工業機械と農業機械の違い
ノウキナビ事務局です。
今回は工業機械
(おもに製造業の業者さんが工場に入れているロボットや機械)
と、農業機械(トラクターやコンバイン・田植機)の違いについて
ご説明します。
そもそも違いと言っても、全く違うので何を比べて?となりますが…
同じ産業機械を農家さん&製造業さんが導入して何がどう変わるか?
という所になります。
もちろん事業者様(農家さんや製造業者さん)が設備投資をして機械を
設備するということは売上増にするためという所が大きな部分になります。
しかし、ここが違うんです!!
製造業者さんが設備投資をして産業機械を導入すると、1日24時間稼働して
今まで人の手で作業していた3倍のスピードで製造できる。。。
結果、売上も増になり人件費は削減されるので会社としては良かったとなります。
し・か・し
農家さんの場合は違うんですね、数百万のトラクターを購入したとしても直接売上増
にはならないんです!
なぜって?
だって、農家さんの場合は畑を増やさなければ売上は上がりません。
作っている作物の作付面積を増やさないかぎり、どんなに高額な設備投資を行っても
売上には直接には結びつきません。
どちらかと言うと、農家さんの作業軽減をするために設備投資するということが
多いかもしれません。
それならば、畑を増やせばいいじゃない?
って言われそうですが、ここにも大きな問題があるんですね。
詳しくは後日(農家さんの畑を借りる苦難)ブログで紹介します。
ちょっとだけさわりですが、
農家さんが畑を借りる場合、その畑で何を作るか?
という問題があります。2年以上同じ作物を作ることができない場合が多いですね。(連作障害)
また、莫大な面積に同じ作物を作った場合、作業が同時期に重なり手がまわらない。
といったような問題も生じるということです。
まとめ
工業機械は売上増に結びつくが、農業機械は一概に売上増には結びつきにくい
しかし、やり方や中古農機具などを検討することにより
農業業界においても、設備投資のあり方を模索することはできるのでは無いだろうか?
農業とは奥が深いものです。