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中古農機具を早く売る方法

ノウキナビにはたくさんの中古農機販売店さんに加盟していただいております。ありがとうございます。

ところで、

“他社が取り扱っている中古農機が出品された後、いったいどのぐらいの期間で売れているのか・・・”

気になりませんか?

ノウキナビのデータを分析した結果、半数近くが●●日で売れていることがわかりました。

今号は、

中古農機販売店が1台の農機をどのぐらいの期間で販売しているか?

中古農機の在庫日数を短くして商品の回転を良くする方法

について書いていきます。

目次

出品から販売(商談成立)までの日数は?

ノウキナビの出品管理画面で商談成立の状態になった商品(他所での販売も含む)のうち、

直近3年間の農家三種の神機、トラクター、コンバイン、田植え機について

出品日から商談成立までの日数を集計してみました。

このグラフから、

  • 出品された中古農機の46%が出品後30日以内に販売される(商談成立になる)
  • 78%が出品後100日以内に販売される
  • 在庫日数が100日を超える商品は販売までの日数が極端に伸びていく

ということが読み取れます。

【30日以内】

半数近くの商品が出品から1カ月程度で商談成立します。意外と早いと感じました。程度の良い商品はすぐ買い手が見つかるんですね。

中古農機は1点ものなので、新着情報ほどユーザの気を惹くのかもしれません。

【100日以内】

1カ月で買い手がつかない商品は2カ月~3カ月程度で販売されていくようです。

【100日超え】

100~130日を過ぎると、いつ見てもそこにある商品ということでユーザーからもあまり注意を払ってもらえない存在になっている感じでしょうか。

売価から仕入を引いた粗利益に執着するとデッドストックとなってしまいます。少しでも利益を出したい気持ちはわかりますが、商談の機会を得られない商品はサンク(埋没)コストと割り切って対応していきましょう。

オールドランボルギーニのようにプレミアが期待できる商品以外は値引きしてでもサッサと売り切ってしまい、そのスペースを短期間で売れる農機に入れ替えることで利益を確保していくことができます。

中古農機販売(商談成立)の季節変動も考慮に入れて

上のグラフはトラクター、コンバイン、田植え機全体での販売日数でした。

農機には使う時期がありますので、月毎にそれぞれの農機での出品から販売までの日数を集計してみました。

出品から販売までの日数は、出品した月毎に違いがあることが分かります。

同じデータを基に、出品月ではなく販売された月毎の推移をみてみます。

農機具の種類・販売月毎に販売数を集計し、それぞれの平均との乖離をグラフ化しました。

上下のグラフを合わせて考えると、

2月:田植え機出品 ⇒ 2・3月商談成立

3月:コンバイン出品 ⇒ 3月商談成立

4月:トラクター出品 ⇒ 5月商談成立

4月:田植え機出品 ⇒ 4・5月商談成立

8月:コンバイン出品 ⇒ 8月・9月商談成立

10月:トラクター出品 ⇒ 10月・11月商談成立

のような流れを意識して商品の仕入・登録をしていくと在庫日数が短くなりそうです。

中古農機在庫日数を短くして商品の回転を良くする方法は?

まとめると、

以前からある商品より新しく登録された商品のほうが短期間で販売される(商談が成立する)傾向があります。

100日を超えると売れにくくなるので販売できる価格で売り切ってしまい、その後の商品の回転を良くして利益を取り戻しましょう。

また、商談成立可能性の高い時期に狙いを定めて仕入れることで商品の在庫日数を減らすことができます。

2月:田植え機出品 ⇒ 2・3月商談成立

3月:コンバイン出品 ⇒ 3月商談成立

4月:トラクター出品 ⇒ 5月商談成立

4月:田植え機出品 ⇒ 4・5月商談成立

8月:コンバイン出品 ⇒ 8月・9月商談成立

10月:トラクター出品 ⇒ 10月・11月商談成立

そうは言っても、「年中買取りの依頼が来るんだけど」という販売店さんもあるかと思います。

その場合は、売れる時期まで商品登録をしない(売れる時期に新着として登録する)というやり方もありますね。

<免責事項>
記事の内容は執筆者個人の見解であり、株式会社唐沢農機サービスの公式的な見解を示すものではありません。

ご不明な点がございましたら、ノウキナビコミュニケーションセンターまでご連絡下さい。
電話番号(フリーダイヤル) : 0120-555-071
※9:00-17:00(土日祝日除く)
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この記事を書いた人

家庭菜園を広めたい中年ITエンジニア。
自然農法を実践しているが、実になるものは鹿や狸にことごとく食われる始末。今年は里芋とジャガイモで勝負。

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