秋の栽培シーズン到来!初心者にオススメの秋冬野菜をpick up!
トマトやピーマン、ナスといった夏野菜のシーズンが終わり、今年の家庭菜園もそろそろ終了かな?とお考えの皆さん! 実は秋から栽培をスタートできる野菜はたくさんあります。夏の照りつける日差しがさった時期だからこそ、作業がしやすい気温で、害虫も少なく、水分調整も簡単…。秋の栽培シーズンは、初心者にもうれしいメリットがさまざま。
今回は、秋冬の家庭菜園の利点や注意点、10月から栽培を始められる野菜の種類をご紹介します。
秋の家庭菜園の利点と注意点
本州では10月に入ると日中の気温が19℃〜23℃ほど、朝晩の気温は14℃〜18℃で過ごしやすい気候となります。夏のように強い日差しに悩まされることもありません。涼しい気候により水分の蒸発が少なく、水やりの調節がしやすくなります。また、野菜の天敵となる害虫も減少。これに伴って病気にもかかりにくくなります。
そんな秋にスタートする野菜の種類には、栽培期間が長いものも多く、じっくり育てていくことで、寒さが厳しくなる環境の中で甘みが増すというメリットもあります。
たくさんの利点がある秋栽培ですが、注意点もあります。それが土の再利用です。夏野菜を育てた土を消毒せずにそのまま使用すると、養分が少なかったり菌類が繁殖していたりして、元気な野菜が育ちません。さらに連作障害と言って、ナス科やウリ科、アブラナ科といった同じ分類の作物を同じ土壌で育てると生育不良となる現象も。以上のことから、夏に野菜を育てたところでそのまま始める場合には、土の消毒を行うようにしましょう。米ぬかやフスマなどの分解されやすい有機物を混ぜて土中の微生物を増やして疫病菌の酸素を不足させる方法や、太陽光で菌を死滅させる方法、エタノールやクロルピクリンなどの消毒剤や薬剤を使用する方法が有効です。
もう一つ、秋は台風にも要注意。10月に入ると少なくなってきますが、それでも強い風や雨の被害にあわないよう対策が必要です。露地栽培では防風ネットや支柱を施します。プランター栽培であれば、室内へと移動させるのがオススメです。
初心者向けの秋スタート野菜
ここからは秋から始められる野菜の種類をご紹介! 今回は初心者向けの家庭栽培の記事ですので、プランターで栽培できる野菜に焦点を当てています。
気軽に栽培できるタアサイ・ミニチンゲンサイ・シュンギク
まずは収穫までの期間が短く、お世話も簡単な葉もの野菜をpick up。秋から栽培が始められるものはアブラナ科の「タアサイ」と「ミニチンゲンサイ」、キク科の「シュンギク」などがあります。
タアサイ
「タアサイ」は春と秋の年2回種まきが可能ですが、初心者には秋の種まきがベター。なぜなら、タアサイは寒さに強いため。秋に種をまけば、葉が広がって大株に育つ上、霜に当たると甘みが増します。春に育てるよりも害虫の被害が少なく、お世話が簡単なのが秋タアサイのうれしいポイントです。育て方は、大型のプランターに8月末から10月上旬頃にタネをまき、水をあげながら発芽を待ちます。10日ほどで芽が出て、間引きや追肥して成長を見守ることおよそ2ヶ月、直径30㎝に及ぶほどの大きさになったら収穫です。
ミニチンゲンサイ
「ミニチンゲンサイ」とは、手のひらサイズに成長するチンゲンサイの品種で、プランターで育てるのに向いています。チンゲンサイもタアサイと同様に、春と秋の2回育てられます。秋は8月末から10月中旬に種まきをして、間引きや追肥をしながら育てていくと、1ヶ月ほどで草丈が10㎝以上に。株元が膨らんできたら収穫の合図です。ミニ種は収穫までの期間が短く、間引いた葉もおひたしや炒め物などで食べられるので、初心者でも楽しみながら栽培ができますよ。
シュンギク
