アグリテクノサーチ トラクター播種機|23シリーズの選び方
皆さんこんにちは、ノウキナビの神林です。
前回に引き続き、アグリテクノサーチのトラクター用播種機に焦点を充ててブログを書きます。
今回は、アグリテクノサーチのトラクター用播種機の選び方について!
アグリテクノサーチさんでは、多種多様なトラクター用播種機を用意しています。
HPをご覧いただくと、たくさんのシリーズがあることがわかります。
シリーズ名を列挙すると以下の23シリーズがあります。2022/07/13現在
NTP
RXG-Z
RXG-VSG(車速連動)
RXG(単独鎮圧)
RXG(全面鎮圧)
RXM(単独鎮圧)
RXM(全面鎮圧)
RX(単独鎮圧)
RX(全面鎮圧)
ADRG/AFRG
ASFRG
TDR
TFR
TDRG
TFRG
AMS-200RW
AHT-TDU
AHT
APS
APH
APW
AMS-601C
AMS-200DW
私はトラクター用播種機について勉強中の身で詳しいわけでは有りません。
これを見た最初の感想は「どれをどうやって選べば良いんだ??」ということでした。
ということで、今まで播種を手作業だったり、手押しの種まき機や管理機用播種機で対応されていた方が、ステップアップとしてトラクター用播種機を検討する際のひとつのヒントとなれば良いなと考えこの記事を書きました。
御覧ください。
アグリテクノサーチトラクター用播種機の比較表を作りました
文章長く書いても直感的にイメージできないため、まずは比較表を作りました。
こちらの比較表を見ていただくと、なんとなく全体感がわかるかもしれません…!
こちらの比較表を見ながら、本ブログを見ていただくと理解が深まると思います。
アグリテクノサーチトラクター用播種機の選び方
アグリテクノサーチのトラクター用播種機は大きく分けて4種類あります。
具体的には、種を送り出す方法(繰出方法)が4種類あり、その方法によってカテゴライズすることができます。
まずはこの4つの区分と特徴を理解することで、選びやすくなりますので説明いたします。
次のステップでは、実際に「何の種を撒きたいか」。
農家さん目線ではこちらのほうがわかりやすいですね。
概ね、4種類の繰出方法のカテゴライズで、対応している種子の傾向があります。
撒きたい種が決まると、おおよそ対応シリーズがイメージできますので、その中から価格や細かい仕様の違い、施肥が同時にできるかどうかなど総合的に判断して選んでいただくと良いと思います。
4つの繰出方法について
まずは、4つの繰出方法についてご説明します。
種からみたいよという方は、次の章を御覧ください。
①ダブル播種プレート構造
1つ目は「ダブル播種プレート構造」です。
現在、「NTP」シリーズのみ、この繰出方法の商品のようです。
2枚の播種プレートが組み合わさった構造をしています。
機械を使った播種でありがちな「欠株」の割合が少なく、高速で点播できることが一番の魅力です。
カタログスペックでは、NTPシリーズは最高8km/hでの点播が可能です。
大規模にやられている方にはオススメのシリーズとなっています。
対応種子も幅広く、大豆、水稲、大麦、小麦、そば、牧草、ソルゴー、デントコーンなど1台で汎用的に使えることも魅力です。
その分お値段はちょっとお高めの商品となっています。
②スライドロール方式
メーカーHPでは、麦・そばの種を撒くのに最適ということです。
播種量は前後方向に回転するロールの「開度」を調節することで調整できます。
このあと説明する③傾斜回転目皿式と④ロール交換式と異なり、種子に応じて目皿やロールを交換しなくても良いことは一つのメリットです。
開度を調節することで、様々な種子に対応できます。
スライドロール方式は「RX」ではじまるシリーズとなっており、大麦、小麦、そばは全機種対応しています。
水稲の乾田播種にもほとんどの機種に対応しています。上位機種は牧草やソルゴーなどもOKです。
一部の機種で、オプションの大豆専用のブラシを取り付けることで大豆にも対応します。
③傾斜回転目皿式
回転する孔の合いた「目皿」で点播を行う播種機です。
大豆や小豆、水稲、大麦、小麦、そば、ソルゴー、コーンなどの大きめの種子に対応しています。
種子の変更には、種子に応じた目皿を用意する必要があります。
