初心者にもオススメのプランター栽培!ベランダで果樹菜園を楽しみましょう
ベランダや庭の限られたスペースで植物を育てられる、プランター栽培。実は野菜だけでなく、果樹栽培もできるのです!カラフルで甘いフルーツをご自身で育ててみませんか?
今回は、果樹のプランター栽培について、プランターを使うメリットや初心者でも育てやすい品種、育て方などをご紹介します。
果樹をプランターで育てるメリット
果樹のプランター栽培は、ベランダなどの省スペースでできることが大きなメリットとして考えられますが、ほかにはどんな利点があるでしょうか。
プランターに植樹すれば、移動が可能になります。これにより、日当たりのいい場所や温度の一定な室内へプランターごと動かせて、果樹にとってより良い環境で栽培ができます。また、露地栽培よりもコンパクトに栽培ができるため、管理がしやすい点も挙げられます。剪定や摘果などの作業がしやすく、病害虫への対処も早い段階から行えます。また、プランター栽培では、露地栽培に比べて根が張るスペースが限られています。すると、果樹の成長が早まるほか、水分や養分をしっかり吸い取ることができるので甘い果実が育ちます。収穫量は地植えに劣るものの、少数先鋭のおいしい果実を育てることができるのはプランター栽培ならではの楽しみと言えそうですね。
栽培を始める前にベランダの環境をチェック
果樹を育て始める前にまず、ご自宅のベランダの環境が栽培に適しているかチェックしておきましょう。確認すべきポイントは2つ、日当たりと風通しです。
まず、日当たりですが、日光は果樹の成長に必要不可欠な存在です。プランターで場所を移動できるとは言え、1日に何度も鉢を動かすのは現実的ではありませんよね。屋根や手すりで日中ずっと日陰となってしまう場所や、北向きのベランダでの果樹栽培は難しい場合があります。
続いて、風通しについて。植物の栽培には、風通しのいい環境が好まれます。これは湿気が多い場所ではカビが発生しやすく、病気や害虫の被害に遭いやすいためです。ただこの時に注意したいのは、風当たりの強さです。高層マンションの高層階のベランダなどでは強く風が吹いていることも。常に強風に当たるようでは、株が痛みやすく、果樹にとって過酷な環境になり兼ねません。
ちなみに、マンションのベルコニーやベランダは、共有部分になります。管理規約を確認し、避難経路の確保や成長のし過ぎによる周囲への影響なども加味してから栽培計画を立てましょう。
ベランダ栽培に最適な果樹の種類は?
プランターで栽培できる果樹の種類はたくさんあります。大きく成長する印象のある柿や栗、棚を使うブドウも、プランターを使えばベランダでの栽培は可能です。さまざまな品種の中でも今回は、初心者にもオススメの世話が簡単な果樹の種類を5つご紹介していきます。
ブルーベリー
果樹栽培で人気のブルーベリーは、プランター栽培にもぴったり。春に白やピンクの花を咲かせ、夏には収穫を迎えます。現在国内に流通しているブルーベリーの品種は100種にも及ぶそうですが、大きく分けてハイブッシュ系とラビットアイ系の2つのタイプがあります。東北以北の寒い地域や冷涼地では、寒さに耐性のあるハイブッシュ系が適しています。一方のラビットアイ系は、樹勢が強く成長が早いのが特徴ですが、寒さにはやや弱い傾向があります。
ブルーベリーを育てる際に必ず知っていてほしいのが、株を2つ用意するということ。ブルーベリーが実をつけるためには、受粉が必要です。ハイブッシュ系ならハイブッシュ系の中で異なる品種、ラビットアイ系ならラビットアイ系の中から異なる品種、それぞれ2種類を用意して隣同士で育てることが重要です。
イチゴ
プランターで栽培しやすい果物と言えば、イチゴもその一つ。「ストロベリーポット」というイチゴ栽培用のプランターもあるほどです。イチゴは実が木になるものではないため、正式には野菜に分類されます。野菜を育てるのと同じ様な流れで栽培ができ、これまで野菜のプランター栽培を行った経験のある方にとっても、始めやすいフルーツであるかもしれませんね。
イチゴはあまり根が深くまで張る植物ではないので、あまり深くないプランターで十分です。水はけがよくなるように鉢底石を敷いて苗植えをしたら、あとは成長に合わせて水やりと追肥を行っていきます。甘いイチゴを育てるために必要なものは、日光。お日様の光をたっぷり浴びることで光合成が活発になり、糖とでんぷんが作られていきます。
レモン
レモンは木の樹高があまり高くならないので、ベランダでの栽培に最適です。ブルーベリーのように受粉樹を用意する必要もなく、1本で果実がなることも嬉しいポイント。また、無農薬での栽培が可能です。レモンを皮ごと調理したい方にもレモンの自家栽培はオススメです。
レモン栽培の魅力は、収穫前から爽やかな香りを楽しめることです。果実だけでなく、春から初夏に咲く白い花からも良い香りが漂います。育てる際に気をつけたいのが、寒さ。レモンは耐寒性が弱いのが特徴なので、冬には室内へと移動しましょう。寒さや害虫対策、数年に一度植え替えるなど、大切に育てていけば長く栽培を楽しむことができますよ。
ビワ
ビワは、冬でも葉が落ちない常緑性の植物であるため、目隠し用の庭木としても需要が高く、庭先で育てているご家庭もいらっしゃいます。プランター栽培の場合にも、冬は寒さを避けるため室内で育てるのが良いですが、葉が青々としているため観賞用としても人気があります。
ビワの果実を食べ終わった後の種からでも栽培は可能ですが、実をつけるまでは時間がかかってしまうので、苗植えがオススメです。より甘くておおぶりの果実を育てたいのであれば、追肥と摘果が大切。収穫は夏ですが、春先には実が房状になる部分(果房)の中で1〜3果になるよう摘果を行ってください。
ちなみに、ビワは果実だけでなく、葉をお茶にして飲むこともできますよ。
オリーブ
観賞用としても人気が高いオリーブですが、受粉樹を用意してきちんと管理していくことで、実の収穫ができます。オリーブは日当たりを好みますが、ある程度寒さに強いのが特徴です。霜が当たらないように気を配れば、冬でもベランダ栽培が可能です。プランター栽培でオリーブを育てる場合には、根詰まりを防ぐため、1・2年に一度植え替えをしましょう。世界に現存するオリーブの中には紀元前から生きている樹木もあるそうで、生命力のある植物としても長く栽培を楽しめます。
まとめ
今回紹介したブルーベリーやイチゴなどは、ベランダでのプランター栽培にオススメの植物です。日当たりがよく、強風が当たらず適度な風通しのある環境であれば、栽培にぴったりです。大きな果樹を育て管理するのは大変ですが、プランターでの栽培は管理がしやすいのがメリット。果実が色づいていく様子や香りを楽しめますよ。ぜひ皆さんも、ベランダでお気に入りのフルーツを育ててみてくださいね。
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