解説!2024年版・草刈機完全ガイド:オーレックのスパイダーモアから最適な一台を見極める方法
はじめに
皆さん、こんにちは。草刈機について日々勉強中のノウキナビの小林です。
斜面草刈機のスパイダーモアって色々種類がありますよね?
草刈機メーカーのオーレックだと、SP853・SP431F・SP301Aの3種類があります。
でも、その中から「どれを選んだらいいの?」という方は多いと思います。
今回は、畦の手入れや畑の草刈りに欠かせないアイテム、草刈機の中でも斜面草刈機のスパイダーモアの選び方について勉強してきましたので皆様に情報を共有いたします。
この記事を読むことで、どのスパイダーモアを選んだらいいのか悩んでいる皆さんが、最適な1台を選ぶことができるようになります。
スパイダーモア一つで、斜面の草刈りの作業効率は大きく変わります。
では、最適な斜面草刈機選びのポイントを一緒に見ていきましょう。
斜面草刈機のスパイダーモア選びの基本
さてさてスパイダーモアを選ぶうえで最も大切なことは、その使用目的を明確にすることです。
草刈りが必要な場所はどのくらいの広さですか?
どのような種類の草を刈りたいですか?
使用頻度はどれくらいですか?
どんな方が使いますか?
これらの質問に答えることで、あなたに合った草刈り機のタイプが見えてきます。
3機種の特徴を簡単にご説明
女性でも簡単操作! SP301A
SP301Aは、小規模な草刈りをしたい方向けの軽量モデルです。
最大能率は0.6反/時間(直線刈時)、約595㎡です。
約30kgという重量は、女性や高齢者でも容易に操作できるレベルです。
刈幅が300mmなので、狭い斜面や、細かい部分の仕上げに最適です。
リコイルスターターは畜力式を採用。
畜力式のリコイルスターターは、リコイルロープを引いて力を蓄積することができます。
数回に分けてロープを引けば女性でも簡単にエンジンを始動させることができるので、リコイルに慣れてない方にも安心ですね。
SP301Aは初心者にも扱いやすく、草刈り機デビューにぴったりの一台と言えるでしょう。
使い勝手の良いモデル SP431F
SP431Fは、中規模から大規模な草刈りに適しています。
最大能率は0.9反/時間(直線刈時)、約892㎡です。
重さは約42kgで47.1ccの排気量を持つこのモデルは、SP301Aと比べて力強い刈り取りが可能です。
刈幅は430mmのため、斜面だけでなく平地での草刈りでも活躍できます。
また、タイヤ内幅が300mmなので、狭い畦上にも適応しています。
畜力式リコイルスターターを採用しているので、小さな力で簡単にエンジンを始動できます。
SP431Fは地形や草の種類を問わず、幅広いシーンで活躍します。
長時間の使用にも耐える設計で、使い勝手の良さを追求したモデルです。
迷ったらこれ一択! SP853
SP853は、広大な土地や長い斜面での使用を想定して設計された高性能モデルです。
最大能率は脅威の1.3反/時間(直線刈時)、なんと約1,289㎡の広さを処理可能!
79.4ccの大排気量は、上の2機種でも手こずるような草も一瞬で刈り取る力を持っています。
さらにさらに刈幅は500mmのため、平地での草刈りも難なくこなせます。
また、前モデルと比べてタイヤが大きくなっており(Φ200からΦ230にサイズUP!)、溝があってもはまりにくくなりました。
接地面が多く、機体が安定するため斜面での草刈り効率も非ー常に優れています。
不整地でも駆動力を保持できるので、上の2機種とは一線を画した性能になっています。
SP853は広範囲を効率良く管理したい方や、商業用途で使用する方にも最適!
快適な操作性と持続的なコストパフォーマンスを求める方には、このモデルは大変おすすめです。
自分に合ったモデルの選び方
それぞれの特徴はわかりましたでしょうか?
特徴を踏まえ、草刈りを場所に適したスパイダーモア選ぶことが大切です。
草刈りが必要な場所の大きさ、草の種類、使う頻度、そして予算を考慮して、最適なモデルを選びましょう。
実際に使う人がどんな方なのかも、選択の重要な要素ですよ!
スパイダーモア仕様一覧表
型式 | SP301A | SP431F | SP853 |
---|---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 1,300×375×970 | 1,400×480×970 | 1,700×550×1,100 |
総重量(kg) | 30kg | 42kg | 54kg |
車速(km/h) | 前進:1速(1.34)2速(2.02) 後退:1速(1.34)2速(2.02) | 前進:1速(1.3)2速(2.0) 後退:1速(1.3)2速(2.0) | 前進:1速(1.34)2速(1.69)3速(2.08)4速(2.61) 後退:1速(1.34)2速(1.69)3速(2.08)4速(2.61) |
能率(反/時間) | 1速(0.4)2速(0.6) ※直線刈時 | 1速(0.6)2速(0.9) ※直線刈時 | 1速(0.7)2速(0.9)3速(1.0)4速(1.3) ※直線刈時 |
ハンドル左右 | ワンタッチ可変式 (7段調整・133°) | ワンタッチ可変式 (11段調整・211°) | ワンタッチ可変式 (11段調整・216°) |
ハンドル上下 | ワンタッチ可変式 (7段調整・73°) | ワンタッチ可変式 (7段調整・73°) | ワンタッチ可変式 (6段調整・70°) |
ハンドル幅 | 1,150~1,600mm (4段階) | 1,300~1,900mm (5段階) | 1,400~2,000mm (5段階) |
刈 幅( m m ) | 300 | 430 | 500 |
刈 高( m m ) | 15~35(3段調整) | 30~67(3段調整) | 35~70(4段調整) ※刈高最大100mmまで調整可能 |
ナ イ フ | フリーナイフ×4枚 | フリーナイフ×8枚 | フリーナイフ×8枚 |
型式 | 三菱/TLE33FA-355(蓄力式) | 三菱/TLE48FD-353(蓄力式) | YB/GEH802 |
排気量(cc) | 32.6cc | 47.1cc | 79.4cc |
燃料/混合比 | 1.2ℓ (混合50:1) | 1.2ℓ (混合50:1) | 1.45ℓ (混合50:1) |
製品コードNo. | 0306-0020 | 0326-0220 | 0353-0060 |
価格(税込10%) | ¥184,800 | ¥261,800 | ¥305,800 |
まとめ
スパイダーモアは、選ぶべきポイントが多岐にわたりますが、
最も重要なのは「自分の使い方に合ったものを選ぶこと」です。
畦際や庭、畑の環境を保つため、また効率的な作業を行うためにも、それぞれの特徴を参考にして慎重に選んでください。
正しい草刈り機を選べば、草刈り仕事がずっと楽しく、快適になるはずです。