次シーズンのトラブル防止。冬の間、農機具にやっておいてほしい最低限のこと。
お世話様です。整備士の小泉です。学生の頃はそんなに思いませんでしたが、12月って旧暦で師走と言いますが本当に忙しいですよね。
僕は地区の役員をやっています。だから、毎週日曜日に地区のなんらかの仕事が入っているんですよね。
「みんなやってることなんだから・・・」みたいなことを言われるけれど、若者の僕からしたら意味なさそうな仕事に思うわけですよ。
そんなことで毎週日曜が潰されるなんて・・・。貴重な師走の週末なのに、田舎って怖いですよね(笑)
今回は、皆様お持ちの農機具管理のおハナシ。冬の間使わないガソリンエンジンの機械をどのような状態でしまっておいたほうが良いのかについて書きたいと思います。
ガソリンエンジンの機械は、最低限、燃料のコックを閉めキャブレターから燃料を抜いておくことが重要。しつこいようですが、最低限。最低限ですよ。
キャブレターって何?とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんね。
キャブレターは燃料をエンジンに送るところ。ガソリンと空気が混ざった混合気をスプレーのようにピストンに送り込む燃料噴射装置です。
いまの自動車は、電子制御のインジェクションが主流ですが、農機具のガソリンエンジンは、まだ構造がシンプルなキャブレターを使っています。
では、キャブレターを空にするにはどうしたらいい?
ほぼすべてのキャブレターに燃料を抜くためのドレインが付いています。ここから燃料を抜いておくのです。
「こんなの、めんどくさい!」という方に、もっと簡単な方法を紹介しますね。
コックを閉めてエンジンを掛けっぱなしにしておくだけ。これでキャブレター内の燃料は空っぽです。
空にしておくだけで、来シーズンにエンジンが掛からないというトラブルを防げます。
でも、そもそもなぜキャブレターから燃料を抜かなきゃいけないの?
理由は、“ガソリンが腐る”という表現をしますが、ガソリンが気化してしまい、ガソリンに含まれる不純物が残り、次に使う時に燃料詰まりを引き起すからです。
個人的には、機械をきれいにしておいてあげることが一番長く機械を使っていく秘訣だと思います。
読んでいただいている方、今年もありがとうございました。では、皆様良いお年を。