トラクターで除雪もできる!アタッチメントを活用した新たな使い道
冬になると雪かきの手間が増えますが、実はトラクターを持っている人なら、除雪機としても活用できることをご存じかと思います。
また、トラクターを持っていない方、よく知らないという方はアタッチメントを付け替えることで、耕運機・草刈機・除雪機として使える万能な機械です。
本記事では、「トラクター × 除雪」の活用法を詳しく解説します。
トラクターは除雪機にもなる!
トラクターは農業だけでなく、さまざまな場面で活躍する「牽引機」です。
アタッチメントを交換するだけで、用途が大きく変わります。
- 耕運機として土を耕す
- 草刈機として雑草を刈る
- 除雪機として雪を飛ばす
つまり、トラクター1台あれば、季節ごとに違う役割を果たせるというわけです。
特に冬の時期は、除雪用アタッチメントを装着することで、大量の雪を効率よく除去できる除雪機に早変わり!
トラクターで除雪するならこんな方法!
トラクターを除雪機として活用するには、用途に応じて専用アタッチメントを選ぶことが重要です。一言で除雪用のアタッチメントといっても様々なものが存在します。
以下のようなアタッチメントを取り付けることで、手軽に除雪作業が可能になります。
① ロータリー除雪機(ブロワー式)
遠くに雪を飛ばしたいならコレ!
- トラクターの後部に取り付けて、雪を巻き込みながら遠くへ飛ばすタイプ
- 住宅街や狭い道でも使いやすい
- 豪雪地帯でもしっかり対応可能
② ブレード除雪機(プッシュ式)
道路や平坦な場所の雪を押しのけるならコレ!
- トラクターの前部に取り付け、雪を押しながら寄せるタイプ
- まっすぐな道路や駐車場で活躍
- 操作がシンプルで扱いやすい
✅ おすすめシーン:玄関前や駐車場の雪かき、小規模な除雪作業
トラクターを除雪機として使うメリット
☑ 1台で複数の用途に使える!
☑ 雪かきの時間が大幅に短縮!
☑ スコップや手作業に比べて体力的な負担が軽減!
☑ アタッチメントを交換するだけで、季節ごとの作業に対応!
適した馬力のトラクターを選ぶことも大切です。一定の馬力以上あれば、多くの除雪アタッチメントに対応できるため、導入を考える際の参考にしてみてください。
逆に言えば、馬力によっては対応していないアタッチメントも存在しておりますのでトラクター本体をお持ちの方はご自身のトラクターに適応するか考慮していただく必要があります。
また、トラクターをこれから購入しようとしている方はトラクターを利用してどのような作業をしたいのかをリストアップして適応する馬力や取付ヒッチを選ぶ必要があります。
トラクターを除雪機として使うデメリット
☑ アタッチメントによっては適応する馬力が必要
→ 低馬力のトラクターでは対応できない除雪アタッチメントもあるため、現在所有しているトラクターとの適合を確認する必要があります。
☑ 初期投資が必要
→ 除雪用アタッチメントは安価なものではなく、購入コストがかかる。特に高性能なものはそれなりの価格になるため、コストパフォーマンスを考慮する必要があります。
☑ トラクターのサイズによっては取り回しが悪い
→ 小回りが利かないため、狭い駐車場や入り組んだ場所の除雪には不向き。一般の除雪機のように細かい動きが難しいことも。
☑ 雪が重すぎると負荷がかかる
→ 湿った雪や大量の雪を処理する際、トラクターの負荷が大きくなり、エンジンや駆動系に負担がかかることがある。
☑ 保管スペースが必要
→ アタッチメントはオフシーズン中に保管する必要があるため、十分なスペースを確保する必要があります。
☑ 道路用のタイヤではグリップが不足する可能性
→ 除雪作業では滑りやすい路面を走行するため、スタッドレスタイヤやチェーンの装着が必要になることも。
☑ 作業中の視界や安全性に注意が必要
→ トラクターは一般の除雪機よりもサイズが大きいため、除雪時の視界の確保や周囲の安全確認を徹底する必要があります。
トラクターの利用時間が増えてしまうことによって劣化を早めてしまうリスクもありますが、除雪範囲が広い人などにはおすすめです。
まとめ
トラクターは、農業だけでなく「耕運機・草刈機・除雪機」などとマルチに活躍できる機械です。
冬場は除雪用アタッチメントを装着することで、広範囲の雪を効率よく除雪できます。
「トラクターを持っていない人も、この機会に一台検討してみては?」
牽引機としての可能性を広げ、1年中活躍できるトラクターを活用しましょう!