独特な風味の「シュンギク」は、寒い季節には鍋物にしてもおいしい野菜です。発芽・生育に適した気温は15℃〜20℃で、こちらも春と秋の2回栽培が可能。暑さや寒さに強く、病害虫も発生しにくいため、初心者にもオススメです。秋の栽培での種まきに適した期間は、9月〜11月上旬。乾燥に気をつけて、適度に間引き、追肥を行いながら育てます。草丈が20㎝ほどになったら収穫期で、主枝を摘み取ったのちも次々と伸びるわき芽を収穫することができます。春の栽培は開花に向けてトウ立ちが進みやすいのに対して、秋の栽培はトウ立ちしづらく、長く収穫を楽しめます。
収穫に達成感!ブロッコリー・ハクサイ
日頃から食卓に並ぶ野菜を自分で育ててみたいという方にぴったりなのが、「ブロッコリー」と「ハクサイ」。プランターで秋から育てたい場合には、どちらも苗から育てるのが最良です。
ブロッコリー
「ブロッコリー」は、9月から10月にホームセンターなどで苗が出回るようになります。8月下旬からタネで育てることもできますが、苗を利用すると栽培が楽です。大型のプランターに15㎝以上間隔をあけて苗を植え、たっぷり水を与えます。ブロッコリーの栽培のポイントは、追肥。肥料切れを起こさないよう2〜3週間に一度は化成肥料や液肥を施します。つぶつぶとした小さな蕾の形がはっきりとして、直径が10㎝ほどになったら収穫です。花蕾は急速に成長するので、収穫時期は逃さないよう注意しましょう。全体の形が崩れてくると味が落ちてしまいます。
ハクサイ
冬に旬を迎える「ハクサイ」も秋から育てる野菜の一種。プランター栽培であれば、ミニ種を苗から育てるのが便利です。苗植えの時期は9月中旬から10月上旬。大型のプランターに20㎝ほど間隔を明けて、苗を植えます。ハクサイもしっかり追肥を施すのがポイント。化学肥料なら2週間に一度、液肥なら1週間に一度を目安に追肥し、その際には土を足すことも忘れずに。ミニ種であれば植え付けから40日程度で収穫できます。球の頭を軽く押さえて、固く締まっているようであれば収穫適期です。
春までじっくり育てるキャベツ・アスパラガス
越冬させて甘みとうまみを蓄えさせる「春キャベツ」と「アスパラガス」も、秋に植え付けをします。
春キャベツ
「春キャベツ」は、秋に種まきや苗植えをスタートさせます。種から育てるのであれば、9月下旬から10月下旬に。苗の定植は11月中が適しています。家庭菜園の初心者なら、市販の苗を使うと便利です。品種にもよりますが、苗植えからしばらくは小さく育てて、2月中旬ごろから追肥していくと良いでしょう。球が肥大して、固く締まったら収穫できます。
アスパラガス
「アスパラガス」は、種から育てる場合には株を大きくするため2・3年は収穫ができません。2年目の苗(根株)を使用すれば、翌年の春には収穫が可能です。深型のプランターに底石を入れ、土・化学肥料を10㎝ほど重ねたら根株を大きく広げて置きます。5㎝ほど土を被せて藁を敷いたら、たっぷり水を与えて植え付けは完成です。暖かくなり新芽が出てきたら収穫できます。新芽が細ければ無理に収穫はせず、株を成長させます。アスパラガスは成長すると背が高くなるので支柱を立てることもお忘れなく。上手に育てれば何年も収穫することができますよ。
まとめ
秋からスタートする家庭菜園は、水やりの調整がしやすい、病害虫の被害が少ないなど、栽培しやすいメリットがたくさん。注意する点は、夏野菜を栽培した土を再利用する場合には消毒すること、台風に気をつけることの2つです。プランター栽培では、タアサイ・ミニチンゲンサイ・シュンギク・ブロッコリー・ハクサイ・キャベツ・アスパラガスなどがオススメ。種まきや苗植え、収穫までの期間などは野菜の種類によって異なるので、ご自身にあった野菜を見つけてみてくださいね。ポイントを抑えて、秋から始める家庭菜園を楽しみましょう!
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