夏休みの宿題にも最適!ペットボトルを使った水耕栽培の始め方
はじめに
夏休みは新しいことに挑戦する良い機会です。
この夏、自宅で手軽に始められるペットボトル水耕栽培に挑戦してみませんか?
土を使わずに水だけで野菜を育てる事ができる水耕栽培は、手軽に場所にとらわれずできる為、子供でも簡単に挑戦することができます。
自分で野菜を育て、調理して食べるという貴重な経験をすることができます。
今回は、水耕栽培の中でも簡単なリーフレタスを例にして、水耕栽培での栽培方法を見ていきましょう。
リーフレタスにも、「サニーレタス」「フリルレタス」「サンチュ」等、色々な種類があるので、
好きなレタスをえらんでみてください。
最後には、水耕栽培に適した他の野菜も紹介します。
水耕栽培の基本
水耕栽培は、土の代わりに水に溶かした栄養素を元に植物を育てる方法です。
水耕栽培のメリットは、土が原因の病気を避けられること、そして場所を選ばずに室内で清潔に育てられる事です。
- 透明なペットボトル(2リットルサイズがおすすめ)
- キッチンばさみまたはカッター
- 水耕栽培用の液体肥料(園芸店で購入可能)
- 水
- アルミホイル
- 食器用スポンジ(明るめの色:陽の光が入りやすく、よく育ちます)
- レタスの種
- つまようじまたはピンセット
- セロハンテープ
1.ペットボトルの加工
ペットボトルのラベルを剥がし、飲み口側の上部約1/3をカット。
カットしたものをひっくり返し、ボトルの下部に差し込んで栽培容器を作ります。
切り口はケガをしないようセロハンテープで保護しておきましょう。
2.水と肥料の準備
ボトルの下部に水を入れ、逆さにしたペットボトルの飲み口に水面が触れ、この後詰めるスポンジに水が吸われるようにします。
3.植物の植え付け
食器用スポンジを2.5cm角にカットし、表面に種を埋め込むための切込みを3mm程入れます。
スポンジに水を吸わせ、一つのペットボトルに2~3個程、1粒ずつ間隔をあけて切込みの中に浅く植えていきます。
つまようじの先端を濡らすと、種が簡単にくっつきます。
種を植えたスポンジを、ペットボトルの逆さまになった部分にセットします。
カットしたペットボトルの下部に水を入れます。
種を仕込んだスポンジのところに当たるまで水を入れます。
はじめのうちは培養液はいりません。(1週間~10日ほど経ち、芽が出てくるころまで。)
適切な光の確保
レタスは好光性種子(こうこうせいしゅし)なので、発芽に光を必要とします。
栽培ボトルは自然光が入る窓辺に置きましょう。
直射日光は避けて、適度な光が当たる場所を選びます。
4.培養液の作り方・使うタイミング
まいた種が芽を出し、根が5cmほど伸びてきたら培養液を作ります。
水耕栽培用の液肥を使って培養液を作ります。
液肥の濃度はレタスの生育に大きく左右する為とても重要です。
記載されている希釈の割合通りに培養液を作りましょう。
完成した培養液と種の植え付けの時に入れた水を入れ替えます。
培養液の量は、根先が培養液に浸かり、根元部分は空気に触れる量を保ちます。
沢山水を入れすぎてしまうと、成長に必要な酸素を取り込めないだけでなく、根腐れの原因にもなります。
この時1つ以上発芽していたら、元気な芽を残し小さい方を間引きます。
透明のペットボトルのまま育ててしまうと、藻が繁殖しやすくなります。
ボトルの周りを、陽の光を通さないアルミホイルや段ボールなどで覆います。
水管理
水の量が減ってきたら水を追加し、夏場は1週間に1回、冬場は2週間に1回程新しい培養液に入れ替えます。
定期的に新しい培養液に変えることで、雑菌の繁殖を防ぎます。
収穫
レタスが大きくなってきたらいよいよ収穫です!
目安としてはレタスの葉が10枚以上になった頃。
1度に刈り取らず、外側から少しずつちぎって収穫していくことで、長い事収穫できるようになります。
自分で育てたレタスを是非食べてみてください♪
水耕栽培に向いている野菜
- ミニトマト
- バジル
- 水菜
- スイートペッパー etc…
中でもハーブや薬味系の野菜はおススメです。
使う分だけ目の前で摘み取って彩や香りを日常的に添えることができます。
まとめ
大人も子供も手軽に楽しく育てることができる水耕栽培。
約1ヶ月~1か月半で種まきから食卓に上がるまでを体験できるので、夏休みの自由研究にもぴったりです。
植物が成長する過程を観察することは、子供たちにとっても貴重な学びの機会となるでしょう。
夏場は特に日照時間も長く成長のスピードが上がり楽しめます♪
この夏、ぜひ挑戦してみてください。