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田植機の欠株が起こる原因と対処法

こんにちは、今シーズンの田植えの調子はいかがでしょうか。

今回は田植えの際に起こる“欠株”の原因とその対処方法についてご紹介したいと思います。

今年も多くのお客様より田植え機に関する修理のお問い合わせをいただきましたが、その中にはご自身で直すことが出来るものもありました。

このブログではその一部をご紹介したいと思います。

目次

欠株の発生する原因

まずは欠株の発生する原因について下記の例が挙げられます。

  • 苗送りベルトが時々作動していない。
  • 苗の掻き取り量が少ない。
  • 苗床の入れ方が悪い。
  • 植付爪、植付フォークが磨耗している
  • 植付フォークのがたつき
  • 植付アーム内の潤滑油、またはグリース切れ、泥水混入による植付フォークの動作不良
  • 田圃の水が多い
  • 苗床が厚い

苗の欠株は、田植機の不具合や圃場の状態などが原因です。

簡単に出来る対処法

今回は1番上のベルトの作動について説明します。(今回画像で紹介している機種は 三菱 MP25 , ヤンマー AP200 ですが他の機種でも同様の方法で問題ありません。)

苗送りベルトの作動改善

苗送りのベルトが作動していないと、苗が植付爪まで送れなくなってしまうので欠株が発生します。

このベルトは苗送り台がレールの端まで動くと、背面のアーム(下の写真の青い部品)が作動してベルトを1コマ進める仕組みとなっています。

このとき赤い部品が泥汚れや錆びつきなどにより動かなくなっているとベルトが作動しなくなってしまいます。

そのような時は赤い部品のギヤ(歯車のところ)に潤滑剤を吹き付けてください。潤滑剤はホームセンターなどで販売されているもので構いません。

吹き付け終わったら指で数回アームを押し上げて動きをよくしてあげて下さい。

たいていの場合はこれだけでベルトの作動が改善されます。簡単なので是非お試しください。

田植機を長持ちさせる方法

田植機に不具合が生じてしまうと、田植え作業にも影響を及ぼします。
田植機に起こるトラブルは多く、放っておくと完全に壊れてしまう可能性もあります。田植機を長く使用するため、万全な状態で田植えを行うためにもメンテナンスや点検を行うことが重要です。
日頃から行うセルフメンテナンスも大切ですが、田植機の専門知識のない方ではトラブルの兆候を見逃してしまうこともあります。定期的に農機具販売店へ整備に出すことをおすすめします。

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この記事を書いた人

唐沢農機サービスにて農機の販売、修理を担当しています。

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