薪ストーブのある暮らし:初心者でもわかる薪作りガイド
はじめに:薪ストーブの魅力
薪ストーブはその温もりと揺れる炎の美しさで、薪ストーブのある暮らしにあこがれる方も多いのではないでしょうか。
自然の力を直接感じることができる薪ストーブは、お洒落なだけでなく、エコフレンドリーな暖房手段としても注目されています。
そんな薪ストーブを最大限に活用するためには、薪の選び方や使い方を理解することが大切です。
この記事では、薪ストーブのある暮らしのススメと共に、初心者にも分かりやすく薪の基本についてお話します。
薪としての木材選び
どの木材が薪として適しているかは、様々な基準がありますが、一番大切なのは「乾燥」です。
広葉樹でも針葉樹でも、十分に乾燥された木材ならば高い熱量を提供し、効率的な燃焼が期待できます。
針葉樹の特性と利用法
針葉樹については、薪ストーブに使うと”煙突が詰まりやすくなる” “ストーブを傷める”など、多くの誤解がありますが、正しく乾燥された針葉樹は薪として優れた性能を発揮します。
針葉樹は機の密度が低く、乾燥が早い為、春に巻き割作業を行えば、同年の冬には薪として使用ができます。
密度が低い分、火持ちの面では広葉樹に劣りますが、火が付きやすいので焚き始めの使用に向いています。
※針葉樹:杉、カラマツ、アカマツetc…
広葉樹の特性と利用法
広葉樹は密度が高く、燃焼時間が長いため、一晩中じんわりと暖かさを保ってくれます。
特にクヌギやカシは高い熱量を持つため、最高級の薪材とされています。
密度が高い分、なかなか水分が抜けないため、十分な乾燥期間が必要であることを覚えておきましょう。
最適な乾燥期間は1年~2年程、水分率が20%以下になるまで乾燥させましょう。
※広葉樹:クヌギ、カシ、ナラ、サクラetc…
薪の適切な処理と保管方法
1.薪のカットと割り方
薪の長さは、使用する薪ストーブの炉のサイズに合わせて適切にカットすることが重要です。
薪ストーブに入れやすい長さに切ってから、太割り、中割り、細割りに分けてカットします。
様々な太さに準備することで、着火から長時間の燃焼までスムーズに進めることができます。
2.薪の乾燥
薪の乾燥は薪使用の最も重要な部分です。
含水率20%以下が理想的で、適切な乾燥を行わないと火がつきにくく、熱効率が低下します。
広葉樹は特に乾燥期間が長いため、計画的に準備する事が必要です。
乾燥しやすくするために、屋根のある風通しの良い場所に、上下左右共に地面から浮かせることが重要です。
3.薪の使用方法と注意点
薪を使用する際には、室内にあらかじめ取り込んでおくと、更に乾燥して火がつきやすくなります。
また、異なる樹種の薪を使い分けることで、着火から効率的な燃焼までがスムーズにできます。
始めに針葉樹を使って火をつけ、その後に広葉樹を追加することで、持続的な熱を得ることができます。
薪ストーブのある暮らし
薪ストーブがあると、その快適な温かさに誘われて家族みんながリビングに集まってきます。
ストーブやエアコンとは違う柔らかな優しい暖かさが魅力です。
そして、薪ストーブは暖を取るだけではなく、他にも様々な活用方法があります。
薪を燃し続けている薪ストーブの熱を有効的に活用しましょう。
長時間熱をキープできる薪ストーブの上は長時間じっくり火にかける煮込み料理に最適です。
じっくりじわじわ長時間かけて火を入れて作る煮込み料理は格別!
ガス代や電気代を心配する必要もありません。
その他にも、ダッチオーブンやスキレットの調理にも向いており、
うまく使えば、ストーブ内でピザを焼いてしまう人もいるのだとか!
薪ストーブでエコで豊かな生活を送ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
この記事が、薪ストーブのある暮らしをより身近に感じ、豊かなものにする手助けとなれば嬉しいです。
自然の恵みを活用し、心地よい暖かさをお楽しみください。