【初心者必見】最低限おさえておきたい「コンバインの基礎」「使い方」
こんにちは、ノウキナビの恩田です。
本日は、農業初心者の方向けに「コンバインの基礎」をご紹介します。
本格的な米の収穫が始まる前に、最低限押さえておきたい点をまとめました。
そもそも「コンバイン」とは
三菱農業機械 コンバイン・バインダ・ハーベスタ
コンバインは稲や麦の収穫・脱穀・選別を一手に行える「多機能機械」です。昔は収穫等を手作業で行っていましたが、時間と労働を効率良く回すため、現在は多くの農家さんがコンバインを使用しています。
コンバインは大きく分けて2種類
コンバインは大きく分けて「普通型コンバイン」と「自脱型コンバイン」の2種類があります。
大きな違いは「脱穀機を通るのが作物全体か穂先か」という点です。
普通型コンバインは刈り取った作物全体(茎や葉も含む)がコンバイン内の脱穀機を通過し、最後に穀粒だけが回収されるという構造です。時短で作業が行えるというメリットがありますが、穀粒のロスが多いという点もあるため、ロスに大きな影響を受けにくい大規模農家が使用している傾向があります。
一方、自脱型コンバインは、”稲の穂先だけ”がコンバイン内の脱穀機を通過する構造のため、穀粒のロスを抑え、脱穀後の藁も使用することが可能です。
参照)KUBOTA PRESS「そもそもコンバインって? 独自の進化で、農業生産性を劇的に向上させた立役者」
コンバインを使う事前準備
コンバインを安全に使用するためには、以下の事前準備が必要です。
①刈刃に油をさす
②エンジンをかける
③刈取・脱穀クラッチON
④刈取チェーンに油をさす
⑤脱穀チェーンに油をさす
①刈刃に油をさす
稲を刈り取る刃の部分に十分な量の油(鉱物油や植物油)をさしておくことで、藁が詰まるリスクを抑えることができます。藁詰まりはコンバイン故障の原因になり得ます。
②エンジンをかける
以前の使用から月日がたっているコンバインを使用する場合、問題なく稼働するか、試しにエンジンをかけてみることが必要です。燃料が劣化してかかりにくくなっていたり、燃料漏れに気づく場合もあります。
③刈取・脱穀クラッチON
稲刈りを行う刈刃が問題なく動くか、刈取・脱穀クラッチを入れて確認することが必要です。万が一、動きが悪い場合は藁が詰まっていたり、ひどく錆びついている可能性があります。
④刈取チェーンに油をさす
刈取・脱穀クラッチをONにした状態で、刈取チェーンに油をたらします。油がチェーン全体に行き渡るように、チェーンを回しながら油をさすことが大切です。
⑤脱穀チェーンに油をさす
同様に、脱穀チェーンにも油をさします。ここまで行えば、コンバインの事前準備は完了です。
参照)農機具買取パートナーズ【初心者必見】コンバインの使い方講座!事前準備や注意点も解説
【注意点】コンバインを長く安全に使うために
コンバインを正しく安全に使用するには、以下4点を守ることが必要です。
①巻き込まれない適正な服装(ツナギ等)で作業をする
②モミを落とす「こぎ歯」外部に、巻き込まれを防止する防護カバーを取り付ける
③コンバインに対する作業は必ずエンジンを停止して行う
④積み込み・積み下ろし途中では、サイドクラッチ・主クラッチの操作をしない
農林水産省によると、令和4年5月に発生した農作業死傷事故は47件で、報告された事故のうち、機械の整備中に発生した事故が4件含まれています。機械などは面倒でも必ずエンジンを止めて、平らな場所で行ってください。
また、米の収穫シーズンでも、まだ熱中症対策は必要です。十分に水分や塩分を摂り、携帯電話で家族と定期的に連絡を取り合うなど、命を守るための対策が大切です。
厚生労働省からはマスクの着用について「屋外等で他の作業者と2メートル以上距離があれば、会話することがあっても着用が必要ない」と示されています。自分の体調にも十分気を配りながら、コンバインを正しく安全に使用することを心がけてください。
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