観葉植物は癒し効果だけじゃない!風邪予防やお肌にうれしい天然の加湿器にも
最近は家で過ごす時間が長くなり、自宅がオフィス化しているという方も多くなってきているのではないでしょうか。
今までは、水やりなど手入れが面倒だと植物を自宅に置かなかった人も、身近にグリーンのある癒し効果を期待して、観葉植物を買い求めるようになってきたと耳にするようになりました。
今回は、そんな観葉植物を生活に取り入れることで、癒しと共にさらに得られる素晴らしい点についてご紹介していきます。
観葉植物が加湿器になる?
日常生活の中に草木があるというのは心が安らぎ、緑を見ていると目の疲れも癒されるような気持ちになりますよね。
そこでおすすめなのが観葉植物ですが、きちんと育てるためには、やはり水やりが欠かせません。
水やりをすると、その水分を根が吸い上げます。
そして、同時に水分が蒸発するため、自然と加湿器に近い働きをしてくれるのです。
特に、秋や冬は乾燥しやすい季節なので、肌荒れや風邪の予防のためにも、ある程度の湿度は必要不可欠となります。
観葉植物は、インテリアとしてはもちろん季節のお役立ちアイテムでもあり、普段の生活に取り入れておくと、手軽に良い効果が期待できるのです。
植物が人間にもたらす効果とは!?
森や林に行くと「マイナスイオンが気持ち良い!」と感じ、空気を思いっきり吸いたくなりますよね。
マイナスイオンは副交感神経の働きを助けるので、心を落ちつかせリラックス効果、を得ることができます。
植物は、光を受けて「光合成」し、二酸化炭素を取り込み酸素に変えて出す、という働きをし、空気をキレイにしてくれるのです。
室内でもできるだけ多く光が当たるような場所に、観葉植物を置いてあげると私たちが吐き出す二酸化炭素を取り込み酸素に変えて、キレイな空気を循環してくれる助けとなるのです。
リラックス効果、を得ることができます。
植物は、光を受けて「光合成」し、二酸化炭素を取り込み酸素に変えて出す、という働きをし、空気をキレイにしてくれるのです。
室内でもできるだけ多く光が当たるような場所に、観葉植物を置いてあげると私たちが吐き出す二酸化炭素を取り込み酸素に変えて、キレイな空気を循環してくれる助けとなるのです。
*【光合成】
植物は光を浴びると、二酸化炭素と水を材料にしてデンプンなどの有機物を合成するほか、酸素も発生させます。
この反応を光合成といいます。
―出典― (NHK高校講座 | 生物基礎 | 第5回 光合成)
観葉植物のある暮らし
植物を普段の暮らしに取り入れると言っても、どこに置くか迷いますよね。
置き場所によっては成長の度合いにも差が生じますし、場合によっては弱ったあげく枯れてしまった、などということにもなりかねません。
ほとんどの植物が、日当たりの良い場所を好みますが、半日陰から日陰に耐えることが出来る種類もあるので、購入の際にその観葉植物の性質を良く調べ、住環境に合うものを選ぶことをおすすめします。
また、観葉植物の種類によっては大きくなるのが早く、植え替えを頻繁にしなければならない物もあります。
いずれも事前にしっかり調べることをおすすめします。
おすすめの置き場所と品種(リビング)
普段の生活に欠かせない衣食住において、食事や団らんの場面に観葉植物があるとリラックス効果が得られ、空気の浄化にも役立ちます。
リビングなど広い部屋の場合は、できれば1鉢だけではなく2~3鉢置くとよりキレイな空気を保ちやすくなるでしょう。
おすすめの置き場所と品種(洗面所・バスルーム)
洗面所や、疲れを癒してくれるバスルームに観葉植物があると一層リラックスできそうですね。
洗面所に日が入らないなどの場合は、昼間は陽当たりの良い場所に移動させることで観葉植物も光合成ができますし、それだけ成長も期待できます。
バスルームは熱がこもり、湿度過多になりやすいので換気に気を付けると共に、シャワーが直接あたってしまうところには置かないほうがよさそうです。
観葉植物がスクスク育ってくれると、眺めているこちら側も元気をもらえるような気がしますよね!
