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薪割り機の選び方:自分に合った一台を見つけよう

秋が深まり、薪ストーブや焚き火が恋しい季節となりました。焚き火や薪ストーブを楽しむ上で、薪割り作業は欠かせません。しかし、薪を割るのは大変な重労働です。そこで活躍するのが薪割り機!手動、電動、エンジン式等、様々な種類が発売されています。

今回は、薪割り機の種類やそれぞれの特徴、使い方についてご紹介していきます。薪割り機の購入を考えているが、どの薪割り機を選べばよいかわからない、、、という方が、ご自身の用途にぴったりの薪割り機を選ぶ参考になれば嬉しいです。

目次

薪割りの方法

薪を割る方法は、大きく分けて3つあります。

1. 斧で割る

斧は、古くから人々に親しまれてきた伝統的な薪割り道具です。

薪に斧の刃を当てた状態で、薪を持ち上げて薪割り台にコンコンと軽く打ち付け、薪を割ります。体力を必要とする作業ですが、経験を積めば効率的に薪を割ることができ、薪の割る方向や大きさを自由に調整可能です。

小規模な作業やキャンプなどでの少量の薪割りに最適です。

2. 薪割り台を使用する

薪割り台とは、薪を刃の上に乗せハンマー等でたたいて割るための道具です。

はじめは薪を軽くたたいて刃に食い込ませ固定し、再度ハンマーで叩いていくだけで簡単に薪を割ることができます。

刃物を振り下ろす必要がなく、割れた薪も下向きに八の字に割れ飛び散りにくいので、老若男女問わず安全に薪割りを楽しむことができます。

3. 薪割り機を使用する

暖房のために薪ストーブや暖炉を使用する場合、大量の薪が必要になるため、薪割り機は必須のアイテムと言えるでしょう。

薪割り機を使用した場合、斧や薪割り台を使用して薪を割る作業と比較して、少ない力で効率的に大量の薪を割ることができます。

手動式、電動式、エンジン式など、様々な種類があり、割る薪の量や作業環境に合わせて選ぶことができます。

薪割り機の種類

薪割り機は大きく分けて、手動式、電動式、エンジン式の3種類があります。それぞれの薪割り機は、利用シーンや割りたい薪の種類・量によって、メリット・デメリットが異なってきます。

手動式薪割り機

手動式薪割り機は、斧に比べて力を使わないため、家庭で少量の薪を準備する際に便利です。使用方法は、薪を機械にセットし、ハンドルやレバーを使って圧力をかけることで薪を割ります。電源や燃料を必要としないため、場所を選ばず使用できるのもポイントです。

メリット
・電源や燃料が必要ないため、どこでも使用できる
・メンテナンスが簡単
・価格が安い

デメリット
・体力が必要
・処理できる薪の量が少ない
・太い薪や硬い薪を割るのは難しい

電動薪割り機

電動薪割り機は、家庭用の電源から動力を得て使用することができるタイプの薪割り機です。手動式に比べて力強く、効率的に薪を割ることができます。電源があればすぐに使用できるので、ご家庭の暖炉やストーブ用の薪を効率よく準備したい場合におすすめです。
エンジン式にくらべるとパワーが落ちてしまう為、直径30センチ以下の細い薪や、柔らかい針葉樹の薪割りに適しています。

メリット
・力が要らないので、誰でも簡単に使える
・燃料を使用しないため、室内でも利用できる
・使用時の騒音が比較的少ない

デメリット
・電源がない場所では使用できない
・手動式に比べると価格が高い
・薪の太さや種類によっては、割れないものもある

エンジン式薪割り機

エンジン式薪割り機は、ガソリンエンジンを搭載しているため、パワフルで、大量の薪を短時間で割ることができます。エンジンを使って強力な力で薪を割るため、太い木や硬い木材も難なく処理できます。大量の薪割りを必要とする農家や林業関係者にオススメです。

メリット
・パワーがあるので、太い木や硬い木材も処理可能
・大量の薪を短時間で処理できる
・体力を消耗しない

デメリット
・騒音が大きい
・ガソリンを用意する必要がある
・メンテナンスが必要
・薪割り機の中でも高額になる

薪割り機の選び方

薪割り機を選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

使用する頻度

まず、薪割り機をどれくらいの頻度で使用するかを考えましょう。

家庭用として少量の薪があれば十分という場合は、手軽な手動式や電動式が適しています。エンジン式に比べると、パワーや効率は劣りますが、メンテナンスが簡単で使いやすいため、コストを抑えながら手軽に利用できるのが魅力です。

一方、頻繁に大量の薪を割る予定がある場合は、より耐久性があり、パワフルなエンジン式を選ぶと良いでしょう。

利用する場所

次に、薪割り機を使用する場所も重要な要素です。

選びましょう住宅地や室内での使用を予定している場合は、手動式や電動式の薪割り機を選びましょう。騒音が少なく、排気ガスも発生しないため、住宅地や室内での使用に適しています。

屋外の広い場所で使用する場合には、電源が不要で場所を問わず使用できるエンジン式がおすすめです。

割りたい薪の量・種類

薪を大量に割りたい場合は、パワフルなエンジン式がおすすめです。少量であれば、手動式や電動式でも十分ですが、薪の種類によっては割れないものあるので、薪割り機の破砕力も必ず確認しましょう。

粉砕力とは?

薪割り機が薪をどのくらい効率的に割ることができるを示す値(単位:t)のことです。
割る薪の樹種や乾燥具合によって変わりますが、割る薪の直径を目安として以下基準で選びましょう。

大きな薪(直径30cm以上):破砕力7t以上
小さな薪(直径30cm以下):破砕力6t以下

まとめ

薪割り機を選ぶ際は、使用する頻度、場所、割りたい薪の量・種類などを総合的に判断し、ご自身のライフスタイルに合ったものを選びましょう。この記事が、あなたにとって最適な薪割り機を選ぶ一助となれば幸いです。

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