たんぽぽの収穫を見せてもらいました!
突然ですが、みなさまは「たんぽぽ」を食べたことはありますか?
私は先日、生まれて初めて、きちんと栽培したたんぽぽの葉をいただきました。
生だと、ほんのりした苦味がアクセントになり、他の野菜となんなくマッチ!おひたしは少し長めに茹でたからか、予想以上に柔らかく、アクがなくなり、とても食べやすく、野菜なんだなぁと実感しました。(ちなみに、畦にあるたんぽぽの葉と食べ比べましたが、葉の柔らかさや苦味、アクっぽさが全然違いました!)
今回は東御市で、たんぽぽを栽培している柳澤ご夫妻の、収穫機を見せていただいたので、お届けしたいと思います。
「根」を掘る
柳澤ご夫妻は、たんぽぽの根を、収穫→洗う→1ヶ月程天日で乾燥→焙煎して「たんぽぽ茶」(ご興味のある方はこちら!)をつくっています。乾燥している間に、根の細い部分は粉のようになってしまい使用できないので、根を出来るだけ太く育て、根を掘り起こしてから収穫していきます。
オリジナルの農機を使っていました
たんぽぽの根を掘り起こすのに使用されているのが、軽トラのプロペラシャフトに、落花生収穫用の鋤を取り付けた、オリジナルの農機!
鋤を土中に入れ、根が出来るだけ切れない様ゆっくり進んでいき、掘り起こしていきます。掘り起こした後は、人の手で一株づつ土から抜いていきます。
新しい鋤部分を試作中!
写真の農機も「鋤」の部分が石に当たり、折れたり欠けたりしてしまうので、石に負けない新しい鋤部分を、開発していらっしゃるとのことでした!
この写真のものでは土中に鋤が入らず、試行錯誤の真っ最中とのことです。
たんぽぽのようなニッチな野菜を栽培されている方々は、使用する農機も試行錯誤する大変さと、面白さがあるんですね。
「農機に強いひと誰か作ってくれないかなぁ」と笑顔で本音も出ていました。
さいごに
柳澤さんご夫妻がつくるたんぽぽ茶は、香ばしく、やさしい大地の香りがします。今年は完売とのことですが、ここまで一貫した国産のたんぽぽ茶はとても貴重なので、ご興味のある方は、「いい鋤出来たかな〜と思いを寄せつつ」来年、味わってみてくださいね。