スピードスプレーヤー(SS)は高価買取してもらえるのか?農機具販売店が解説
スピードスプレーヤー(SS)は高価買取してもらえるのか?農機具販売店が解説
農機具のなかでもスピードスプレーヤー ( SS )はお宝の中のお宝。
スピードスプレーヤー(SS)は、もともと新品が高価。高馬力のキャビン仕様を購入するには、1台の高級外車を買うだけの予算を用意しなければなりません。「高かったから、元を取りたい」。元を取るためには、「寿命が来るまで、しっかり使う」。なので、中古の玉が少ないのです。「錆だらけでボロボロですね。ちゃんとメンテナンスしないで長い間使ってましたね。これでは中古として売れません」。こんなことも中古のSSがあまり出回らない原因です。なので、果樹園が多い地域などに限られますが、中古のスピードスプレーヤー(SS)は引く手あまた。高価買取が期待されます。
果実栽培地域に需要があり売買も多いが、全国区でもゼンゼンOK。
スピードスプレーヤー(SS)は、どちらかというと特殊な農機具。液剤を散布するための薬剤噴霧器で、リンゴやブドウなどの果樹園で使われます。当然、需要は果樹農家の多い地方に限られる。具体的には、主に青森県、山形県、山梨県、長野県、静岡県、和歌山県、熊本県などです。なので、中古のスピードスプレーヤー(SS)は地域内の売買が盛んではありますが、流通は県内に限定されているわけではありません。青森のスピードスプレーヤー(SS)が長野で売れるなんてこともよくあること。インターネットの時代ですから、ローカル性はあまり意識しなくてもいいでしょう。売却は信頼性のあるサイトを選ぶことが大切。焦らずにじっくり検討する時間をつくりましょう。
新品が高いので寿命までしっかり使うから、中古 スピードスプレーヤー(SS) はあまり出ない。
スピードスプレーヤー(SS)はもともと高価。500リットルクラスでも普通乗用車並みの価格、1000リットルクラスになると高級外車が買えるほどのお値段です。だから、いきなり新品を購入するのはハードルが高い。となると、手が伸びるのは中古ということになります。だがしかし、新品で買った人は、おいそれと買い替えることはできないので、寿命が尽きるまでしっかり使う。ということは中古品があまり出ないということになります。また、スピードスプレーヤー(SS)は液剤の噴霧器です。液体は錆の大好物。ちゃんとメンテナンスしないと、手放す時に中古として成り立たないパターンも多くみられます。だから、中古のスピードスプレーヤー(SS)は貴重で相場も高いのです。
中古のスピードスプレーヤー(SS)は引く手あまた。農機具のなかでも買取価格が高いはず。
中古のスピードスプレーヤー(SS)は売り手市場。中古品があまり出ないので、”順番待ち”状態もあるほどです。必要に迫られて、しかたなく新品を買わざるを得ない農家もあったりします。引く手あまたのスピードスプレーヤー(SS)なので、比較的に高価買取のケースが多いのは事実です。ただ、ほかの農機具同様に基本的な査定の基準はあります。“馬力”が高く、“型式”が新しい。“使用時間”が少ないほど有利です。そのほかには、“エンジンの掛りが良い”は高評価。散布部やポンプなど水回りが正常に動くものが好まれます。常に液体を扱うので錆の少ないのもポイント。中古のスピードスプレーヤー(SS)は見た目もそこそこ大切です。いずれにしても、市場はスピードスプレーヤー(SS)を待っています。
まとめ
中古のスピードスプレーヤー(SS)は供給より需要が上回っていて、農機具のなかでも高価買取が大いに期待できます。稲作を専業にしている地帯などでは見向きもされないけれど、果樹園の多い地域では引く手あまた。玉不足状態が続いています。”新品が高価なので、購入したらしっかり使う”。”ボロボロになるまで使い切るから中古になりえない”。こんなことが、売り手市場になった原因です。とくに中古のスピードスプレーヤー(SS)の需要が多いのは果樹園の多い地域ですが、インターネットを使えばローカル差は関係ありません。ただ、買い手が多いだけにサイトは慎重に選びたいもの。できるだけ信頼できるところにしましょう。
“馬力”、”型式”、”使用時間”と、査定の基準とすることは、ほかの農機具と基本的には同じです。しかし、相場は安定して高く、とても売りやすい農機具といえるでしょう。意識すべきは普段のメンテナンス。液体を扱う機械なので錆対策をしっかりしたり、使用しない時期でも動かすことも大切です。そうすると、①エンジンが掛かりやすい ②錆が少なく見た目が良い ③散布部やポンプがしっかり動く といった高評価につながるポイントを稼ぐことができるでしょう。