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JR東日本グループにおける『ダブルリサイクルループ』の推進について~食品廃棄物を「電力」と「農業」で…

○JR東日本グループは、グループ経営ビジョン「変革2027」で掲げる「ESG経営の実践」の一環として、サーキュラーエコノミー(循環型経済)に取り組んでいます。駅ビルやエキナカ等から排出される食品廃棄物を、株式会社Jバイオフードリサイクル(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:蔭山 佳秀、以下、「Jバイオ」)にて資源循環する取り組みを推進しています。○このたび、株式会社JR東日本クロスステーション(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:西野 史尚、以下、「JR-Cross」)は運営する施設において、Jバイオで生み出された電力を利用する「電力リサイクルループ」に取り組むとともに、Jバイオの発酵残渣由来の肥料で生育した農作物を東京駅において販売・提供することで「農業リサイクルループ」に取り組みます。○JR東日本グループでは、事業活動で排出される食品廃棄物を「電力」と「農業」でリサイクルする『ダブルリサイクルループ』の取り組みを拡大し、持続可能なサーキュラーエコノミーを推進していきます。

(JR東日本が目指すサーキュラーエコノミーについて:https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240704_ho03.pdf )

■『ダブルリサイクルループ』推進に向けたJR-Crossの取り組み
1.「電力リサイクルループ」の取り組み

 JR-Crossが運営する「マーチエキュート神田万世橋」、「リエール藤沢」では、かねてより施設から排出される食品廃棄物処理をJバイオに委託し、100%リサイクルを行ってきました。また、LED照明の導入や、エネルギー効率の高い空調設備への切り替えを行うなど、環境に配慮した施設運営に取り組んでいます。
 2024年12月からは、施設で使用する電力を自社で排出した食品廃棄物から創られたバイオガス由来の電力を含む実質再エネ(※)電力に切り替えることで、「電力リサイクルループ」を実現します。今回の取り組みにより、年間約873tのCO₂を削減できる見込みです。

 (※)食品廃棄物由来以外の電力も含め実質再エネ100%

2.「農業リサイクルループ」の取り組み

 JR-Crossは、Jバイオで生産した肥料で生育した野菜を、東京駅において、販売・提供します。

(1)「LOOP deマルシェ」での販売

 日時:2024年10月31日(木)~11月2日(土)

    営業時間:10時~20時(全日)
 場所:東京駅 地下1階改札内 グランスタ東京
    「chikakita(チカキタ)」(地下北口改札内)
 内容:1.「やさいの秋葉」スタッフによる野菜の販売
    2.『ダブルリサイクルループ』の紹介

    「やさいの秋葉」について

    ・神奈川県藤沢市に約9haの農場を持つ農家

    ・年間120品目以上を栽培、土壌や品種などこだわりをもって栽培し、環境にやさしい農業を目指す

    ・Jバイオで作られた肥料を利用した季節の野菜を栽培。東京駅にて、マルシェやレストランメニューとして野菜を販売・提供

(2)「LOOP deベジタブル」での料理の提供

 日程:2024年12月1日(日)~3週間程度
 場所:東京駅レストラン店舗 「THE CENTRAL」
    地下1階改札内グランスタ東京スクエア ゼロエリア
 内容:季節の野菜を活用したサラダなどの提供

■『ダブルリサイクルループ』(イメージ)

 JR-Crossが運営している施設や店舗から排出している食品廃棄物を、Jバイオにて資源循環し、電気や農作物にリサイクルしています。お客さまのもとへ、施設の照明やレストランの料理としてお届けする『ダブルリサイクルループ』を確立しました。
 今後も環境にやさしい取り組みとして、『ダブルリサイクルループ』を推進します。

■『ダブルリサイクルループ』各社の役割

<参考>

■資源循環事業コンセプト『UPCYCLING CIRCULAR』

 JR東日本グループではグループから発生する廃棄物を、グループ会社などと連携し、回収、収集・運搬、リサイクル、再資源化に取り組んでいます。『ダブルリサイクルループ』はリサイクル、再資源化して生み出した電力や農作物をJR東日本グループ内で利活用することにより、持続可能なサーキュラーエコノミーを推進する『UPCYCLING CIRCULAR』の取り組みです。

 2024年4月よりJバイオで発電した環境にやさしい電力を、株式会社JR東日本商事(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大西 秀麿)が、食品廃棄物の排出元であるグループ施設に供給する「電力リサイクルループ」の取り組みを開始しています。また、Jバイオでは、食品リサイクルの過程で発生する発酵残渣を肥料として農家に提供し、この肥料で生産した農作物を食品廃棄物の排出事業者の飲食店等で食材として利用、その後発生した廃棄物を再びJバイオに持ち込み肥料原料とする取り組み(「農業リサイクルループ」)を推進しています。

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