おすすめの置き場所と品種(寝室)
寝室と観葉植物は相性がとてもよいです。
というのも、適切な湿度と植物が出してくれた酸素で部屋の空気が浄化され、キレイになり更に癒し効果も加わることで、安眠が期待できそうです。
また、空気の乾燥などによって夜寝ている間に喉が痛くなってしまうという方には、その緩和にもなると思われます。
乾燥はお肌にとって大敵です。観葉植物を取り入れることで、適度に湿度も保たれ、これからの季節とくに過ごしやすい環境を作り出すことができます。
おすすめの観葉植物は
上の画像の中で、天井近くまで伸びている植物は、「エバーフレッシュ」という名前なのですが、「空気をキレイにする」というキャッチフレーズで販売されていることが多いようです。
さらさらとした柔らかい葉が、少しの風にも揺れて爽やかさを醸し出しています。
エバーフレッシュは直射日光を嫌うので、窓から少し離れた所に置く方が良いでしょう。
水回りに置くのに向く植物は
大きくなりすぎた観葉植物を剪定し、切り取ったものをコップや花瓶などに挿しておくと根が生えてくる種類もあります。
例えばドラセナ種などがあり、上の画像はそのドラセナ種の一つです。
ドラセナの仲間は、水耕栽培で根が出やすいので、比較的簡単に増やすことができます。そのため、水回りに向くと言えるでしょう。
丈夫で育てやすいのは
こちらの植物はガジュマルといい、国内外に生息し、主に熱帯~亜熱帯地方に分布します。日本では沖縄地方に多く生息しているようです。暖かい場所を好むので、バスルームなどに向くかもしれませんね。
画像のようにして売られていることが多いですが、枝がヒョロヒョロと伸びて樹形が乱れやすいので、その都度剪定することをおすすめします。
剪定した枝は挿し木することもできますが、元となった株のような形にはなりにくいようです。
私の机の前には「サンセベリア(向かって左)」と一緒にガジュマルを置いています。
サンセベリアも空気をキレイにすると言われ、とても丈夫です。
少々水やりを忘れるぐらいが丁度よいみたいです。
しかしながら、いくら丈夫だからといえまったくほったらかしというわけにはいきません。
水やりはもちろんのこと、植物の成長にあわせてその都度植え替えなどを行う必要があります。
観葉植物はペットにはキケン?
犬や猫にとって室内にある観葉植物は、外の草などと同じように見えるためか、かじったり、じゃれたりすることがあります。
植物の中には毒性物質を含むものもあるので、ペットがイタズラできないよう十分気を付ける必要があります。
我が家でも猫を飼っているので、ほとんどの観葉植物は猫が自由に出入りできない部屋に集め、さらに万が一入り込んでしまった時のことも考え、毒性のない種類だけを置くようにしています。
リビングなど広い場所では背の高い台の上に鉢を乗せる、また猫が飛び乗れない場所に置くなどの工夫をしています。
上に載せた画像はコーヒーの木です。常に高いところに置いているのですが、撮影のためにテーブルに置いた途端にイタズラされました。
私の友人宅では、ペットどころか、幼い子どもに“植木鉢の土をおもちゃのシャベルで掘られた!” と嘆いていたことがありました…。
いずれにしても、ペットや小さな子どもがいる家庭では置き場所に十分な注意が必要だということですね。
まとめ
植物を眺めていると、目や脳の疲れが癒され、部屋の空気も心地よく感じられます。
水やりや植え替えといったお世話がありますが、イキイキと成長してくれる姿が眺められ癒されることでリフレッシュにつながりますね。
そうしたお手入れに応えてくれるように、私たちに癒しをもたらし、空気の循環や適切な湿度を保つことにも役立つ観葉植物たち。
積極的に普段の生活に取り入れていきたいですね!