徹底解説!ナイロンカッター・ナイロンコードで安全・効率的な草刈りを!
ナイロンカッターとは?
ナイロンカッター・ナイロンコードって何?
ナイロンカッターとは、草刈り機(刈払機)の先端に装着して使用する道具です。金属刃の代わりに装着するアタッチメントのようなもので、ナイロンコードを高速回転させて草を刈り取ります。
刈払機といえば、これまで金属製の刃物(チップソー)が一般的でしたが、仕上がりや安全性の面から最近ではナイロンカッター(コード)を使う方も増えてきています。チップソーに比べて軽量で、柔軟性があるため、特に家庭用草刈機で広く利用されています。
使用できる草刈機は?
ナイロンカッターは、基本的にどの刈払機でも使用できます。お手持ちの刈払機の先端についている金属刃を外して、ナイロンカッターと交換するだけです。
ナイロンカッターの種類
ナイロンカッターは、ナイロンコードのセット方法によって大きく4種類に分類されます。
- 挿し込み式
ナイロンコードをナイロンカッターの穴に挿し込んで使用します。簡単にセットできる反面、コードが短くなと交換する作業がいるので手間がかかります。
- タップ(叩き出し)式
ナイロンカッターを地面に叩きつけるとコードが出てくる仕組みのナイロンカッターです。
コードの交換や出す手間がなくコードの長さも調整可能で楽に作業ができますが、コードのセットには慣れが必要です。
- 巻き取り式
ナイロンカッターに空いている穴からコードを出して使用します。シンプルな構造の昔からあるナイロンカッターです。取付もシンプルで、幅広いタイプのナイロンコードを使用できます。
コードが短くなったら、作業を止めてコードを穴から出す手間はかかります。
- フルオート式
ナイロンコードが短くなると自動でコードを出してくれます。コードの交換や穴から出す手間がかからないため非常に楽に作業ができますが、コードの長さのを調整することはできません。
また、価格もほかのタイプに比べると高価になります。
ナイロンコードのメリットとデメリット
ナイロンコードのメリット
安全性が高い
ナイロンコードは柔軟性があるため、万が一人体に接触しても致命的な怪我につながるリスクが低くなります。
また、チップソーに比べてキックバック(回転刃が硬い物に弾かれて刈払機ごと飛ばされること)が起こりにくいため、「国民生活センター」でも、異物が多い場所での草刈りには、積極的にナイロンコードを使用するよう推奨しています。
コードの種類、カッターヘッドの種類が豊富
形状(丸型、角型、ツイスト型当)や太さなど、種類が豊富にあり様々な環境やニーズに対応できます。
仕上がりの美しさ
チップソーの場合、石や土に接触するとどうしても刃こぼれしてしまうので、刈り取るときは地表から少し上を刈ります。しかし、ナイロンコードの場合は刃こぼれの心配がないので地表にコードを当てながら刈り取ることが出来ます。よって仕上がりがとてもきれいに仕上がります。
また、道の際の縁石やコンクリートの間に生えている草や、鉄の柵の際などチップソーではやりづらい場所でも活躍します。
集草作業が不要
ナイロンカッターは草を粉砕しながら刈り取っていくため、草刈り後の集草作業も必要ありません。刈った場所に草がたまらないことで刈り具合を確認しやすく、刈り残しも減少します。
ナイロンコードのデメリット
安全で仕上がりもきれいなナイロンコードですが、気を付けなければならないこともあります。
刈り取り力が弱い
ナイロンコードは軽量で柔軟(ムチのように高速回転で叩きつけて刈る)なため、ススキといった硬く密度のある雑草や雑木などの植物には刃が立たないことがあります。そのため、用途によってはチップソーの方が適している場合もあります。
小石等の飛散
ナイロンコードはチップソーと違い作業者への危険性は少ないですが、周囲の人や車、建物のガラスなどに注意が必要です。ナイロンカッターは叩き切る構造の為、小石に接触した場合に周囲に飛散してしまう可能性があります。その威力は車のガラスを簡単に割ってしまうこともあります。
