サグリ、農地マッチングサービス「ニナタバ」の提供を開始尾道市で全国初導入も決定し耕作放棄地の増加対策に貢献を目指す。
サグリ株式会社(本社:兵庫県丹波市、代表取締役:坪井 俊輔)は、衛星データ(Satellite)×機械学習(AI)×区画技術(GRID)を掛け合わせ、農業や環境における課題解決を目指す岐阜大学発ベンチャー企業です。この度、新たに開発した当社の農地マッチングサービス「ニナタバ」の提供開始及びこれまで尾道市において実施してきた実証実験の成果を踏まえ、尾道市で導入されることも発表いたします。
- サービス開発の背景及び尾道市について
農地のマッチングサービス「ニナタバ」は、全国の農地所有者と作り手・担い手(農家)をつなげ、農地の利用を促進するサービスです。日本の農業は、高齢化などにより農地が手放され、耕作放棄地が増加するという問題を抱えています。尾道市農業委員会では、令和5年度に県内の他市町に先駆けて始めた市の農地バンク制度を始めました。今年度ニナタバを導入することで、農地バンクの地図による見える化が図れること、更なる対象農地の増加に繋げることや、市外の農家にも候補となる農地を知ってもらうきっかけとなり始まりました。
- 令和5年度ひろしまサンドボックス“サキガケプロジェクト”実証について
農地のマッチングサービス「ニナタバ」は、広島県のサキガケプロジェクトの実証を通じて開発されました。サキガケプロジェクトは、デジタル技術の活用により社会課題を解決するアイディアの実現に向けて、社会実装や県内展開に向けた事業開発上、障壁となる規制の緩和や、新たなルールメイクを試行、新市場の開拓に取り組むプロジェクトの実証支援を行うものです。
サグリは、これまで2ヶ年におけるサキガケプロジェクトでの取り組みを通して、令和5年度に尾道市内の一部地区において、実際に農地所有者の利用意向を確認し、「ニナタバ」上で見える化を行い、地域の農業の話し合いの促進にもつなげてきました。この度の本記者会見を通して、このアプリの成果とその効果、今後のサグリの展開について発表し、全国の農地マッチングの促進に貢献できればと思います。
(ニナタバのサービス詳細はこちら)
2024年4月18日に行われた尾道市の記者会見
ニナタバ全国初の導入の記者会見を尾道市役所の会議室にて行いました。
当日は当社COO益田がニナタバを説明。たくさんのメディア様にお越しいただき、尾道市市長からもニナタバについてのお言葉を頂きました。
開発会社サグリ株式会社の概要
サグリ株式会社は「人類と地球の共存を実現する」をビジョンに掲げ、2018年6月に兵庫県で創業した岐阜大学発のインパクトスタートアップ企業で、2021年6月にはリアルテックファンドから総額1.55億円の資金調達を実施し、2022年12月にSBテクノロジーと資本業務提携を締結しました。
農林水産省より農林水産技術等大学発ベンチャーに選定。また、環境省スタートアップ大賞事業構想賞を受賞。2023年には、経済産業省からJ-Startupおよび-Startup Impactの1社として選定され、ICCサミット KYOTO2023 カタパルトグランプリ優勝。
- 社名:サグリ株式会社
- 設立年月日:2018年6月14日
- 代表取締役:坪井俊輔
- WEBサイト:https://sagri.tokyo/