ガソリンエンジンの始動不良はキャブレターが原因!?
お世話になっております。
ノウキナビ事務局隣の農機具屋です。
今年の梅雨、関東甲信では最速の梅雨明けらしく、暑い日が続いています。。。
こんな天候だと草の伸びも速く農家さんは大変だと思います。
今の時期は農機具屋さんも草刈り関連の機械修理がほとんどです。
なので、思ったほど忙しくございません。。
しかし、私の農機屋は数多く中古農機を扱っていますので暇ではありません。
この時ばかりと中古農機の整備に時間を使っております。
さて今回は“農家屋さんあるある”、キャブレターについてお話します。
管理機や耕うん機、バインダーなど一般的に小型の農業機械に多く搭載されている空冷ガソリンエンジン。
通年通して、エンジンがかからない。。という修理依頼が多いのですが、そのほとんどがキャブレターに起因しているといっていいでしょう。
キャブレターとは燃料を霧状に噴射し、空気と一緒にエンジンに送り込む部品です。
また、アクセルの調節によって燃料と空気の量を調節してエンジン回転をコントロールしています。
人間で言えば心臓と同じ役割をしています。
ですから、燃料がうまくキャブレターに送られないとエンジンがかからないのです。
対処法は簡単です。キャブレターを分解して清掃してあげればいいのです。
農業機械は、思った以上に土埃など過酷な環境で使用されています。
空気と一緒に土埃が吸い込まれ、キャブレター内で詰まって燃料が送れなくなってしまうんです。
農機具屋さんも使っていますが、キャブレター洗浄の専用液があります。
一般的にホームセンターなどでも売られていますが、この写真のようにメーカー純正の物の方がより強力です。
これが一般的なキャブレター。
分解。
ここが良く詰まります。
分解したら、洗浄液を使ってキャブレターの小さい穴などにガンガン吹き掛けてください。
小さな穴にゴミがよく詰まっています。
キャブレター本体にも洗浄液をかけても問題ないので、キレイにしてあげてください。
エンジンがかからない時はぜひチャレンジしてください。
良質な中古農機が多数出品されています。