効率的な草刈りを目指すなら二刀流がオススメ
ナイロンコードは軽量で取り扱いやすく、安全性が高い一方で、チップソーは硬い草や茎の太い植物に対して優れた刈り取り力を発揮します。チップソーとナイロンコードの両方を準備しておくことで、作業環境に応じた使い分けが可能になります。
ナイロンカッターとチップソーの比較
- 短い草が多い土地
- ナイロンコード: ◎
- チップソー: ○
- コンクリート壁、岩、フェンス付近
- ナイロンコード: ◎
- チップソー: △
- 砂利、小石が多い場所
- ナイロンコード: △
- チップソー: ×
- 硬い茎、草、竹等
- ナイロンコード: ×
- チップソー: ◎
ナイロンコードに向いている場所・草
- コンクリートの隙間から生えている草
- 塀の立ち上がり部分
- 電信柱や鉄柱の周り
- フェンス周り
- 石垣の立ち上がり部分
- やわらかめの草
- 芝
- 背丈の低い草
- 土が見えるくらい短く刈りたい時
ナイロンコードに不向きな場所・草
- 砂や乾いた土の多い場所
- 小石が多い場所
- ツタやツルが多い場所
- 背の高い草
- 硬い茎、草、竹等
ナイロンコードを使用する際の注意点
使用する刈払機の排気量
ナイロンコードは遠心力で草を刈るので、刈払機の馬力が必要になります。排気量25㏄以上ある刈払い機での使用がおすすめです。
もし、25㏄以下の刈払い機で使用する場合にはコードを出しすぎないよう注意しましょう。コードが長いほどエンジンの回転数が低くなります。
飛散防止対策
ナイロンコードを使用しているときは、小石などの飛散に注意が必要です。近くに車や建物のガラスなどがある場合には、車を移動したり、防護板を設けて飛散物から守る対策を行いましょう。また使用者も保護具の装着などの飛散防止対策を十分に行う必要があります。
ノウキナビで取り扱い中のナイロンコード
バイソンカッター本体 コード巻込式カッターヘッド
ゴールデンバイソン 4.0mm 角ツイスト 2m 1本付(カルエンタープライズ)
カルエンタープライズの日本一太いナイロンコード「バイソンコード」専用のカッターヘッドと、ナイロンコード1本のセット商品です。プロ仕様と言われるだけあり、パワフルな草刈りが可能です。
※こちらの製品は排気量が30cc以上の刈払機でご利用ください。
- 直径4mmのプロ用ナイロンコードでパワフルな草刈りが可能
- 叩き出し式タイプなので、コードの調整不要
バイソンカッター本体 コード差替式カッターヘッド
ゴールデンバイソン 4.0mm 四角ツイスト 200mm 6本付き(カルエンタープライズ)
カルエンタープライズのコード差し込み式カッターヘッド「バイソンカッター」と、差し込み式ナイロンコード「ゴールデンバイソン 4.0mm 四角ツイスト 200mm」が6本のセットです。プロ仕様・最強と言われるだけあり、パワフルな草刈りが可能です。
- 差し込みタイプのナイロンコード用カッターヘッド
- 1辺4.0mmの日本一太いナイロンコード「バイソンコード」専用設計
- ナイロンコードでは刈れないと言われているすすきや熊笹も刈れる
まとめ
ナイロンコードを使用する草刈は、軽量で安全性が高く、特に家庭用としておすすめです。ナイロンコードは、金属刃では草刈りができないような障害物が多い場所や塀の側などでも使用でき、万が一人体に接触しても致命的な怪我につながる可能性が低いと言えます。
人口減少、高齢化、女性の参加などにより、安全性が今まで以上に求められる中、ナイロンコードのメリット・デメリットを理解し、自分の使用環境に合った草刈機を選び、より安全・効率的で快適な草刈りライフを楽しんでください。
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