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【フードロス削減に貢献】直売所で余ってしまった農産物を都心の駅で販売する「TABETEレスキュー直売所」が運用開始

フードシェアリングサービスを展開する株式会社コークッキング(「TABETE(タベテ)」運営元)、東松山市、東武鉄道株式会社、JA埼玉中央、大東文化大学が「TABETEレスキュー直売所」の本格運用をスタートすることが発表されました。この取り組みはかねてより実証実験が行われており、その結果を踏まえて今回本格運用が決定しました。

目次

TABETEレスキュー直売所とは?

《直売所で余った野菜を東武東上線で輸送し都心てで販売、食品ロスを削減へ》

この取り組みでは、東松山市周辺の直売所で売れ残った農産物を株式会社コークッキングが買い取り、東武東上線森林公園駅から列車に載せて池袋駅に輸送、都心のお客様に特別価格で販売することで、食品ロス削減を目指しています。

運用の詳細

①開始日:2021年8月2日(月)〜
②販売場所:東武東上線 池袋駅南口改札 券売機前
③営業時間:18:30〜20:30ごろ
※営業日:毎週月曜日、水曜日、金曜日(祝日を除く)
※電車の運行状況や当日の農産物の食品ロス状況により中止・変更する可能性あり

なぜこの取り組みが始まったのか

フードロスの課題を産官学で共有

画像引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000017141.html

東松山市は梨や栗をはじめとする果樹及び野菜の産地あり、県内でも指折りの販売額を誇る農産物直売所を有しています。直売所では、閉店後に売れ残ってしまった農産物は農家が引き取るのがこれまでの通例であり、まだ商品価値があったとしてもその多くは廃棄になってしまうという課題があったそうです。

その課題を解決し、農産物のフードロスを削減するために、株式会社コークッキングは東松山市・東武鉄道株式会社・JA埼玉中央・大東文化大学と協議を重ね、その結果以下の目的のもと今回の取り組みを行うことになりました。

その目的とは、

  1. 直売所で閉店後に発生する売れ残った農産物の再販による食品ロス削減
  2. 直売所で農産物を販売している農業者の収益向上
  3. 旅客輸送に留まらない鉄道輸送サービスの活用方法検討、東武沿線の活性化
  4. 学生が社会課題解決に関する事業参加する場の提供、教育機会の創出
  5. 関係機関5者の情報発信

以上の5点です。

実証実験

画像引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000017141.html

当初株式会社コークッキングと東松山市がフードロス削減という共通の目的のもと、これに賛同した東武鉄道株式会社、JA埼玉中央と、2021年3月に第1回実証実験を実施しました。その後、大東文化大学とも連携し、6月から第2回実証実験を実施してきました。

第2回実証実験では、第1回実証実験結果を受け、収益性や継続性を検証し、野菜の取扱量・輸送量を倍増。また、大東文化大学の協力により、本取り組みへ賛同する積極的な学生をスタッフに迎え、社会的な課題である食品ロス削減に取り組む実践教育の場としての役割も追加されました。

実験に参加した生産者からは「捨てずに済んでありがたい」、野菜を購入して廃棄の危機から“レスキュー”した消費者からは「お得にちょっといいことができて嬉しい」といった好評の声が多数届き、継続が望まれていました。

そうした好評の声のみならず、2回の実証実験によって464kg(1回目)、3,717kg(2回目)のフードロスの削減や合計85名以上の生産者の収益向上が達成されるなど、効果が数字となって顕著に現れていました。
この結果を受け、今回運用が本格的に展開されることとなりました。

画像引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000017141.html

本格運用

取り組みを継続するための準備(鉄道輸送において特定の企業・団体等を対象にした有料手回り品の料金制度の整備、産官学連携による運用方法の制定等)が整ったことを受け、「TABETEレスキュー直売所」は2021年8月2日(月)より本格運用が始まることになりました。また、同日には農産物の食品ロス削減の取り組み、学生への学びの場及び就業機会の提供によるSDGsの実践等に係る産官学連携の協定が締結されます。

参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000017141.html

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