畦草刈機で雑草対策、冷却ベストで熱中症予防!初夏の農作業を快適に
初夏(6月)の農作業を円滑に進めるためには、作物の生育状況を常に観察し、その時々で必要な対策を適切に行うことが肝心。
日射しの強さ、気温、雨量など、環境の変化に合わせてきめ細かく管理を行なうことが何より重要になります。
そして暑さ対策が何より大切です。
冷却ベストの着用や、こまめな水分・塩分補給で熱中症を予防し、作業環境を整えることが重要になります。また、この時期は急激に雑草が成長・繁殖します。法面でもあっという間に膝の高さまで成長したりするので、雑草対策として畦草刈機を活用し、平年よりも早めに草刈りするのも有効な方法です。
夏野菜の管理ポイント(梅雨時の高温・日射し対策)
今年の夏は、過去10年に一度の暑さになると予測されています。気象庁の3か月予報によれば、
6月から8月の平均気温は全国的に平年より高く、特に沖縄や西日本、東日本ではすべての月で平年より高い予想です。また、梅雨前線の活動が活発で、沖縄や西日本を中心に降水量が多くなる可能性が高いです。
https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/?term=P3M
梅雨時は、ぱっと気温が上がって日差しもすごくなる日が多々あります。
そうするとカボチャが日焼けしたり、トマトが尻腐れ果になったりして大変。だから遮光ネットを使うなどして、植物を強い日差しから守る対策が絶対に必要です。
トウガラシやナスなんかも高温だと着果不良になりがち。日陰を作ったり、マルチングを施して地温の上昇を抑えたりする対策を立てましょう。その作物の育ち具合に合わせて、適切な被覆資材を選ぶことが大切になってきます。くれぐれも日中の作業は控えて、早朝か夕方に作業を行うようにしましょう。
梅雨時のキュウリ管理
キュウリは高温多湿が好きな野菜ですが、平均気温が25℃を超えると生育に影響がでたりします。
だからこまめに子づるや孫づるの先を摘み取って、日が当たるようにしてあげる必要があるんです。それに毎日収穫できる実があるかチェックしましょう。この野菜は実の肥大が早いから、見逃したら終わりですからね。
キュウリの収穫適期は長さ20~23cm、重さ110g前後がだいたいの目安ですが、遅れると尻太りや曲がり果になっちゃいます。鮮度の高い状態で収穫するには、毎日の収穫作業が欠かせません。
梅雨時のナス管理
ナス栽培では35℃以上の猛暑日が続かないよう気をつけないと。葉が密集すると陰ができて、実の色付きが悪くなることも。
だから内側の枝葉を間引いて、日が当たるようにするのがコツ。
7月下旬が更新剪定に適した時期だと言われていますが、今年も暑いみたいですから、7月中旬頃からチェックしていたほうがいいかもしれません。古い茎葉は切り落として新しい茎を残すと、これで着果がよくなるんですよ。夏のナス作りではこうした作業で光環境を整備するのが、何より重要なポイントになります。
梅雨時のトマト管理
トマトは冷涼多湿が好きな作物なので、雨が続いたり日照不足になると疫病や、すじ腐れ果が発生しがちです。
市場に出荷する分はハウスや雨よけ栽培が一般的です。整枝や摘葉をして日当たりを確保し、色味の良い実を育てる必要があります。
摘葉の時は花房の上の2枚の葉を残して摘芯します。わき芽掻きと収穫済みの花房周りの葉掻きを続け、要らない葉は取り除きましょう。こうして通風性を良くして日が当たる環境を作れば、高品質なトマトが収穫できるんですね。
カボチャの管理ポイント
西洋カボチャは冷涼な環境が好きなので、梅雨時の排水不良には気をつける必要があります。
終わりが近づくと葉が老化したり病気が出やすくなるので、そこで成り蔓の摘芯と摘果の作業をして、収穫できる実を絞り込みます。これで収量と品質をキープできます。
摘芯は最後に収穫する実の先の本葉8~10枚くらいを残して行います。開花から収穫まで約35日~50日かかるので、地域にもよりますが、8月上旬までに着果したものが収穫対象に。それ以降の着果は未熟果なので摘果しときましょう。
収穫適期は実に爪痕がつかなくなり、ヘタにひびが入ってコルク化する頃です。色づきも見ながら、しっかり熟した状態で収穫するのがポイント。
収穫後は日持ちが良くなり糖度もアップするので、出荷時期に合わせて調整するといいですね。
おわりに
こういう風に、季節の移り変わりに合わせて細やかな対応をしていく必要があり大変ですが、作物の育ちをずっと見守り、最適な時期に必要な作業をこなし、おいしい収穫時期を迎えましょう!
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