イスラエルの灌水メーカー「ネタフィム」を紹介!
先日ツチカウで、「農業先進国イスラエルを紹介!砂漠にあるのにアグリテック先進国」という記事を出しました。
今回は、その記事でも紹介したアグリテック先進国イスラエルの灌水メーカー「ネタフィム」社を紹介します。
ネタフィムとは
Netafim(ネタフィム)は、「点滴灌漑」の原理に基づく水供給システムを事業化した企業です。ネタフィム社は自身のことを「まず生産者であり、そしてイノベーターでもある」としています。
ネタフィムは、イスラエル南部の砂漠の砂地で栽培に挑んだことをきっかけに創業されました。砂漠地帯という過酷な条件下でおこなわれる農業経験で培った農学知識と精密潅水を掛け合わせて、世界をリードする灌水メーカーとして、スマート農業の普及を推進しています。
ネタフィムの経営理念
「より少ないモノで、より多くの成長を」世界中で実現する。
ネタフィムの企業理念
世界をリードする灌水メーカーとして、スマート農業の普及を推進し、食糧、水、土壌などの資源不足の問題に取り組み続けます。
ネタフィムの拠点
現在ネタフィムは、世界各地に33の現地法人と17の製造工場があります。日本法人は東京にあります。( ネタフィムジャパン株式会社 東京都中央区日本橋中洲5-10 第16シグマ日本橋ビル )
これまでに、1,000万ヘクタール以上の土地に灌水を行い、1,500億個以上のドリッパーを生産し、200万人以上の生産者がネタフィム製品を導入してきたとのことです。
ネタフィムの主な製品
ネタフィムの主な製品は下記の通りです。
灌水用製品
精密灌水用デジタルツール
ネタフィムと日本の繋がり
ネタフィムは東日本大震災後に、イスラエル大使館と共同で、福島と宮城に多数のシステムを寄付しています。
震災後、津波による海水や倒壊家屋、化学物質、オイルなどで汚染され、農地は全く使うことができなくなっていました。
そこで、ネタフィムは多数のコンテナを用意。その中に汚染されていない土やココナッツシェルのファイバーを砕いたCoco Peatと呼ばれる材料をスリランカから輸入してコンテナに入れ、農家の方々に提供しました。
そのコンテナにネタフィムの灌水システムを組み合わせることで、福島や宮城の農家の方々はすぐに農業を再開することができました。ネタフィムによる東北支援は、2011年と2012年の2年間行われました。
また、ネタフィムは日本政府主導の温室再建の復興にも、日本の温室メーカーと共に参画しています。
筆者はイスラエルのメーカーが東北支援をしているとは、全く知りませんでした。もしかしたら、ネタフィムが支援した農家さんが作った農産物を食べていたかもしれません。もちろん、皆さんも食べているかもしれません。
そう考えると、今まで遠い存在だった「灌漑」が突然身近に感じられますね。
参考:農業のデジタル化に先鞭をつけたネタフィムに日本の農業の未来を学ぶ
まとめ
イスラエルの灌漑メーカー「ネタフィム」は、東日本大震災後の東北復興にも尽力するなど、日本と結びつきの強い農機具メーカーです。
果樹園への灌水や防霜以外に、植物工場の設立などの事業も行っています。もう既に、皆さんもネタフィム製の設備で作られた農産物を食べたことがあるかもしれません。
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