農業用運搬車の種類と選び方について解説!
こんにちは、農機具をネットで流通している「ノウキナビ」の谷口です。
もうすぐ秋、多くの農家さんにとっては待ちに待った収穫シーズンです。
収穫シーズンに大活躍する農機具と言えば、そう、運搬車です。
この記事では、意外に種類がたくさんある運搬車の種類や選び方について紹介します。
荷台(ダンプ)の形式・機能
農業用運搬車の荷台(ダンプ)の形式・機能は、ざっと仕分けするだけで次の5種類があります。
- 固定荷台
- 手動ダンプ
- 油圧ダンプ
- 油圧リフトダンプ
- 油圧ハイダンプ
運搬車を選ぶ前に、それぞれの特徴を理解しておくと良いでしょう。
1つずつ解説していきます。
固定荷台
固定荷台は、その名の通り荷台が固定されていて動かないタイプの運搬車です。
荷台が動かない分、少しお安め。
荷台を傾けたり上昇させたりする必要がなく、ただ単にモノを運びたい場合は、固定荷台の運搬車がオススメです。
手動ダンプ
手動ダンプの運搬車は、荷台を手動で傾けられます。
油圧ダンプよりはお安いので、「荷台を傾けたいけど費用はそこまでかけたくない」という方にオススメ。
ただ、油圧ダンプの運搬車よりは少し体力が必要です。
油圧ダンプ
油圧ダンプの運搬車は、荷台を油圧で傾けられます。
固定荷台や手動ダンプと比べると圧倒的に使い勝手は良いです。
収穫用コンテナ以外に、肥料や土を運びたい方にオススメです。
油圧リフトダンプ
油圧リフトダンプは、荷台を油圧で上昇させられる運搬車です。
垂直方向の作業にも運搬車を使いたい方は、油圧リフトダンプを選びましょう。
油圧ハイダンプ
油圧ハイダンプは、荷台を上下方向に動かしたうえで、さらに傾けられる運搬車です。
あまり種類はありませんが、プロ農家さんで大規模に作付している方にはオススメの種類です。
走行方法
運搬車は、走行方法によって、次の2種類に区分されます。
- クローラー
- 車輪
それぞれの特徴について解説します。
クローラー
クローラーは所謂「キャタピラ・無限軌道」のことで、戦車のように走行します。
足場が少し悪かったり、傾斜地を走行したかったりする場合は、クローラー型の運搬車を選びましょう。
車輪
車輪タイプの運搬車は、小型特殊自動車に分類され、公道での走行が可能な種類もあります。
圃場以外の場所を走りたい場合や、平坦な場所で長い距離を運搬したい場合は、車輪タイプの運搬車を選びましょう。
選ぶ時は「利用場所」と「積載荷物」を要チェック
運搬車を選ぶ時は「利用場所」と「積載荷物」をチェックしましょう。
例えば、「傾斜地で、果物をたくさん運びたい!」という場合は、クローラータイプで、コンテナがたくさん載るタイプの運搬車がオススメです。
また、「ほ場とほ場が離れているから、運搬車で移動したい!荷物もそこそこ多い!」という場合は、車輪タイプで最大積載量が多い運搬車を選ぶと良いでしょう。
もし、「どんな運搬車を選べばいいか分からない。。。」という場合は、ノウキナビまでお気軽にご連絡ください。