農業機械が欲しいときに中古農機にすべき?それとも新品のがいいの?
お世話になっております。ノウキナビ事務局隣の農機具屋です。
春本番、農業機械も動き出し毎日忙しく動いております。
さて、今回のブログは農業機械が欲しいときに「中古農機にすべき?」「それとも新品のがいいの?」
この疑問にお答えします。
近年は中古農機を購入したいと思って当社にいらっしゃるお客様が多く、中古農機需要の高さを感じています。
確かに価格も安く購入しやすいですが、必ずしも安く済むとは限らないんです。
私が普段からお話することは(経験からくる目安ではありますが)今後6年間程度しか使用しない場合は中古農機を選択すべき、それ以上使用する可能性がある場合は新品機を買った方が良い、とお勧めしています。
あくまでも目安ですし、もちろんモノにもよりますが、中古購入価格にだいたい6年分の整備、修理費用を合計すると、もっと長く使える新品機を購入出来た。
なんて事が、経験上多いためです。
新品機を購入すれば、当然調子が悪くなることも少ないため、それほど修理・メンテナンス費用はかかりません。
確かに購入時にかかる費用を考えると新品機はなかなか手が届かないかもしれませんが、その機械をどれくらいの期間、どういう使い方をするのかを考えた上で、トータル的に費用を計算したほうが良いと思います。
また、トラクターや管理機などよく使用する機械、コンバインやスピードスプレーヤーなど使用中に壊れると大変な機械は新品で購入。それ以外の機械は中古で。など自分の使用状況や使用面積といった条件を考えて、上手に中古農機を活用することを、あわせてお話ししたりもします。
つまり農機屋として、ただ直したり売ったりするだけでなく、もっと農機を使うお客さんのニーズや状況を汲み取りながら
最適な提案ができるよう、中古や新品それぞれの良し悪しなどについてもっと深く考えていければと思っています。
農機屋さんに相談すると新品機をすぐ勧められる!!
正直、そんな農機屋さんは今の時代にあっていません。
農家さんの現状にあった機械を用意でき、それを適正な価格で提供できるかどうか。
農機屋さん目線から農家さんをどうサポートできるか。
そのためにも新品だけはなく、中古農機も十分に確保しておくことは重要で、
それが結果的に、農家さんと農機屋さん、お互いの収益アップに繋がっていくと感じています。