)
葉物は、真冬以外ならほぼ一年中種がまけます。時期をずらして少しずつ種をまいていけば、収穫も長く楽しめますね。
らっきょう
らっきょうは真夏に種球を植え付けます。収穫は翌年6月頃になるので、気長に育てましょう。生育期間は長めですが、植え付けてしまえば数回追肥をして軽く土をよせるだけなのでほとんど手はかかりません。やせた土地でもよく育つので、砂地などで栽培が盛んです。湿気を嫌うので、水はけのよい場所を選んで植え付けましょう。
本来は春まき・春植え でも夏から育てられる野菜
ここまでは、もともと夏まきに適している野菜をご紹介しました。しかし、一般的に春まきが推奨されている野菜の中にも、品種によっては夏から栽培を始めることが可能です。ここでは遅植えに適している野菜を、いくつかご紹介します。
秋どりキュウリ
夏野菜の代表格であるキュウリですが、実は秋に収穫することも可能です。キュウリは生育期間が短いのが特徴で、GW頃に苗を植えると1ヵ月後には収穫が始まります。しかし、収穫が終わってしまうのも早く、お盆頃までにはほぼ枯れてしまいます。そこで、8月に苗を買ってきてまた植えておけば、9月〜10月にかけても収穫が楽しめます。
枝豆
8月に種をまいて、10〜11月に収穫できる品種があります。春にまいて真夏に収穫するものより虫がつきにくく、育てやすいかもしれません。
つるなしインゲン
つるなし品種は短期間で収穫できるので、夏まきにも適しています。種をまいてから50日程度でたくさんのサヤをつけてくれます。
秋ナス
春に植えたナスを秋まで収穫するには、途中で剪定が必要ですが、夏に植えると剪定不要で美味しい秋ナスを楽しむことができます。初心者さんにはむしろおすすめの作型です。
ジャガイモ
意外に思われるかもしれませんが、ジャガイモも中間地〜暖地であれば年2回の栽培が可能。8月に植えれば晩秋に収穫でき、冬の間貯蔵できます。暑すぎると種イモが腐ってしまうので、ポリマルチは使用しないほうが無難です。また、霜が降りると傷んでしまうので、寒くなりすぎる前に収穫を終えましょう。
真夏の野菜作りのポイント
真夏の家庭菜園で失敗しないためには、いくつかポイントがあります。強い日差しと乾燥、豪雨などに備える方法をご紹介します。
夏に強い品種を選ぶこと
同じ作物でも品種によって暑さに強いもの、寒さに強いものがあります。種袋の説明書きをよく読み、できるだけ耐暑性があり、夏まきに強い品種を選びましょう。
また、もともと夏に種まきをする冬野菜の場合も種選びに注意が必要です。例えばキャベツなら「春キャベツ」ではなく「冬キャベツ」を選びます。これも種袋の裏面にある作型例を見て、適したものを探してください。
苗づくりは半日陰で水を切らさないこと
ポットなどで育苗する場合は、涼しい場所に置いてあげましょう。夏の強い日差しは土の表面をすぐに乾かしてしまい、油断すると苗を枯らしてしまいます。特に種まき後〜発芽までの間は、水遣りを欠かさないようにしましょう。発芽までは上から新聞紙や不織布をかけておくと、乾燥を防げます。
露地まきは天気予報を要確認
頻繁に水遣りできない畑に種を直播したり、苗を植える場合は、できれば雨の降る前日や曇りの日を選びたいものです。植え付け直後にいくらたっぷり水遣りをしても、強い日差しを1日中浴びれば土がすっかり乾燥してしまうことも。順調な初期生育のためには、やはり水を切らさないことが大切です。
日除け資材を活用しよう
土の表面の乾燥を防ぐために、畑に苗を植え付けるときは、株元に稲わらを敷くのもおすすめ。雑草対策にもなり一石二鳥です。また、トンネルをして寒冷紗をかけ、日差しを和らげるのも効果的です。寒冷紗は虫よけにもなります。
植える場所は半日陰でもOK?
日の長い夏の間は一日のうち半日も光が当たれば、作物によっては十分育つものもあります。半日陰の栽培におすすめなのは、キュウリ、小松菜、水菜、葉ネギなど。真夏の家庭菜園なら、普段は日当たりがあまりよくなくて敬遠している場所を有効に活用できますね。
畑の水はけをよくしておこう
これからの時期は、台風や秋雨前線の影響で、豪雨や長雨になることも予想されます。適度な雨は必要ですが、降りすぎて作物が長い間水に浸かってしまうと病気の原因となります。畑の畝を高く作ったり、排水溝を掘って水がはける場所を作っておくと安心です。
熱中症に注意!
暑い日差しに弱いのは、作物だけでなく人間も同じです。外での作業は、なるべく早朝や夕方などの涼しい時間帯を選んで行いましょう。また、帽子や薄手の長そで長ズボンを着用し、直射日光には当たらないようにしましょう。曇っている日でも日差しは案外きついので、油断は禁物です。
まとめ
今回の記事では、真夏から始められる野菜の栽培についてご紹介しました。真夏でも意外と多くの野菜が作れることがおわかりいただけたでしょうか?これからしばらくは、まだまだ残暑が厳しい日が続きます。熱中症には十分注意して、夏の家庭菜園をぜひ楽しんでください。
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