目皿式播種機についてはこちらの記事でもご紹介していますので、よろしければ御覧ください。
ADRG/AFRG、ASFRG、TDR、TGR、TDRG、AMS-200RWなどが目皿式シリーズです。
④ロール交換方式
野菜の種撒きをしたいなら、ロール交換式播種機がおすすめです。
葉物野菜などは小さめの種が多いため、こちらの方式が推奨されています。
比較表には「その他多くの野菜」とまとめてしまいましたが、ロール交換式播種機であれば次のような野菜の播種が可能です。
にんじん、こかぶ、大根、蕪、高菜、小松菜、チンゲン菜、しそ、白菜、キャベツ、パセリ、野沢菜、ほうれん草、ネギ、玉ねぎ、春菊、ニラ、三つ葉など
こちらも目皿式と同様に、野菜の種により播種ロールの交換が必要です。
AHT-TDU、AHT、APS、APH、APW、AMS-601C、AMS-200DWなどがロール公開方式です。
まずは、
- 繰出方法によって4つのカテゴライズがされているということ
- それぞれ適切な種があるということ
を覚えておいてください。
種子の種類から選ぼう
前述の繰出方法のカテゴライズの中でもお話しましたが、播種したい種子によって機種選定が必要です。
水稲、大麦小麦、そばなどは概ねどのカテゴリーでも対応していますが、一部のカテゴリーでしか対応していない種子もありますのでご注意ください。
もちろん、種子によって複数台の播種機を購入し使い分けるという使い方もできますが、なかなかコストもかかりますから、
使い回せるものがあれば1台で使うのが良いかと思います。
大豆に強いのは「傾斜回転目皿式」
比較表をみていただくとおわかりになるかと思いますが、大豆や黒大豆、小豆に対応しているのは「傾斜回転目皿式」シリーズです。
大豆系の播種をしたいなら、目皿式を中心に検討いただくのが良いかと思います。
野菜に強いのは「ロール交換式」
同様に野菜等の小粒種子を撒きたいなら、ロール公開方式一択です。
こちらを中心に検討いただくのが良いかと思います。
トラクター用播種機のその他の選ぶポイント
ここで取り上げたトラクター用播種機は「トラクターに取り付けて、播種する」ということは共通です。
その他の選ぶポイントとして下記のような要素があります。
施肥も一緒にできるか
施肥ユニットも付属する、播種と同時に施肥ができる「施肥播種機」もラインナップされています。
比較表に「施肥機搭載モデル有」となっているものは、施肥播種機もラインナップされています。
種子が肥料焼けにならないように、施肥箇所にもこだわっているようです。
車速連動機能があるか
トラクターでの播種で播種の高速化ができるのは良いことですが、トラクターを一定のスピードで維持して播種していくことはなかなか技術が必要です。
そんなときに「車速連動機能」があれば、トラクターのスピードに合わせて播種間隔を調整するため、欠株を減らし均一な播種が可能です。
上位機種に搭載されていることが多い、効率を重視した機能です。
マルチングもできるか
限られた機種になりますが、播種と同時にマルチングを行うものもあります。
コーン専用の目皿交換式の「AMS-200RW」
人参専用のロール交換方式の「AMS-601C」
大根専用のロール交換方式の「AMS-200DW」
の3機種があります。
トラクターマルチャーをお探しの方は、こちらの記事もおすすめです…!
※おすすめのマルチャーはこちらで紹介しています。
まとめ|播種したい種子に応じて、機種カテゴリを選べばOK!
非常にざっくりではありますが、アグリテクノサーチのトラクター用播種機の選び方について記載させていただきました。
繰出方式は4つあり、種類によって特徴が異なります。
1台で様々な種子に対応している機種もあれば、繰出部を交換することで様々な種子に対応する機種もあります。
播種したい種子に応じて、おおよその機種カテゴリをお選びください。
その中から、どこまでの便利機能(施肥も同時に?車速連動?マルチング?)が必要か検討いただき、
ある程度の目星をつけていただくと良いかと思います。
ノウキナビコミュニケーターにご相談ください!
ここまで、ブログに色々と書いてきましたが、なかなか文字情報だけでお選びいただくことは難しいと思います。
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